おはようございます。
生き生き箕面通信1787(131113)をお届けします。
・アメリカのイスラエル離れ?
「勝手にしろ」と、怒りをあらわにするイスラエルの闘う首相ネタニヤフ氏。怒りをぶつけられた相手はアメリカの国務長官ケリ―氏。こんな気まずいやりとりがイスラエルのベングリオン空港であったと、本日11月13日の朝日新聞朝刊(11面)が伝えました。
これまで、国際舞台では「何があってもイスラエル」と、”イスラエル命”ともいえる動きを見せていたアメリカが、オバマ大統領になってから明らかにイスラエル離れの兆候を見せています。さしものイスラエル・マネーを大量にブチ込むロビー活動に限界が出始めたのか、イスラエルは焦っているようです。
イランの核開発が進みいよいよ核兵器を持つところまで近づいてきたとみられるため、イスラエルの焦りは頂点に達しています。できれば今日にも空爆してイランの核開発の拠点をつぶしたい。
ところが、スイス・ジュネーブで始まったイランをめぐる核協議は、イスラエルの目には「許せないゆるフン」協議と映っているようです。ケリ―長官が途中立ち寄っベングリオン空港では、ネタニヤフ首相がケリ―氏を一室に待たせたまま記者会見し、イラン制裁の緩和の動きに「ひどい取引だ」と批判。
そんあとケリ―氏から握手を求めたのにも、ネタニヤフ氏は拒否。核協議の進行方法について意見を求めると、冒頭の「勝手にしたらいい」と、ぶっきらぼうだったとか。
こうした内幕は、朝日によると、「イスラエル軍放送が11日に伝えた」としています。
以前、この箕面通信で「ケリ―氏がネタニヤフ氏に殴られたとのネットでの情報を、目にくまどりのある写真付きで再掲したことがありましたが、今回の一件で見ても、ケリ―氏はネタニヤフ氏の子分のような扱いです。
ジュネーブ会議でのイラン制裁緩和となれば、イスラエルはどう動くのでしょうか。イスラエル単独でイラン空爆に踏み切るのでしょうか。そうなると、イスラエル・イランの戦争だけにとどまらず、さまざまな利害が錯綜して戦火が拡大、それは想定外の広がりをみせるかもしれない。この機会に世界人口の縮減を画策する勢力もうごめきだすかもしれませんしね。
*本日もパソコンの調子が悪く、スムーズに送信できませんでした。