カルテ番号 こ・2(2)
手間は幾らでも増やせるが、農業は一人では無理な時期がある。
一斉に作業をしなくてはならない時期は、手伝いの人数がいる。
特に実がなってからは、冬になるまで手伝いがいる。
リンゴ園としてお客の対応から問屋への出荷作業がある。
一番忙しいときでもあるし、現金が入ってくるときでもある。
サラリーマンのように毎月給料があるわけではなく、ほとんどの月は出費だけだ。
労力と収入を考えたら誰もしない。
農業には、いや、農業だけでなく漁師や職人も同じく収入だけで働いていない。
収入金額で仕事をするサラリーマンは異端なのだが、その異端が主流の時代だ。
仕事が面白い、幸せだ、と感じるのが未来を作り出すことなのだが、どうやらこの国の未来は期待できそうにない。
農業に生き甲斐と幸せを感じるようになった小泉武雄に、ある日違和感があった。
呼吸が重い。
苦しいほどではないが、空気の重さを感じる。
作業に夢中になるとわからないが、一休みすると感じる。
そして、食事が疲れるように感じるのだ。
何か、変だ。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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