語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】頭痛薬の使用法 ~2月22日は「頭痛の日」~

2018年02月22日 | 医療・保健・福祉・介護
 2月22日は一般社団法人日本頭痛協会・日本頭痛学会が設定している「頭痛の日」。これまで「薬物乱用頭痛を防ごう」などの啓発活動を行ってきた。
 「薬物乱用頭痛」とは、頭痛薬の飲み過ぎによって、もともとの頭痛が悪化したり、副作用が出たりするもの。胃痛や食欲不振などの胃腸障害が起こることもあり、特に胃腸の弱い人は注意が必要だ。
 頭痛だけでなく、慢性腰痛などでも同様で、慢性的な痛みで月に10回以上、痛み止めを連用している場合は、頭痛外来などを受診しよう。
 ただし、決して「頭痛でも薬を飲まず、できるだけ我慢したほうがいい」というわけではない。実際には、頭痛が起こる際に、体内ではプロスタグランジンなどの痛みを起こす物質が増え、知覚神経を刺激して痛みを強めていくことが分かっている。
 この発痛物質が体内で増え過ぎる前に、頭痛薬を使うことで痛み治まりやすいとされる。同協会でも、早めに薬を使うほうが、結果的に頭痛薬の飲み過ぎにつながらないとしている。

□南雲つぐみ(医学ライター)「頭痛薬の使用法 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年2月日)を引用
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【南雲つぐみ】ツボで眠気覚まし ~太衡、井穴~

2018年02月22日 | 医療・保健・福祉・介護
 接客中や大切な会議中に、眠気が襲ってくると困る。あくびや伸びもしにくいし、たった5分や10分が永遠の時間に感じられてしまう。そこで、テーブルの下で、周囲に気付かれずに手足のツボ【注】を押して気分転換をしてはどうだろう。
 「太衡」は、足の甲の親指と人指し指の骨が合わさるところのくぼみにある。靴を脱いで、反対側の足のかかとでこのツボを踏みつけてみよう。強い痛みを感じるツボなので、自分で強さを調節しながら踏んでほしい。足元から血液のめぐりをよくし、酸欠状態になっていた脳に血液を送り込んで、リフレッシュさせてくれるはずだ。太衡は肝経の経路に属するツボで、肝臓や目の血流を促して二日酔いや眼精疲労にもいいとされる。
 「井穴(せいけつ)」は手の各指の爪の生え際の脇にあり、よく「爪もみ」のツボとしても紹介される。両手にあるこのツボを交互に力を入れてつまんだり、引っ張ったりして、刺激を与えよう。禁煙中の「吸いたい」ストレスを解消したい人にもおすすめのツボだ。

 【注】
【南雲つぐみ】会合のツボ ~頭痛、歯痛、目の充血、耳鳴り、風邪のひき始めの喉~
【南雲つぐみ】頭痛にツボ押し ~疲れ、イライラの改善、ストレス解消~
【南雲つぐみ】目の疲れ取り ~目の負担を和らげるとされるツボ~
【南雲つぐみ】二日酔いへの対策 ~手のツボ~
【南雲つぐみ】肩凝りに肩井のツボ
【南雲つぐみ】WHOが認めた耳のツボ ~耳鳴りの東洋医学療法~

□南雲つぐみ(医学ライター)「ツボで眠気覚まし ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年7月21日)を引用
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【南雲つぐみ】会合のツボ ~頭痛、歯痛、目の充血、耳鳴り、風邪のひき始めの喉~

2018年02月22日 | 医療・保健・福祉・介護
 ツボ【注】の本に必ず記されているスタンダードなツボの一つが「合谷(ごうこく)」だ。「谷」の字が使われているように、手の甲の親指と人指し指の骨が合わさる場所のくぼみにあるツボだ。
 合谷は、全身の361以上あるツボのうち、もっとも「脳」に刺激が伝わりやすいといわれている。特に首から上のさまざまな痛みに対応するそうだ。頭痛、歯痛、目の充血、耳鳴り、風邪のひき始めの喉の痛みにもいいとされる。
 しかし、頭痛や歯痛でつらいときに実際に押してみても、今ひとつピンとこない人もいるのではないだろうか。手の甲のふくらみの奧にあるので意外と探しにくく、うまく押せない場合があるかもしれない。
 このツボを探すには、反対側の手の親指の腹で、もう一方の手の甲にある親指と人さし指の骨が合わさる場所を押してみよう。真ん中ではなく、やや人さし指側に、圧痛を感じる場所がある。この圧痛点が合谷なので、強めに3秒押し込んで1秒離し、また3秒押し込むという方法で刺激するといい。

 【注】
【南雲つぐみ】頭痛にツボ押し ~疲れ、イライラの改善、ストレス解消~
【南雲つぐみ】目の疲れ取り ~目の負担を和らげるとされるツボ~
【南雲つぐみ】二日酔いへの対策 ~手のツボ~
【南雲つぐみ】肩凝りに肩井のツボ
【南雲つぐみ】WHOが認めた耳のツボ ~耳鳴りの東洋医学療法~

