カルテ番号 か・16(13)
更に陽水は因果について話した。
「原因がどこまでも遡れるように、結果もまた結論がつけられません。
一つの結果は次に繋がるから、どこかで仮に区切って果とするわけですから、あくまでも仮の結果でしかないのです」
片倉信吾は因果という概念を上辺だけで使っていたと知った。
なるほど、因果は単純に使える言葉ではなかった。
事には原因があり、その結果がある、などというのは浅はかな言葉だったのだ。
「病をキッカケとして健康になるのは、よくある事です。
病をキッカケとして家族が一つのまとまる事もよくあります。
他人に優しくなったり、人生を真剣に生きようとする事もよくあります。
だから、病の因も果も一つの変化でしかありませんし、因果に意味はありません。
それらの変化をどう活かすか、それだけが重要になります」
陽水の話は非常に解り易かった。
「実は、時に縛られない因果もあるようです」
片倉信吾は尋ねた。
「時に縛られない、とはどういう意味ですか?」
「未来に原因があり、過去、あるいは現在に結果があるということです」
更に解らなくなった。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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