散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

2013年11月のカクテル

2013年11月30日 23時05分55秒 | 飲み歩き
東京に行ったり、あっちこっちで結構飲んだ47杯。オリジナルカクテルをいろいろな方に作っていただいた。

オリジナル 10
ウイスキー 7
ウイスキーソーダ割り 4
サウダージ 2
コンプレックス 2
ジンフィズ 2
テキーラソーダ割り 1
キールロワイヤル 1
フレンチ75 1
タンカレーリーフ 1
アメリカーノ 1
シャンゼリゼ 1
ホットウイスキー 1
カルヴァドスソーダ割り 1
ベントレー 1
ギムレットハイボール 1
電気ブラン 1
フラフラ 1
フレンチ68+グラッパ 1
アクアビットスモーキーマティーニ 1
ベネット 1
スパークリングワイン 1
白ワイン 1
赤ワイン 1
モスコミュール 1
シェリー 1
合計 47

泥酔して帰る

2013年11月30日 21時05分59秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
3軒目は結局バー「N」へ。2週間ぶりかな?

1杯目はサウダージ。



2杯目は先日飲んで、味にインパクトがあるなあと思ったキルシュワッサーにザクロを加えたカクテル。果汁つながりで良い味わいである。色も美しく仕上がった。



3杯目はコンプレックス。今回はフェルネブランカ使いなので、色は茶色である。



結構酔ってきたが、もう一軒行こうかなあ~


→もちろんサイコロで決めるわけではない。

寒い中、狸小路を歩いて西10丁目へ。今日の「K」には先客が一人いた。いつもの強力なハイボールを2杯飲んで、記憶すら怪しくなっての帰宅。

気分を盛り上げるのはやはり焼き肉

2013年11月30日 18時54分05秒 | 食べ歩き
今週はなにもイベントがなく、自由な日なのである。この楽しい気分をより一層盛り上げるためには、やはり焼肉だ。ということで、すすきのの北側「K」を久々の訪問である。

まずはウーロンハイを頼んで、上ホルモン、サガリという定番注文だ。いつもの前菜群、キムチ、ナムルに本日は味付けキャベツがサービスされた。





早速、焼いて行く。肉とタレの味が体にしみわたるようだ。



写真がボケてしまったが、牛バラを追加。



さらに厚みのあるギアラも追加。



一気に食べきって、大満足であった。この店、最高級焼き肉というわけではもちろんないが、一人で入りやすいことと、お店の人の寡黙ながらも細かい気遣いが良いのである。


20131130ギャラリー巡り

2013年11月30日 16時01分29秒 | ART
本日は三越→パルコ→ARTスペース201→ivory→さいとう→スカイホール→CAI02→富士フイルム→大通→道新→たぴお→時計台→チカホ→北1条写真ギャラリー→グランドホテル→大丸→NEW STAR→大洋→北海道画廊の19か所。

■パルコ「ピカソ愛と芸術の版画展」。実は荒井記念美術館の作品が出品されているようなので、見たことがある作品のはずなのである。が、まあ記憶が薄らいでいたので新鮮ではあった。展示会場にいるお姉さんが、ダルいせいか体操をしており目障りだ。



さいとうギャラリーへ行くも、やはりエレベータを使って商品移動をしているようだった。また地下も店であるため、エレベーターの使用頻度が大幅に高まったようだ。まあ、ビルそのものが存続しなくなっては困るわけだが、ギャラリーにしか用事のない人にとっては、いやな感じだなあ。

■ギャラリーたぴお「林教司作品展」。
「異郷にて」:フォークがガラスを突き抜けるように描かれ、フォークの先は逆に曲がっている。また赤い小さな玉は微妙に浮遊しているという、細かなところにも奇妙な味が現れた作品。
「星の記号」:夜空に浮かぶはウルトラサイン(違うか)。
「足音」:倒れ込んだ脚がうごめく様は、小川原脩の「雪」をも思わせる。が、林さんによると炭鉱がどんどん閉山する足音を表現したものだということだ。

■チカホ「ART STREET」。
アサノカオリ「雪は融けて、でも、しばらく春は来ない」。



福森崇広「pizza」。北海道の形に絵を描いたり、写真を張るEZOTICシリーズより。



中谷ミチコ「牛頭と少女」「印象 鳥」。

 

加藤翼「Gravitons」。立ち入り禁止空間。



槙原泰介「River」。ホースの中を水が流れ、鈴が1個流れている。子供たちは釘づけ。



齋藤麗「white noise」。



■北一条さっぽろ歴史写真館「札幌の商店街」。一番多かったのは狸小路の写真だが、それ以外のローカル繁華街の写真もなかなか楽しかった。

昭和54年の狸小路10丁目付近。「金富士」は当然ある。



昭和52年の八軒。「福久屋ホテル」がある。


そうだカレーにしよう

2013年11月30日 12時41分34秒 | 食べ歩き
昼食を求めて迷走していたが、突然カレーにしようということになった。それは狸小路の「D」が目に入ったからである。店内に入ると、ちょうど2名用のちいさなテーブルに座ることができた。

注文はいつものカシミールカレー、ラム肉、ごはん大盛り。これにラッシーをつける。他のカレーも食べてみたくはあるのだが、どうしてもカシミール(一番辛い)にしてしまう。そこに唐辛子パウダーをちょっとだけ入れると、私の美味しく食べられる限界の辛さになるのだ。



いつも変わらぬ味であった。


2013年11月の一言

2013年11月30日 11時02分01秒 | Weblog
11月30日
・来週末も小イベントがあるため、何もない今週は心おきなくダラケよう。
・しかし、天気が今一つだ。

11月29日
・今日の昼食は駅前の天ぷら「E」で、かき揚げ天丼を食べた。この店ではこのメニュー以外まだ食べたことがない。

11月28日
・先日、仕事で北12条に行ったところ、有島武郎邸跡の碑を発見した。随分このあたりは通りがかっているが、これは知らなかったなあ。



・今朝の出勤路。



11月27日
・実に人に会う仕事が多い。
・突然気がついたのだが、私の好きなカレースパゲッティにカツなどのトッピングができるのではあるまいか。これまでは(私の中で)あまりにも完成度の高いメニューだっただけに、何かをトッピングしようという意識がなかったのだ。

11月26日
・月火で早くもぐったり。
・しかし、昨今のスマホの強制オプション問題を見ると、もう少し運用面がまともになるまで、何もしない方がいいな。
・そういえばゴン太君(の中の人)がお亡くなりになってしまった。ノッポさんもそうだが、結構な年配だったのだね。

11月25日
・23、24日とちょっとやり過ぎて、信じられないほど体がだるい。
・例年であれば今日はお休みするところだったのだが、どうしても外せない打ち合わせがあって、前半休ということになった。
・後志行きの顛末は最初の1記事だけアップ済み。後は週末かな?

11月23日
・ちょっと今週はやり過ぎて疲れが残っている。胃もたれ気味。
・今週末もイベントありで、あまりギャラリー巡りはできなさそう。

11月17日
・昨日のイベントは非常に有意義だったが、結果としてあまり休んだ気がしない。
・来週も1イベントあるしなあ。
・東京出張記は本編がやっと終了。街歩きの写真をアップ中。
・東京国立博物館編がまた面倒くさいんだよね。

11月16日
・3か月ぶりの病院で検査。
・いつも8時半頃受付して、すぐに採血してもらい、検査結果を待って10時過ぎに全部終了となるのだ。
・時にはこの間で2冊くらい本が読めたりする。

11月13日
・ハードな旅から帰宅したが、意外と体調良し。
・とりあえず、初日の分だけでも記事をアップしておこう。

11月10日
・朝、地震で目が覚める。東京も一部震度4ということだったが、私の実感は2~3であった。
・今日は雨になるという話もあったが、何とか天気はもった。ありがたい。
・ホテルのロビーに無料使用できるパソコン(時間制限あり)があるのだが、私以外誰も使っているところを見かけなかった。
・そうですか。皆スマホですか。

