語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】牛乳豆腐

2019年03月11日 | 医療・保健・福祉・介護
 500ミリリットルの牛乳から茶碗半分ほどの牛乳豆腐ができる。作り方は、まず牛乳を鍋に入れ、沸騰しないよう温める。60度ぐらいになったらごく弱火にして、かきまぜながら酢、またはレモン汁を大さじ2杯半、少しずつ回し入れる。水分と乳成分が分離して塊ができ始めたら、火を止める。ザルにあけて、よく水分をこしたらできあがり。
 わさびじょうゆで食べてもいいし、カッテージチーズとしてサラダに入れてもいい。ジャムを乗せてデザートにしてもおいしい。
 牛乳豆腐はもともと酪農家が、牛乳造りに使わない初乳(分娩後数日間に分泌される乳汁)を使って作っているものだ。初乳は子牛にとって重要な免疫物質やビタミン類などを含み、それ以降の乳とは濃度も成分も異なる。食品衛生法では、分娩後5日間以内の乳の出荷を禁じている。
 子牛がたっぷり飲んだ後の初乳を搾り、低温で湯煎すると何も入れなくてもおぼろ豆腐のように固まるという。酪農家が作る牛乳豆腐を一度食べてみたい。

□南雲つぐみ(医学ライター)「牛乳豆腐 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年11月18日)を引用



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