潮風に誘われて

立ち寄って頂き有難うございます。
趣味や特技、好きな分野のこと、毎日行っていることを綴っています。

栴檀の実

2012年02月26日 | 季節
吉井川堤防に自生しているセンダンの木に黄色い丸い実が重く垂れ下がるように
たわわに生っています。



遠くからみるとスズカケの実と間違えそうです。

春には薄紫の花をたくさん咲かせていましたが、秋に緑色から黄褐色の楕円形の
実が枝一面に目につくようになっていました。

冬になって葉がみんな落ちてしまっても、黄色い実は暫く落花せず数珠成りで
冬空に輝き目を引きます。



プックリしたのが だんだんシワシワになってくるらしいです。

木の回りにはには栴檀の実が沢山落果しています。
拾った実を潰してみましたが、匂いもありません。
まるで、蝋のような触感で,無味無臭、美味しくなさそうですが
脂肪分は多そうです。

栴檀の実は形がお数珠のような丸さと、色艶をしています。
栴檀(せんだん)とは千珠(せんたま)が訛って付いた名前だとも聞きます。




風もなく空気は鋭く冷たいですが、清々とした気分にさせてくれます。

ムクドリの好物でしょうか、その木の実を鳥がついばんでいました。

ムクドリが種を運ぶからでしょうか、あちこちに栴檀の幼木が自生しているのを
見ることがあります。

木材は家具や木魚とか下駄など建築や器具用に用いられて、実や樹皮は薬用に
利用されるそうなので雑木ではなく役に立つ木なんですね。