11月9日
・しばらく札幌を離れる予定。次の更新は11/16だろうな。
・今回も過酷な戦い(←誰も頼んでない)になる予定。

11月4日
・7時少し前に起きる。
・さて、そろそろ出かけるか。
・今年も鹿児島の小正酒造から芋焼酎を購入。「黄猿」というのは、フルーティーな香りを出すという新しい方向で作って見たとのこと。薩摩豊穣はいかにも芋らしい風味をはっきり出した味。他にも方向性が違う焼酎があるので、かなり迷った。
・右端の小さいのは、案内はがきを持っていくと頂けるサービスの品である。
・なお、今日は禁酒日なのであるが、焼酎の味を見たのはあくまでも「味見」ということになる。



11月3日
・そういえば、ルー・リードがお亡くなりになっていたんだよな。「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ」だけ持っているが、これは超名作。
・道新生活面によると、小中学生では月5冊以上本を読む人が約半数、最高は「100冊以上」とのことだ(←私かよ!)。
・私の月間最高冊数は130冊だが、一人いるだけでクラスの平均読書数が3冊以上アップするという、統計泣かせだったのだ。
・昨日やりすぎたので、今日は家でのんびりとした飲み。サンマ味噌煮缶詰を食べたら、思った以上に旨かった。
・私ゃ、野球に1ミクロンも興味ないからね(単位あってる?)。
・テレビって最近録画したものしか見ていないので、コマーシャルもみないし、同じようなニュースしか流れなくても大丈夫。

11月2日
・何とか3連休突入で、6時起き。
・でも、自殺の発生って、3連休明けの火曜日が多いのだそうだ。
・唐突にとんでもないこと書いてるな。これでブログの更新が途絶えたら、誤解を受けそうだ。
・無事インフルエンザの予防接種を受けた。ちょっと痛かった。
・どうも予防接種の効果は薄い(型が違えば当然感染する)ような気もするのだが、受けてないと怒られるのよ。

11月1日
・明日はインフルエンザの予防接種だから! ←明日の自分への呼びかけ。
・今日は刺激もありつつ、きつかったなあ。

初冬の東京 浅草寺グラフィティ

2013年11月30日 10時16分20秒 | 写真館
何となくイメージ的に浅草寺というのは安っぽい感じがするのだが、相当な古寺だし、なかなか見どころも多いのであった。

門から境内を経て、五重塔を仰ぎ見る。



 

鳩ポッポの歌碑。作曲、滝廉太郎だもの。



浅倉文夫「雲」。何だかお猿さんっぽいなあと思うのは、私だけ?



聖観音菩薩像。1720年建立。



六地蔵石燈籠。12~14世紀に建立されたという伝承がある。



西仏板碑。鎌倉末期から室町初期に建立されたらしい。



浅草寺六角堂。1618年建立。



名もなきカエル。



平和地蔵尊。



二尊仏。1687年造立。



阿弥陀如来像。1654年造立。



1648年に再建された五重塔の跡。戦災で焼失してしまったのだ。



言わずとしれた二天門の増長天と持国天。

 

いかがだろう。なかなか見ごたえがあったのではあるまいか。

初冬の東京 浅草~上野グラフィティ

2013年11月30日 10時00分42秒 | 写真館
東京に行ってからずいぶん時間が経ってしまったが、浅草橋、浅草~上野界隈の写真をアップする。

ほ、本当に小売しているのか?



何かを無くしたらしい。

 

浅草の大衆酒蔵。ハムカツ280円、キス天ぷら360円、くじら刺身500円となんでもある。



東京藝術大学・台東区・墨田区・観光アートプロジェクト2010-2012で設置された「そらちゃん」。作者名不明。



し、進入しませんよ!



コックさんは有名だが、向かいのビルもすごい。

 

専用自転車レーンがあるのだ。それなのに歩行者ゾーンを通るやつもいるし、自転車レーンを歩くやつもいる。



上野駅前にて、飯野一朗「アリ・アリング」。



中里明衣「金魚」



オブジェ?



