西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

考古学者・吉村作治さんの話(隠居大学)

2012-04-30 | 歴史とのつながり、歴史の面白さ
コラムニスト 天野祐吉さんが司会のラジオ深夜便の隠居大学で、エジプト考古学者・吉村作治さん(早稲田大学名誉教授、69歳)の話を聞いた。縦横無尽で面白かった。

吉村さんの理想の最期は、映画監督のそれに似ている。エジプトで発掘調査の監督にあたり、あつい太陽光を避け、帽子を被り、椅子に座っている。

午後の部に入る頃、弟子が「先生、始めます」と言いに来た時、ころっと椅子に座ったまま亡くなっている、それが理想という。

そうだな、最期は七転八倒するより静かに過ごしたい。出来れば身近な人達に「有難う、さようなら」と言いたいな。

吉村さんは昔イスラム教に改宗してエジプト人と結婚し息子も作ったようだが、エジプトで住むと言う約束が守れず離婚、その後、恋愛はするが独身を貫いたとのことだ。

そう言えば、吉村さんが鬚(ひげ)を蓄えているのは、イスラム教徒のせいなのだな。