西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

奈良女子大の「改組」・2014年4月より概要

2013-06-10 | 2005年4月以降(平女、高槻、学研都市等)
私は、奈良女子大を2005年3月に定年退職したので「縁」が切れて8年余となっている。が、たまたま名誉教授になったので、奈良女の基本広報は送って貰っている。また一応「入学式」や「卒業式・学位授与式」への列席案内も来るが、列席は迷惑だろうと思い、ほとんど行っていない。ただ、この4月は学長が変わって「生活環境学部長」だった今岡春樹さんがなったので、初式辞をする4月に、かっての同僚の的場輝佳さんと、かっての「式辞評論家」として出てみた。今後は、多分、出ることもまあ「ない」だろうと思っている。

さて、今度、総務・企画課から「2014年4月奈良女子大学は生まれ変わります!」というリーフレットが送られてきた。今岡春樹学長のあいさつ文もついている。

今回の改組の特徴は、文学部(入学定員160名)、理学部(入学定員175名)をそれぞれ150名と減らして、生活環境学部の入学定員を140名から170名に増やすことだ。

文学部の人間科学科スポーツ科学コースと理学部の情報科学科数理情報学講座生活環境学部に「新設」される心身健康学科と情報衣環境学科に移行させるものだ。

さて、どうなるだろうか。見守っていきたい。詳しくは、ホームページhttp://www.nara-wu.ac.jp/へ。写真は今岡春樹学長


今日は何の日?1959年6月10日

2013-06-10 | 住まい・建築と庭


ラジオで「今日は何の日?」を聞いていたら、”1959年6月10日は、上野の西洋美術館の開館日”と言っていた。設計は、ル・コルビュジェで、日本で唯一の作品ではないか。

私は、何度か行ったことがある。もう開館から54年もたったのだな。私は、当時、高校3年で、このニュースは全く覚えていない。しかし、建築学科を志望し、大学に入ってからル・コルビュジェのことも少しづづわかってきた。

そして、実際に行って見て色々気づいたこと、印象に残ったこともある。その一つが、ル・コルビュジェと言うと「打ち放しのコンクリート仕上げ」というイメージもあるが、この西洋美術館では、高知の桂浜の砂利(小石)を貼りつけている。やはり「日本という地方性」を活かしたのかな。


なお、6月10日は「時の記念日」、1969年6月10日には、「日本が西ドイツを抜いてGNP世界二位になった、と発表された」とのこと。現在、中国に抜かれて三位、歴史だな。

自然の「逆襲」ー中欧の大洪水などー

2013-06-08 | 色々な仮説や疑問
ニュースによると、中欧で大洪水が起こっているようだ。 いつもと違う気象変動によっているらしい。それも北極圏やその近くの気温が長期的に上がり気味であることによっているらしい。それは、地球上の人間活動によっている。

ニュース:http://t.topics.jp.msn.com/t/news/international/%e4%b8%ad%e6%ac%a7%e3%81%ae%e5%a4%a7%e6%b4%aa%e6%b0%b4%e3%80%81%e6%b8%a9%e6%9a%96%e5%8c%96%e3%81%a8%e5%9c%9f%e5%9c%b0%e5%88%a9%e7%94%a8%e3%81%8c%e8%83%8c%e6%99%af%e3%81%ab

日本でも、「氾濫原(遊水地)」のようなバッファ(緩衝空間)が必要なのに、都市化、住宅地化している。人口も密集化だ。東京がその極致である。

東京での大洪水、大地震のことを想像すると「身の毛もよだつ」!! 「自然の逆襲」は近いのか、それまでに分散化が絶対に必要だ。

10年で国民総所得一人当たり150万円アップだって-

2013-06-06 | 時論、雑感
安倍首相は、「アベノミックス第三の矢」として「成長戦略」を発表した。が、陳腐で予想範囲内だったので、株では「失望売り」が出て東証518円安となった。

『朝日』によると、「1人あたりの国民総所得(12年度は384万5千円)を年3%超伸ばし、10年後に150万円以上増やすという目標を打ち出している。 ただ、最近の国民総所得は1997年度の419万円を頂点に下降傾向。目標達成には10年後に530万円を上回らなくてはならないという高いハードルだ。」

どういう方法でそうなるのか、成長産業で働く人々の所得は、あるいは上がるかもしれない。だけど、安倍さんの目標は全国民に対して言っているので、未だ働いていない人たちも、退職して年金しかない人たちも含めてのことなのだ。