ううっ、それは見たくないです。隣の薬局も効きそうだ。



上野駅にて、向井淳二「Face」。



浅倉文夫「翼(翼の像)」。



作り人知らず。



夜の街に親鸞聖人。



マンションの前の謎の物体。作品名・作者名なし。



ちょっとした散歩でも、東京は楽しい。

久々カクテルの会

2013年11月29日 21時31分22秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
本日は急いで大通りまで移動して、「G」ホテルでカクテルの会が開催された。私は4か月ぶりの参加なのであるが、4か月といえばひと季節半も昔の話ではないか(自分の記事を見ると7月に参加しているので、その時は夏、今は冬である)。

早速、飲んでいこう。疲労感もあり、ペースは控えめだった。

1杯目:テキーラソーダ割り
2杯目:キールロワイヤル…生まれて初めて飲んだかも
3杯目:フレンチ75
4杯目:タンカレーリーフ
5杯目:アメリカーノ
6杯目:シャンゼリゼ

うーん、もう一杯くらい飲んでるかもしれないけどな。席が奥まった場所だったので、なかなか注文を取りに来てくれなかったのだ。

そういえば、注文用のカクテルブックに「シャンパンカクテル」というゾーンがあるのだが、そこに「シャンパンの代わりにスパークリングワインを使用しております」という注釈が書いてあった。ま、そんなの知っているよという感じだが、偽装表示問題の影響なのであろう。

さて、食べたものは以下。今月のテーマはチーズだった。

「愛魚女のグージョネット 白ワインソースのディップで」は一体どんな料理なのか全く分からないメニュー名だが、白身の魚をさっぱりと空揚げにした感じ。こういうシンプルなのがいいね。

「鶏肉の軽い煮込み コック・オー・バン風グラタン」はなぜかカレー風味だったので、私にはたまらない味。



ということで、今日はこの会合で素直に帰ることにしよう。


バランス良く締める

2013年11月28日 22時30分06秒 | 飲み歩き・琴似界隈
本日は某会合の司会をしたため、ややぐったり。一応、ちゃんとできましたねという意味合いか、社長にゴチになった。

琴似に移動して、一人、久しぶりにバー「D」へ。そういえば、先日マスターは小樽に行った際にバー「A」に行ったとのこと。後でジュークボックス話で盛り上がる。

今日の1杯目はエドラダワー・2003・ポートカスクマチャード。ほんわかとした甘みがいい。



2杯目は普段あまり飲まないアイリッシュウイスキー、カネマラ・12年。しかしこれはボトルに「PEATED」と書いてあるように、ピートの青々とした香りがして、なかなか美味い酒である。



3杯目は方向性を変えてカクテルを飲もう。「カルヴァドスっぽいカクテルを」という適当なリクエストに、カルヴァドス+シナモンウォッカ+グランマニエ+青リンゴリキュールを氷なしでステアするという、斬新なカクテルが登場。これはある意味新種の酒とも言えるような、全体が馴染んで、かつ飲んだことのないカクテルである。

 

最後に「ジンベースのカクテルを強引にカルヴァドスで」、という無茶ぶりに、カルヴァドスベースのオレンジブロッサムが登場した。オレンジの飲みやすさとカルヴァドスの親和性が良く、もしかするとレディーキラーなカクテルかもしれない。



ということで、今日はウイスキー2、カクテル2と上手いこと飲み分けての帰宅である。

20131125最近読んだ本

2013年11月25日 23時20分20秒 | 読書
■「鬼蟻村マジック」二階堂黎人
再読。

■「神のふたつの貌」貫井徳郎
再読。

■「HO 2014年1月号」
もう、1月号か。今回は「B級グルメの逆襲」ということで、興味深い内容だったが、大盛り要素が入ってくると、もう積極的に食べる気がしなくなってくるんだよな。

