先に「念想観とは何?」で書いた後の後日談である。
念想観について、諸兄は私の解釈で了解して頂いたのだろうか、いろいろな解釈がある中でスッキリしない人もおられるのではないかと思う。
あの後、普勧坐禅儀の本をネットで検索すると、なんと古本で値段がたったの1円送料350円というのが見つかった。
業者は「もったいない本舗」、本・CD等の中古品の買取、販売している業者だった。売れないし紙くずにするのももったいないということで1円で売りに出したのであろう。
本は西嶋和夫老師の著作、老師は在家の時に澤木興道老師の教えを受け、後に丹羽廉芳老師のもとで出家、嗣法した人である。
ドーゲン・サンガという坐禅の会を指導されていて私も一時期それに参加していたことがある。
講座のまとめ:一部紹介 http://gudoblog-j.blogspot.com/2006/06/blog-post_08.html
さて、西嶋老師は念想観について、どう言っているかというと、『「念」というのは、というのは、ごく普通に心の中に生まれてくる想念、「想」というのは、意識的に考えられた内容、「観」というのは体全体で感じられた内容』と、念・想・観と明確に分けて解釈されている。
年想観なんておかしな観があるわけないのである。
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