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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

2215 ・世界の真ん中で孤立化するアベノニッポン

2015-01-16 09:56:04 | 政治

お早うございます。
生き生き箕面通信2215(150116)をお届けします。

・世界の真ん中で孤立化するアベノニッポン

 安倍晋三という日本の首相は、4月末からの大型連休中にアメリカのオバマ大統領と会談しようと日程調整を進めているそうです。

 この男の野心は、長期政権を実現して「大勲位」と呼ばれるようにすること。そして、首相退任後も政界の陰の最高実力者として隠然たる影響力を行使し、日本の真ん中で咲き誇りたい。そんなところでしょう。

 そのためには、アメリカの後ろ盾をしっかり固めておきたい。そんなチンケな野望を秘めた訪米計画といえます。

 その際は、当然のことながらお土産が必要です。当初のもくろみは、沖縄の知事選で仲井間氏を当選させ、辺野古基地の実現を手土産にするハラだったと思われます。しかし、その筋書きが狂ったため、今度は「TPP(環太平洋経済連携協定)交渉妥結」を携えるのでしょうか。つまり、ニッポン売り渡しです。

 しかし、オバマ氏は、安倍という男を毛嫌いしています。第一の理由は、ウソつき男だから、いつ前言をひるがえすか警戒が欠かせないという不信感です。最も警戒されているのは、「アベは、第2次大戦後に確定している戦後秩序の歴史をひっくりっ返そうとしている」という点です。

 とくに、バイデン副大統領がわざわざ、「靖国参拝はよく考えるべきですよ」と助言したにもかかわらず、それをあっさり無視して参拝に踏み切った。この靖国参拝は、極東裁判を認めないという意思表示と映り、日本の動静が疑わしい目で見られるようになってきています。

 いまや、「安倍=歴史修正主義者」という等式は世界中の指導者の頭に刷り込まれつつあります。

 だから、アベチンがいつらしっぽを振ってなついている振りをしても、一向に信用されない。アメリカからは「アベとは一定の距離が必要だ」と、むしろ突き放されているのが実態といえます。

 周辺諸国との隔絶は、目に余る。中国とはご存知の通り。韓国とも。この両国とは、尖閣諸島あるいは竹島という引くに引けない領土問題があり、対立の構図は解きほぐせない。

 領土問題でいえば、ロシアとの北方四島問題もしこったままです。領土問題では、中国、ロシア、韓国の3か国が共同歩調で、「日本包囲網」を形成する動きもあるそうです。

 気がつけば、周りの国々からはすべて胡散臭い目で見られている。これが日本という国が置かれている21世紀の現実です。

 アベチンは「世界の真ん中で咲きれ」などと、戯(ざ)れ言をおわしゃりますが、お戯(たわむ)れもいい加減になさいませ、ですよね。

 かなわないのは、私たち国民が、アベチンのお戯れの道連れにされることです。かつて、「孤立化も辞さない」などとタンカを切って国際連盟を脱退したあと、日本がたどった運命はご存じの通りです。

 日本は、その悲惨な体験を二度度繰り返さないと誓い、憲法9条のもとで70年間という異例の長期にわたって平和を維持できたのですよね。

 「世界と共に平和の花を咲かせよう」なら歓迎ですが、「世界の真ん中で孤立化しよう」はごめんです。アベチン政治は、国民を不幸に導くこと間違いなしと言い切れます。