私は、その年金生活者だが、10年で150万円も年金が上がるとは言いがたい。だとすると「言いっぱなし」「絵に描いた餅」と考えざるを得ない。

日本サッカ-W杯の出場決めるも・・・。

2013-06-05 | 時論、雑感
サッカ-W杯日本代表が昨日オーストラリア代表に対して1-1で引き分け、これまでの戦績から来年のサッカ-W杯ブラジル大会出場をいち早く決めた。

しかし、戦い方に不満が残る。まあ普通なら3-1位で勝てた筈なのに・・・、本田は最後にPKを決めたが、それまでのシュートやフリーキックで1,2点入れていてもおかしくない。

香川も長友も遠藤も1点取れていた。最後のコースや強さがきちんとやれていたら・・・。欲求不満になった。

上記の選手達は、世界のトップを狙う、と言っているが、昨日のような状況だと「難しい」かな。フェデレーションカップよく見ていこう。

桑田真澄さん東大野球部投手特別コーチ

2013-06-04 | 時論、雑感
昨日「クローズアップ現代」に桑田真澄さんが、東大野球部投手特別コーチとして出ていた。

・体力を集中的に使って練習する。(とにかく長く強く練習するのはまずい)
・管理野球ではなく自分の頭で考える野球。(東大野球部は、頭使うの、「得意」の筈だが・・・)

・投手としては、外角低めにコントロールする練習(10球中8球、で「合格」)

春シーズンは東京六大学戦では、まだ一勝もできなかったが、秋が期待できそう。京大も関西学生野球の「どん尻」だがどうなるだろうか。

2005年の私の詩歌より…この道や 旅人一人 春の朝  市路

2013-06-03 | 生活・空間・芸術と俳句・川柳・短歌・詩
もう8年ほど前になるが、2005年(平成17年)3月に奈良女子大学を定年(63歳)退職したが、その際『学園便り』に800字で「現役最後の言葉」を書け、とのこと。
ならば、と短詩形の俳句、短歌らしきもので書くことにした。思いを短く書くことで余韻を持たせ、それらをオーバーラップさせて全体像を示唆できればいいな、と考えたからだが、うまくいったかどうかは別問題である。

(まちづくり575)アスファルト、車、超高層の四季

・アスファルト 切れ目に芽吹く 命かな /・真夏日に ミミズ哀れや アスファルト /・アスファルト 落ち葉の行き場 悲しけり /・初雪や 玄き(くろき)足跡 アスファルト

・新車乗り 新入社員の クラクション /・置き去られ 赤子無念や 夏シート /・車屋根 落ち葉右手で さっと掃き /・冬の朝 アイドリングで 目を覚まし

・超高層 春の香りも 知らざりき /・エアコンで 超高層に 夏はなし /・ニューヨーク 超高層の 秋悲し /・超高層 下り立ち吹雪に 驚きぬ

(川柳)・水炊きや 向こうに沈む 炊いた肉  (注:炊いた肉=タイタニック号)

(まちづくり57577)

・仲や良し 向こう三軒 両隣 心通わせ まちづくりする /・町衆に 力の源 貰いける 家造る人 まち造る人 /・世代前 ニュータウンの 核家族 今老夫婦にて 孫を待つなり

・苦も楽も 涙も笑いも 皆ありて 出来上がりゆく コーポラティブのまち /・いにしえの 奈良・長安の まち行き来 思い起こしつ 今また盛ん /

・壊されし 震災のまち なお癒えず としあらたむる毎 心痛めり

(狂歌)・町人(まちびと)に 待ち人ありと 御籤(みくじ)言う いそいそ出かけ 鮑(あわび)なりけり  (注:磯の鮑の片想い)


どうでしょうか。


植物(特に樹木)の観察、考察

2013-06-01 | 思いつきから仮説へ
最近、facebookで「グリーン(主に樹木をイメージ)のエピソード」というシリーズを書いている。
で、一般に植物は、動物が動き回るのに対して、特に樹木は、どっしりとして「動かない」感じでとらえられているが…。勿論、土の下の根の位置は、根が成長する(動いている)し、地上の枝葉も成長して(動いて)いる。とは言え、日々の単位では、ほぼ「動かない」ととらえられる。

しかし、良く観察すれば、土より上の部分、枝や葉の部分は、日々、風によって揺らいでいる。逆にその「揺らぎ」によって、風や空気を感じることができる。「千の風」も枝葉の揺らぎで感じるのではないか。だとすると、そういう揺らぎは、「枝葉末節」ではないのではないか、と思う。