おはようございます。
生き生き箕面通信1785(131111)をお届けします。
・「辺野古が好き」と、基地ストーカーの安倍首相。普天間移設は「海外」しかないはずだが――
辺野古米軍基地の新設を拒否するのか、それとも認めるのか、そのカギを握る名護市長選挙は来年1月19日。あと2か月あまりに近づきました。
基地建設派は、二人が立候補したため、分裂選挙で一見、不利になったかのような様相を見せています。前名護市副市長で自民党現職県議の末松文信氏(65)と、前名護市長の島袋吉和氏(67)です。
しかし、島袋氏立候補の本当の狙いは自分の生活保障や身の振り方で、有利な条件を引き出すための”ゲリラ立候補”という見方が有力です。つまり、投票が近づいてくると、末松陣営から提示される条件によって立候補を取り下げるという見方です。市長選挙が個人の身の振り方の取り引き材料に利用されるという情けない状況のようです。
だから、現職の稲嶺進市長(68)が必ずしも有利とは限らない。稲嶺氏は前回、「新しい基地は造らせない」ことを明確に打ち出し、見事に当選を果たしました。名護の有権者が自分たちの地域に戦争のための基地は造らせないという高い見識を示し、しっかりした選択をした結果でした。
名護市長選挙を現地取材した「週刊金曜日」(11月8日号)は、「官邸サイドはタイミングを見計らって介入し、末松氏に辺野古移設を飲ませるのではないか」と、安倍政権の執念を記しています。なんとしても「辺野古で米軍基地」を新設しようとする安倍政権の執念は、まるで基地ストーカーです。
安倍政権は、末松氏に「辺野古への移設」を確約させ、それで当選すれば、イコール「地元の民意」という理屈で、ごり押しできるというシナリオです。だから、選挙戦ともなれば、人、モノ、カネを大量にブチ込んで、徹底的に利益誘導し、「勝つ」という作戦だというのです。
その選挙前に、仲井真知事から、「辺野古埋め立ての了承」を取りつけておく。つまり、年内にも埋め立て許可を取り付ける。場合によっては、知事から埋め立て許可の権限を取り上げ、官邸が埋め立ての許可を出す「奥の手」も使う。だから、本土にいる私たちは、官邸主導の年内の埋め立て許可をなんとか阻止しなければならないのですが……。
とはいえ、本筋はやはり、市長選挙。今一度、稲峰市長にできるだけ多くの票を集め、なんとか再選を果たしていただきたい。私にできることはせいぜい声援をおくることぐらいに限られていますが、沖縄の方々、名護市の有権者の皆様、お願いします。稲峰さんの再選のために、最後まで努力していただけますように!
*パソコンの調子が悪く、配信が遅くなってしまいました。