西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

10年で国民総所得一人当たり150万円アップだって-

2013-06-06 | 時論、雑感
安倍首相は、「アベノミックス第三の矢」として「成長戦略」を発表した。が、陳腐で予想範囲内だったので、株では「失望売り」が出て東証518円安となった。

『朝日』によると、「1人あたりの国民総所得(12年度は384万5千円)を年3%超伸ばし、10年後に150万円以上増やすという目標を打ち出している。 ただ、最近の国民総所得は1997年度の419万円を頂点に下降傾向。目標達成には10年後に530万円を上回らなくてはならないという高いハードルだ。」

どういう方法でそうなるのか、成長産業で働く人々の所得は、あるいは上がるかもしれない。だけど、安倍さんの目標は全国民に対して言っているので、未だ働いていない人たちも、退職して年金しかない人たちも含めてのことなのだ。

私は、その年金生活者だが、10年で150万円も年金が上がるとは言いがたい。だとすると「言いっぱなし」「絵に描いた餅」と考えざるを得ない。