西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

国立がんセンター名誉総長 垣添忠生さん奥さんをがんで亡くす

2012-04-24 | 食物栄養・健康・医療・農業・教育
今朝の早朝、ラジオ深夜便で、国立がんセンター名誉総長 垣添忠生さん奥さんをがんで亡くした話を聞いた。日本のがん治療のトップ機関のトップの奥さんでも、そこの治療で助からなかったのだ。

聞いていると、いわゆるがん対処療法の三大やりかたー手術、放射線、抗がん剤ーを全てやっている。にもかかわらず、助からなかった。こういうやり方は転換していくべきではないのか。

こうなったら『大往生したけりゃ医療とかかわるな』(幻冬舎刊)でいって、「がん」を治療しないか、近藤 誠さん(慶應義塾大学医学部講師)のように『がん放置療法のすすめ』(文春新書)でいくしかないかもしれない。

しかし、垣添さんの話で一つ共感したのは、奥さんを死ぬ間際に自宅に連れ帰って、そこで最期をすごしたことである。奥さんは平成7年の12月31日に亡くなったのだが、最後にガバッと起きて垣添さんの手を握ったという。「有難う」ということだ。いやー最期はそうありたいと私も思った。

今日の番組で話の後半がある。どうなるかな。

貝原益軒(江戸)、幸田露伴(明治)を読み込もう

2012-04-24 | 食物栄養・健康・医療・農業・教育
日本の先人から色々学ぶことが出来るが、健康や生活のありかたについて、私は江戸時代初期の儒学者・貝原益軒(『養生訓』など)、明治末期の文学者・幸田露伴(『努力論』など)をあげておきたい。

まあ松尾芭蕉と夏目漱石をあげないところがミソである。

貝原益軒は、単に「養生」についての経験を体系化しただけではなく、『楽論』など生活そのものの楽しみの意味についても深く多様に語っている。

幸田露伴は、娘に床の拭き方などを教え、家事についても一家言を持っていた。

二人とも伸び伸びした自在な生活を理想とし、自らも実践していた。

じっくりと読み込んでいきたい。皆さんも付き合って下さいね。