■「シャルツォでのコンタクト ペリーローダン461」ダールトン、シドウ

以下、図書館の6冊。
■「お客様に一番近い繁盛法則」佐野裕二

■「途方もない放課後」鷺沢萠

■「おみごと手帖」中野翠

■「不動心」松井秀喜

■「根をもつこと、翼をもつこと」田口ランディ

■「ミュージック・ブレス・ユー」津村記久子

恒例の後志(6) やはり明日は前半休で正解だった

2013年11月24日 21時04分51秒 | 飲み歩き・北海道内
小樽美術館、小樽文学館の観賞を終えて、本日は居酒屋へ。寒かったので燗酒を注文。通しは枝豆・オクラ・もやしの和え物である。



さて、今日は何を行こうか。シーズンの蝦蛄刺しと黒ソイ刺しだな。



と思ったのだが、黒ソイはいいものの、蝦蛄が冷凍だ。祝日からの日曜日というのが悪かったのかもしれないが、これはちょいと残念。また解凍に時間がかかったせいか、食べ物が出てくるまでちょっと異常に時間がかかっているのだ。

若干気持ちは萎えつつ、八角焼き。これはシンプルに八角を焼いたもので(味噌を塗ってあるケースも多い)、味がシンプルに伝わってくる。見た目が大きくて弱ったのだが、魚の形状のため、そんなに身が大量というわけでもなかった。



ここで大好物のホッキ塩焼とさほど高くない寿司1人前セットを注文。



ホッキは焼いてあるのに、相当身が厚い。寿司はマグロしっとり、鰤の脂よしという感じだった。高くないセットを頼んだのは、安いネタのしめサバなどが出てくるかと思ったのだが、その辺はなし。



まあちょいと微妙な感じを醸し出しつつ、とりあえずは2軒目へ。次は恒例のバー「A」である。


→写真は日中に撮影。

1杯目は寒さのあまりにホットウイスキー。レモンの香りを経由しつつ熱いところを飲む。



ここで酔いが回ってきた私の体調は急降下である。何とか飲めそうなものをと、ラストにカルヴァドスソーダ割を飲むことにした。これがまた、リンゴ入りボトルからのカルヴァドスで、驚くほど香りがいい。

残念ながらこれにて限界ということで、小樽駅へ足早に向かい、バスに乗って帰宅。まあ、前日宴会からの流れがひびいてしまったようだ。幸いなことに明日の午前中は休みなのである。さあ、早く寝よう。

20131123-24ギャラリー巡り

2013年11月24日 20時56分14秒 | ART
23日はさいとう→時計台→大同→小川原脩記念美術館の4か所。
24日は小樽市総合博物館→小樽市民ギャラリー→小樽美術館→小樽文学館→小樽駅の5か所。

■大同ギャラリー「百野道子×池田さやか 日本画展」。時間がなくて申し訳ないのだが、なかなか良かった展覧会である。

■小川原脩記念美術館「谷口一芳展-私の生きた証を-」。
「札幌停車場」:昔の札幌の香りがする風景画。
「街頭」:札幌洋画研究所で松島正幸の指導を受けたそうだが、確かに落ち着いた色調の街並みにはその雰囲気がある。
「巣立ち(エゾフクロウ・野幌)」:春陽会メンバーからテーマに批判を受けた作品とのこと。確かにここから作風が一変する。

「野鳥(平和)」:鳥でありつつも、どこかシンボリックなイメージでもある。
「亜寒帯印象」:蝶や鳥、木々や明るい空は亜熱帯という気もする。
「フクロウの城」:フクロウたちのモニュメント、しかもピカソ風という感じだ。
「夢の刻(Toki)」:フクロウをシンボルにした夢の中の公園風の風景である。

ポスターなどからのイメージではあまり期待していなかったのだが、フクロウを一旦、木彫りに置き換えてそれを描いたような作品群には、どこかユーモアも漂い、なかなか面白い展覧会であった。

もう1室は小川原脩の「自伝的な展覧会-定番作品展-」ということで、いつもの感じであった。

■小樽市総合博物館「ロシアが見たアイヌ文化」。

冬季の博物館手宮口は閉鎖されている。そこにあるのは「北海道鉄道発祥の地」碑である。JR北海道も改めて、指差し確認の精神に徹してほしいものだ(余計なお世話か)。



正面口に向かう。そこにはジョセフ・U・クロフォード像。作者は中野五一である。

 

