語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】胃薬で治すドライアイ

2018年04月05日 | 医療・保健・福祉・介護
 「新聞の文字がチラチラして見えにくい」「まぶしくて、目がすぐに疲れる」という目の不調に悩まされていたKさん(35)。疲労用の目薬を使っても良くならず、眼鏡店で視力を測ってもらっても、視力は1.2と低下していなかった。
 いくつかの眼科で受診し、ようやくドライアイだとわかったという。眼科専門医の石岡みさき医師(みさき眼科クリニック・東京)は、「ドライアイは、目の表面を覆っている涙の層が不安定になるため光が乱反射して見えにくくなる。目の乾きよりも疲れ目の症状を感じる人が多い」という。
 Aさんは点眼薬「ムコスタ」を処方されると徐々に見えにくさが和らぎ、目の疲れを感じにくくなったそうだ。「ムコスタ」はもともと胃薬の名前で、胃粘膜を保護するムチンを増やして、胃潰瘍や胃炎を治療するそうだ。目の粘膜にも同じように作用し、ドライアイを改善するという。同様の効果の点眼薬に「ジクアス」がある。
 「どちらも、2週間から1カ月間きちんと点眼を続けることで効果の出てくる人が多い」(石岡医師)とのことだ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「胃薬から目薬 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年7月16日)を引用

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