呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

「Bee's 3大協奏曲 2007」

2007-03-10 | コンサート・LIVE・演劇などの話

♪名曲は、やっぱり名曲だ!

お帰りっ!
もう生とり貝が入っているよ。やっぱりちょっと早いよね。
でも旨いものが早く食べられるんだったら、まあいいか。
ハイ、お銚子1本!


この前、Beeのコンサートに行ったよ。
今回は、ピアノトリオではなくて、それぞれがコンチェルトをやるんだ。
前にも話したけど、Beeというのは
ピアノの及川浩治、ヴァイオリンの石田泰尚、チェロの石川祐支のユニットだ。
若手イケメンのピアノトリオということで、老若女性には大人気だ。
東京芸術劇場がほぼ満席。
神奈フィルだけでは、こんなに入らないよなぁ。たいしたもんだ!

さて、肝心の演奏は・・・

1.石田泰尚:メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」
まず石田の登場だ。
石田が登場するなり、会場は軽くどよめく。
石田は、ソロのときは燕尾服なぞ着ないんだね。
上下黒だが、シャツには赤の花柄(?)の大きな刺繍がある。
最初のフレーズを聴いて「おぉ~、甘いぃ~!ロマンチック~!」と思ったけれど
単純に甘いだけではなかった。
生まれつきの才能と弛まなき努力に裏打ちされた超絶テクに
石田自身の持つ情熱が加味されて、とても「熱い」メンデルスゾーンだった。
演奏は体を屈めたり伸ばしたり、ヴァイオリンを立てたり横に振ったり縦横無尽。
それにしても石田はカッコイイ。
スタイルは抜群だし、服装だって色っぽいね。
今日は短めの金髪に同系色のメガネ、大きめのピアスを含めて
ヴァイオリンの色とコーディネイトされている。
オバサンが夢中になるのは、よく分かる。

石田コンマスのインタビューを見つけたよ。なかなか面白い・・・。
↑こちらをポッチ!

2.石川祐支:ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」
トリオでは一番若い石川のドヴォルザーク。
第1楽章の最初のうちは、ちょっと硬さを感じた。
チェロの音色も柔らかさに欠けているような・・・。
でも曲が進むにつれて、硬さもほぐれたようだ。
ドヴォルザークの曲って、スケールが大きくて広々とした感じするがする。
聴いていると、ゆったりとリラックスできるんだ。
第1楽章の後半ぐらいからは、石川の演奏も神奈フィルと溶け込んで
ホール全体を広大な草原に吹く春の風で満たしたような演奏だった。
小田和正似の石川、演奏後は観客だけでなく
神奈フィルメンバーにも一生懸命頭を下げていた。
う~ん、好青年だなぁ。
こころなしか、石田よりも拍手が大きかった気がする。

3.及川浩治:ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」
トリは最年長(といっても今年40歳)の及川のラフマニノフ。
及川の演奏を聴くのは2度目だ。やっぱり情熱的だねぇ。
石田の情熱とはまた違った、パワフルな情熱。
演奏中に立ち上がりそうなるし、最後なんてイスが転がりそうだった(?)。
ショパンコンクールで最優秀演奏賞を取るぐらいだから、テクも素晴らしいし
演奏のスケールも、とても大きい。
でももう少し力を抜いたり、優しさを込めるところなどがあってもいいよう・・・。
20代のパワーをそのままキープして突っ走っているような気がする。
40代にはそれなりの演奏があると思うので、これから更に期待できるよね。
(シロウトのベタな感想でスミマセン)

いずれも名演奏!マエストロ現田+神奈フィルも、黒子に徹していたけど
相変わらず弦の音質も素晴らしく、良くソリストを引き立てていた。
クラシックも、ポピュラーな曲はやっぱりいいね!
コメント (6)
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