西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

初代若乃花死す、享年82歳

2010-09-02 | 諸先生・諸先輩・同輩・諸後輩の思い出
昨日、初代若乃花が亡くなった、82歳だった。相撲取りとしては長命だったかもしれない。

私は戦後に小学生、中学生、高校生をしたので大相撲はラジオで聞き、黒白テレビで見てきた。ラジオ時代は、羽黒山、吉葉山、照国、千代の山、鏡里などの横綱が先ず思い浮かぶ。

その後が、栃若時代(栃錦・若乃花時代)ではなかったか。若干、栃錦が年上かな。私は栃錦の大のファンだった。関脇までは、技能賞は大抵栃錦だったのではないか。大関になってからは関脇・若乃花が技能賞で、両者とも「小兵」で技能派だった。

ただ、若乃花の方が腕力が強い感じで「呼び戻し」という大技が得意技だったのではないか。栃若対戦で想い出に残るのは1960年(昭和35年)3月20日の春場所千秋楽、全勝同士での対戦だ。

両者がっぷりでゆずらず、結局、力で若乃花が「寄りきり」、全勝優勝を飾った。若乃花31歳絶頂期に近い。私は高校3年(18歳)、家で留守番しながら白黒テレビで観戦していた。

その時に、金沢の家に電報が来た。待っていたものでもある。「大学(京大)合格通知」であった。今年は駄目か、と思っていたので嬉しかったのと、栃錦が負けて残念と言う気分が交じり合っていた。

「大学合格」については、押さえ押さえて、家族全員(祖母、母、妹、私)が揃ったところで「もったいぶって」発表したことを栃若対戦と共に何時も思い出していた。もうそういうこともなくなる。当日を知っているのは私と妹だけになった。少しさみしい感じだ。

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