西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

奈良女子大学の四つの基本理念

2009-01-15 | 奈良・精華町の思い出(教授時代)関連続き
今年、奈良女子大学は、奈良女子高等師範学校設立から数えて100周年を迎える。

私は32歳から定年の63歳まで31年間勤めたので、百年のほぼ三分の一を過ごした勘定だ。その自分史は別に書いておく必要があるかもしれない。

先日、奈良女子大に行って、今度三月に満期(6年間)勤めて退任する久米健次学長と駄弁っていて、久米さんが「四つの基本理念をまとめたのは西村さん」と言うものだから「そういえばそうだったな」と思いだした。

その基本理念は次の如し:
 理念1 男女共同参画社会をリードする人材の育成
 ―女性の能力発現をはかり情報発信する大学へ―
 理念2 教養教育、基礎教育の充実と専門教育の高度化
 理念3 高度な基礎研究と学際研究の追究
 理念4 開かれた大学
 ―国際交流の推進と地域・社会への貢献―

丹羽雅子学長時代、久米さんと私は初代副学長を勤めていて、たまたま私が理念を作る委員会のまとめ役をやったのである。奈良女子大学時代に微力を尽くした一例である。こういう理念を国立大学で作った初めの頃であった。


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1 コメント

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共感 (通りすがりの者)
2009-01-16 22:06:48
日本の大学には、こういった意味での基本理念を文章化しているところが少ない中で、ご立派だと思います。

海外のちゃんとした大学では、必ず、こういった意味での
1)ビジョン、
2)ミッション、そして
3)ストラテジー、
が必ず、書かれていると思います。さて、日本ではどうでしょうか?
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