足三里は、すねの外側で、ひざ下から指3本分ほどの位置にあるツボ【注】だ。この部分を、ふくらはぎを親指や中指でつかむようにして強く押す。痛みを感じるツボで、じっくりもみほぐしてもいい。ツボ押しの本では「疲れやだるさ、胃腸障害、慢性腰痛、慢性鼻炎などによい」とよく書かれている。
「つれづれなるままに・・・・」で始まる有名な平安時代の随筆集「徒然草」(吉田兼好)には、「四十以後の人、身に灸を加へて三里を焼かざれば、上気の事あり」と書かれている。
「四十歳を過ぎたら、体にお灸をし、足の三里にもすえておかないと、のぼせが起こりやすい」というのだ。
江戸時代、三河の国に先祖代々長生きで知られた「万平」という一家がいたという。ある時、徳川家斉に謁見し、長寿の秘密を聞かれ「両足の三里に灸するのみ」と答えたのだとか。江戸時代の書物によれば、万平242歳、妻のたく221歳、子は196歳、孫は151歳・・・・。話半分と考えても驚くべき長寿だ。
【注】
「【南雲つぐみ】二の腕のたるみ対策のツボ ~「臂臑」と「肱中」~」
「【南雲つぐみ】急な歯痛への対応 ~歯痛に効くツボ~」
「【南雲つぐみ】ツボで眠気覚まし ~太衡、井穴~」
「【南雲つぐみ】会合のツボ ~頭痛、歯痛、目の充血、耳鳴り、風邪のひき始めの喉~」
「【南雲つぐみ】頭痛にツボ押し ~疲れ、イライラの改善、ストレス解消~」
「【南雲つぐみ】目の疲れ取り ~目の負担を和らげるとされるツボ~」
「【南雲つぐみ】二日酔いへの対策 ~手のツボ~」
「【南雲つぐみ】肩凝りに肩井のツボ」
「【南雲つぐみ】WHOが認めた耳のツボ ~耳鳴りの東洋医学療法~」
□南雲つぐみ(医学ライター)「足三里のツボ ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年3月19日)を引用
「つれづれなるままに・・・・」で始まる有名な平安時代の随筆集「徒然草」(吉田兼好)には、「四十以後の人、身に灸を加へて三里を焼かざれば、上気の事あり」と書かれている。
「四十歳を過ぎたら、体にお灸をし、足の三里にもすえておかないと、のぼせが起こりやすい」というのだ。
江戸時代、三河の国に先祖代々長生きで知られた「万平」という一家がいたという。ある時、徳川家斉に謁見し、長寿の秘密を聞かれ「両足の三里に灸するのみ」と答えたのだとか。江戸時代の書物によれば、万平242歳、妻のたく221歳、子は196歳、孫は151歳・・・・。話半分と考えても驚くべき長寿だ。
【注】
「【南雲つぐみ】二の腕のたるみ対策のツボ ~「臂臑」と「肱中」~」
「【南雲つぐみ】急な歯痛への対応 ~歯痛に効くツボ~」
「【南雲つぐみ】ツボで眠気覚まし ~太衡、井穴~」
「【南雲つぐみ】会合のツボ ~頭痛、歯痛、目の充血、耳鳴り、風邪のひき始めの喉~」
「【南雲つぐみ】頭痛にツボ押し ~疲れ、イライラの改善、ストレス解消~」
「【南雲つぐみ】目の疲れ取り ~目の負担を和らげるとされるツボ~」
「【南雲つぐみ】二日酔いへの対策 ~手のツボ~」
「【南雲つぐみ】肩凝りに肩井のツボ」
「【南雲つぐみ】WHOが認めた耳のツボ ~耳鳴りの東洋医学療法~」
□南雲つぐみ(医学ライター)「足三里のツボ ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年3月19日)を引用