おはようございます。
生き生き箕面通信1714(130901)をおとどけします。
・オバマ大統領がついにシリア攻撃を決意―-戦争をやめられない国・アメリカ
オバマ大統領が昨日8月31日(日本時間本日9月1日早朝)、ホワイトハウスの前庭で世界に向けた演説を行い、「シリア攻撃の決意をした」と、ついに宣言しました。まったくアメリカという国は!。「戦争をし続けなければならない」という宿痾(しゅくあ)から脱することのできない好戦重病国です。
オバマさんは、大統領になる前の上院議員時代は一貫して「戦争反対」でした。ところが、大統領のポストに就くと、産軍複合体からの圧力に抗しきれず、戦争を仕掛ける。もともと産軍複合体から巨額の資金を献金されているから、ムリもありません。
攻撃決意は、シリアが化学兵器(毒ガス)を使ったかどうか、使われたとしても反政府軍が政府軍が使ったように見せかける策略だったかもしれないという、疑惑を残したままにです。
大量破壊兵器が結局なかったイラクへ、「大量破壊兵器を持っており、アメリカの脅威、世界の脅威」という理屈をでっちあげて、戦争を仕掛けたときと同じように、ただ戦争さえ始められればいいのです。性懲りもない、お粗末な国、アメリカ。
戦争へかける熱意を、アメリカが平和的な解決の努力へ向けていればどうでしょう。世界の風景は様変わりのはずです。
アメリカは財政がピンチ。だから、新たに戦争をする余裕などない。それでも、「限定的」という形を取ってまでも、あくまで戦争を仕掛ける。ますますアメリカの財政は破綻が加速します。
しかし、アメリカの産軍複合体は、無人攻撃機を飛ばして遠隔操作での戦争を試してみたいようです。無人機による攻撃でどれほど戦果を上げることができるか、実戦でさらに大がかりにテストしてみたいようです。国の財政破たんなど、知ったことか、です。
心配なのは、周辺アラブ国が、たとえばイスラエルを報復攻撃するなど、戦火が広がらないか。大規模な中東戦争へ拡大しないか。
ショックドクトリンという、大参事を引き起こしておいて大衆の頭が混乱し、思考停止している間に大きな課題を強行解決する手法へ行くかもしれない。日本は大規模にアメリカの紙切れである米国債を押しつけられる可能性もないわけではありません。