西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

高所平気症と住宅の高さ

2009-02-19 | 地域居住学
最近、高層、超高層の住棟のベランダなどから転落する幼子が目立つ。http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/eb1da7272b33f7639e64477c4e66d1b0

生まれてからづっと高層、超高層で育つと、私のような「高所恐怖症」ならぬ「高所平気症」になるらしい。今朝のNHKTVでも、どうしたら良いかをやっていた。(対症療法である)・ベランダに足場になるような物は置かない。・洗濯物干しは手すりから離す。・常日頃、地べたの遊び場で遊ばせて高いところは恐いと体にしみ込ませる・・・。

まあ、しかし、高層や超高層をなくすことが根本的解決策だ。幸い、私の住む「けいはんな学研都市」域には高層、超高層は殆どない。

中層(4,5階)までは、落ちても「死」までは至らぬ場合が多い。勿論、地べたの条件(柔らかい草や土の状態、硬い煉瓦やアスファルトは拙い)にもよる。人類の過去に過ごしてきた環境に留意し(虫が飛んできて、花の香が匂い、外行く人の顔がはっきり見える範囲が元もとの環境)、低層と中層を上手く混ぜた居住地造りが良いのではないだろうか。(近所の韓国や中国の超高層目指しは拙いなあ、ヨーロッパは転換しているのに・・・)

過去の「超高層住宅」記事:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/58eff9c143f6a537d183ec2bb56e6c1c