館内の常設展は前回来た時と同じかな。



ここで2階の特別展へ移動する。さまざまなアイヌ民族の道具などが展示されていたが、美術的には、平澤屏山「干しアワビ造り図」からの3作品が面白いところだろう。



同じく、平澤屏山「調理図」。



次も平澤屏山で「雪中酒宴図」である。明治元年頃の作品らしい。



小樽の中心部に向けて、徒歩で戻る。途中の運河公園で銅像などを発見。小樽の築港に尽力した廣井勇の像。作者は背面に「五一」と刻んであるようなので、多分、中野五一だろう。



次も中野五一で伊藤長右衛門像。



次は作者名のない「赤い靴 親子の像」。裏に女の子がどういう人生を歩んだかが書いてあるのだが、時代が時代とはいえ、非常に酷い印象を受ける。
※20131207 作者はナカムラアリとのこと。ねむいヤナイさんからコメントいただきました。



次は運河沿いで初めて見た、斉藤吉郎「カモメ呼ぶ少女」。空の青さがまぶしい。



小樽美術館・文学館に到着。



■市立小樽美術館「北の水彩画人 白江正夫と宮川美樹」。
まずは白江正夫から。
「港風景」:カラフルな船、ダイナミックに遊びのある雲がいい。
「映(糠平湖)」:湖に沈んだ朽木を大胆に描いた作品。
「無人灯台(泊村)」:岡から手前の家並みを見下ろし、さらに灯台、岩山へと続く風景。ちょっと中村善策の構図っぽい。

「陸橋(妙見市場)」:橋の力強いZ型が印象的。
「赤い木」:木は非常に小さく描かれ、大きな陽が昇っている。自分は遠い灯台を目指してひたすら歩くのみである。

次は宮川美樹。
「刻-流」:石の上を流れる川と笹舟を描いた作品。
「刻-枯」:枯れ葉にセミの抜け殻を描いた作品。ものの密度感は現在の海岸風景と同じだ。
「刻-解」:レース状星雲を思わせる、美しい作品。

「刻-幼」:美しい水泡の下に子供の落書きを配した、ちょっと違う雰囲気。
「刻-粒」:画面全体が水の泡である。これは一度やって見るしかなかったのだろう。

やはり、上手い二人の作品をじっくり見ることができるのは嬉しい。

■市立小樽文学館「没後20年 中井英夫展」。小樽文学館には珍しく撮影禁止だったので、写真なし。

珍しい展示としては、江戸川乱歩の直筆「孤島の鬼」原稿、本の表紙に使用された森山大道「薔薇」の写真などがあった。私も中井英夫の作品は2冊しか読んでいないと思うが、やはり最高に有名なのが、奇書「虚無への供物」だろう。これの出版を祝う会の記名簿があったのだが、澁澤龍彦、寺山修司、三島由紀夫、吉行淳之介など、そうそうたるメンバーの名前が記されているのであった。



帰りにヘロヘロになって、小樽駅恒例のガラスアートギャラリーを見る。写真は木村直樹「Aurora Crystal」である。

 

恒例の後志(5) 崩壊の予感

2013年11月24日 14時57分47秒 | 飲み歩き・北海道内
小樽市総合博物館から、またもや徒歩で市内中心部へ。出抜小路の「R」で一杯やっていこう。まずは控えめにジン+ジンジャーエール+レモンのカクテルから。私はカクテルを飲むときに大体香りを一かぎするのだが、ジンジャーエールが強烈でむせる。この刺激的な味はたまらないものがある。

あちこち旅行した話をマスターとしつつ、2杯目はウンダーベルグ+ウイスキー+チンザノロッソのカクテル。薬効成分に期待してみたのだが、意外な強さにこの先危ないかもしれない。



実はこの店「R」だが、この場所での営業は今日が最後となる。小樽駅にもう少し近い場所に移転するということなので、またこの先が楽しみである。ということで、今日は2杯で小樽美術館へ。