第十四章(8)
遠離一切顛倒夢想 究竟涅槃
ここでも「一切」が挿入されている。
どうやらゲンちゃんが勝手に入れたらしい。
原文には「一切」は使われてないらしい。
ならば、特に言いたい部分なんだろうな。
「涅槃の解釈を間違うなよ」
ゲンちゃんは優しいイタズラ坊主だ。
ワナを仕掛けたけど、注意書きもしておいた。
なのに「一切」を単なる強調語と訳してしまう。
頭のいい人達って、素直じゃ無ぇなぁ・・・。
「夢も空想も無い事(転倒)は、全て(一)幻(切)だ。
そんな心とは、おさらばすれば(遠離)いいさ。
そうすれば、生きているだけで涅槃ってもんだ
夢や空想や希望があるから、生きていけるんだぜ」
どうでぇ。
この訳の方がマシってもんだろ。
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。)