□南雲つぐみ(医学ライター)「会合のツボ ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年6月25日)を引用
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【佐藤優】見えるお金が見えない心を縛る ~『なぜ私たちは生きているのか』~

2018年02月22日 | ●佐藤優
 <佐藤 貨幣にはそもそも宗教的な要素があります。商品が貨幣に姿を替えることができる、ということには実は命がけの飛躍があります。しかし、この飛躍を信じている人が大多数なわけです。たくさん持つことで何にでも姿を替えられるようになるから、持てば持つほどいいという幻想や執着が生まれ、ホリエモンのように「お金がすべて」と言う人が出てくるのです。
 また、高橋さんがおっしゃっていた、お金に見えないものが縛られているという点は、マルセル・モースの贈与論にも通じると思います。モースは、何かを贈与されたら返さなければならないという心理が人間には埋め込まれていると論じました。たとえばお金を借りたとしたら、返せても、返せなくても、その人との関係が変わってきてしまう。力関係になってしまうということです。

高橋 ドイツ語で、「借金」を意味する「Schuld」という語が頭に浮かびました。「Schuld」は、本来は「罪、負い目」という意味なのです。「借りがある」という言い方をしますが、それは関係性が貨幣に縛られているということですね。

佐藤 はい。たとえば私の子どもが大学に行きたいけれどもお金がなかったとしましょう。それで高橋さんに頼んでお金を出してもらったおかげで大学に行けることになった。私、あるいは私の子どもは一生懸命働いてお金を返すことになります。元金(がんきん)だけでなく、法定利息もつけて、きっちり返済したとしましょう。でも、そうしたからといって、「借りた」という見えない関係はチャラにはなりません。親戚でもないのに、私を信頼して貸してくれたということですから、今度はどこかで「高橋」という名前を見ても何らかのシンパシーを抱くことになるでしょう。だから借金というのは、返しても終わりにはならない、難しい問題なのです。
 キリスト教は、神に対して返せない借りがあるという発想でしょう。神が自分の子をこの世に送ってきて、イエスには悪いところはないのだけれど、他の人間が持っている罪を背負い身代わりになって十字架にかかったことにより、みんなが救われる可能性があるという構成です。それですから、一生かかっても返せないほどの借りが人間にはあるから、教会に来て献金しろというような仕組みも成り立ちます。

□高橋巖×佐藤優『なぜ私たちは生きているのか シュタイナー人智学とキリスト教神学の対話』(平凡社新書、2017)の「Ⅱ資本--お金と働くこと」の「見えるお金が見えない心を縛る」から一部引用
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 【参考】
【佐藤優】生活のなかに植え付けられた資本主義 ~『なぜ私たちは生きているのか』~
【佐藤優】プロテスタンティズムと資本主義は関係ない ~『なぜ私たちは生きているのか』~
【佐藤優】個別主義・全体主義・普遍主義 ~『なぜ私たちは生きているのか』~
【佐藤優】ルター派教会とナチズム ~『なぜ私たちは生きているのか』~
【佐藤優】キリスト教は「絶対他力」の宗教 ~『なぜ私たちは生きているのか』~
【佐藤優】『なぜ私たちは生きているのか シュタイナー人智学とキリスト教神学の対話』目次
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【南雲つぐみ】頭痛にツボ押し ~疲れ、イライラの改善、ストレス解消~

2018年02月22日 | 医療・保健・福祉・介護
 体に疲れがたまったときや目が疲れたとき、人混みに出たとき、空気の悪い場所に長時間居続けたとき・・・・。女性なら月経の前後など、心身のストレスが頭痛を引き起こす場合がある。
 検査で頭痛の原因となる病気がないことが分かっても、いつ頭痛が襲ってくるか心配だ。できるだけ症状が重くならないために、ツボ【注】押しで凝りや疲れをためないようにするといいだろう。
 頭痛や肩凝り、首の疲れなどによく使われ、万能ツボといわれるのが、頭頂部の「百会(ひゃくえ)」だ。両耳を結ぶ横のラインと鼻の先端から真っすぐ延びる縦のラインが交わる部分にある。このツボに両手の人差し指と中指を重ね、上からやや強めに押しもみをするといい。
 天柱(てんちゅう)は、首の後ろの生え際、2本の太い筋の外側にあるツボ。頭を手のひらでかかえるようにして、この部分に親指を当て、3秒押して離し、また3秒押すことを繰り返す。
 どちらのツボも、疲れやイライラの改善、ストレス解消などの効果があるというのでお勧めだ。

 【注】
【南雲つぐみ】目の疲れ取り ~目の負担を和らげるとされるツボ~
【南雲つぐみ】二日酔いへの対策 ~手のツボ~
【南雲つぐみ】肩凝りに肩井のツボ
【南雲つぐみ】WHOが認めた耳のツボ ~耳鳴りの東洋医学療法~

□南雲つぐみ(医学ライター)「頭痛にツボ押し ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年5月31日)を引用
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