おはようございます。
生き生き箕面通信1735(130922)をお届けします。
・小沢一郎氏のオリーブの木構想は、「新党結成」へ転換
安倍首相によって、日本という国がうさんくさい国に急速に変貌させられつつあります。このうさんくさい国は、いずれ東アジアに大きな厄災をもたらす存在として歴史を繰り返すことになるのでしょうか。
子どもたち、孫たち、もっと先のこれから日本という領域で生まれ育ち生きていく人々のため、現在目立ってきたうさんくさい流れを、何んとかして方向転換させなければという思いが日々、強くなっています。自公という巨大政治勢力に対抗できる力強い流れを生み出す必要が、喫緊の課題だと思うのです。
小沢一郎氏が昨日9月21日に、改めて「政界再編」へ強い決意をみせました。テレビ大阪の昼の番組「ニュース新書」で、田勢康弘氏のインタビューに答え、野党再編は「既存政党同士がくっつくのではなく、新しい受け皿を作ることになる」と話しました。
つまり、既存政党の合従連衡ではなく、政策を中心に志を同じくする勢力が一つの旗の下に結集しようとする構想です。既存政党の連携では基盤が弱く、今必要とされる政治課題を強力に進めていくには、やはり新しい政党が必要だということのようです。いわゆる「オリーブの木」は断念し、新党結成をめざすという意志表示と受け取れます。
田勢氏は、日経新聞の論説副主幹まで務めましたが、日経出身としては珍しく(失礼!)まともなジャーリストの地位を確立し認めさせる実力を発揮してきました。今年初めの同じ番組での小沢インタビューに続き、今回はその続報という意味合いを兼ねたもので、田勢氏が「政界再編の目」として小沢氏をウォッチし続けていることをうかがわせます。
田勢氏は日経時代には、黒河小太郎のペンネームで政界再編の政治小説を書き、政治の流れをぴったり当ててきた多くの実績などで、政治評論家として信用を得ています。
小沢氏は、新党結成の時期を、「来年4月の消費税引き上げ後」と考えているようです。来年4月に消費税が引き上げられると、私たち庶民の日常生活にさまざまな悪影響が出てきます。それが現実に現れると、アベ・マジックに目くらましを食らっていた人々も、ようやく目が覚める。政治の潮流を変えるのは、この時期。これからの半年間は、表でも、水面下も様々な働きかけを行う。
もちろん、民主党のまともな人たちにも働きかけるでしょう。場合によっては、現政権下の人々で心ある人とは一緒に政治改革、日本の洗濯を進めようと呼びかける。
世界に貢献できる日本、胸を張って子どもたちに引き継げる日本をつくるため、これまで政治へのかかわりを嫌っていた人々も、勇気を出して一歩踏み出しましょう。