”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話

2013年11月06日 20時09分00秒 | Weblog

11月6日(水)曇時々晴

このところ毎日のように新たな食品偽装の会社が名乗りをあげ、社長が申し訳ありませんでしたと頭を下げているニュースを見てバカらしくなっています。どこの会社もやっていたことなのでしょうけど頭を下げれば良いと言うことでもないような気がします。偽装した企業もけしからん話ですが、ブランドに踊らされている我々の側にも問題がありそうです。本物も偽物もわからないクセにブランドを聞いただけで妙に納得してしまうおめでたさは我々日本人特有の性格なのでしょうか?ただ我々凡人は世間で評判になっているものに興味もあるし、食べてみなければわからない点では被害者にしかなりえません。
本物を追求してブランドを作り上げることはすばらしいことですが、作り上げられたブランドを悪用して人を騙す行為は詐欺と同じです。ただ今日はけしからんと責めるだけでなく我々自身を見て考えてみたいと思います。

実は僕にも失敗がたくさんあります。いずれもちょっと見栄を張って騙されたような感じになった点で自分にも責任はあるのですが・・・。最近の話では友人と行った旅先で近江牛ステーキを食べさせてくれる地元で有名な店を聞いて行った時のことです。メニューを見て比較的リーズナブルな近江牛ステーキを注文したのですが正直あまり美味しくなかったけど一応ブランドなので納得していました。ところが今回の偽装の話が出たところで、いっしょに行った友人もあの近江牛は美味しくなかったと思っていたことがわかり、お互いに偽装を疑ってしまいました。今回報道されているレストランとは違いますが、あの業界では当たり前に行われていることなのかもしれません。僕の経験したケースは本物だけどリーズナブルところに問題があったのか、偽物だったのかよくわかりませんが、ブランド踊らされた結果の失敗だったような気がします。多分多くの方が同じような経験をされているんじゃないでしょうか?そしてそれは経験しないことにはわからないと言う点では被害者なのです。プチブル的小市民が多い日本だから起こり得る問題なのかもしれません。我々が中途半端にリーズナブルにブランドを手に入れようとする少欲に供給側が答えようとしたことなのかもしれません。
そう言う意味でこの問題はもちろん騙す側の責任ではあるけれども、我々プチブル的小市民の問題でもあるような気がする。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする