散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

富良野グラフィティ

2007年04月30日 23時55分51秒 | 写真館
【富良野の周囲は山。初めて行ったときは驚いた】




【ナゥピー】

→「容器ごと食べられる」と書いてあるが、納豆をモナカ皮につめたもの。給食でも出ており、私のいた時代には「ナッピー」と呼ばれていた。

【へその街なんだよね】


【へそ踊り発祥の地】

旧産炭地の旅3-富良野(おまけ)

2007年04月30日 23時49分10秒 | 旅日記
約1時間電車に乗り、7年ぶりの富良野である(旧産炭地ではない)。私は11歳から18歳まで富良野に住んでおり、その後も親が住んでいたために何度か行ったことはある。久々に駅前に立った私は、あっと驚いた。





かつての駅前には地方都市らしいしょぼくれた(失礼)ビジネスホテル、レンタカー屋、飲み屋街があったのだが、大工事中で全て消滅。やや外れた所に新しいホテルが2軒建っているではないか。いやいやすっかり変わったなあと思いつつ、まずは私の母校巡りだ。既に親も富良野を離れ、年賀状を書く相手すら一人しかいないほど私の富良野への縁は薄くなっている。東京からやってきた同僚の方がはるかに行っているくらいだ。

恐らく今回が最後の富良野訪問になるかもしれない。そういう思いもあり、まずは中学校へ。ここは私が在学中に新築された校舎なので、通っていた当時のままの建物であった。次に昔は舗装されていなかった通学路を通り小学校へ。子供にとっては結構な距離があり、猛吹雪時の通学は今考えてみると非常に危険であったかも知れない。

道外の人の参考に書いておくが、私が小学生時代の富良野市では、朝の気温がマイナス30度を下回ると授業の開始が2時間遅れになる(休みにはならない)。25度を下回ると1時間遅れで、マイナス24.9度だったりするとガッカリしながら登校したものである。という状況なので、私はダイヤモンドダストをごく普通の現象だと思っていたものである(最近は温暖化のせいか、ここまで気温が下がらない)。

ところで小学校と高校はすっかり建て変わって記憶にない姿になっていた。最近の世相では、オッサンが学校を真剣に見つめていたりすると通報されたりするかもしれないので、程ほどで切り上げて、徐々に街中へと移動開始。実家がある頃は飲みに出たことがほとんど無いので、早い時間に商店街と飲み屋街を散策する。かつての同級生の家も商店を営んでいた所は結構記憶に残っており、いまだ営業しているところもあり、店ごと跡形も無くなったところもある。私がお世話になっていた書店も無い(結局、市内で本屋が見つからなかったのだが・・・)。

かなり歩き、疲労困憊。駅からすぐ近くのオシャレな「F Café」へ。



どうやら開店したばかりらしい。オリジナルブレンドコーヒーを注文する。メニューの説明を読んでいると、店主夫妻は根室出身で札幌の喫茶店(これが私の今の家の近くだ)で修行をした後にこの店を開店したらしい。先ほどガラス工芸展示を見てきて、その作者も関西出身であったのだが、富良野市で商売をやる人は、得てして富良野人ではないことが多いような気がする。沖縄と同じであこがれた人がやってくるのかなあ。

コーヒーはマイルドで優しい味。富良野は実は水道水が旨く(札幌も他の地域に比べると悪くないのかも知れないが、次元が違う)、それが良い影響を与えているかも知れない。開店記念の100円引きに感謝して、さあ飲みに行くか。

富良野市には「K」という非常に有名な居酒屋があり、そこはさすがに年中無休であるのだが、ゴールデンウィークにも関らず商売っ気の無い店は普通に休んだりしているため、あまり選択の余地が無い。2回ほど「K」には行ったことがあるので、ぜひ違う店にと思っていると、割と近くにこぎれいな居酒屋「S」を発見。ちょうど外に出てきた店主と目が合い、1番目の客になってしまった。



歩き詰めだったためビールが旨い。通しには大根の辛味漬けと新漬けが到着。メニューのお勧め品から富良野産アスパラの天ぷら、富良野地養豚の塩たれかけを注文してみた。まずアスパラ天がやってきた。



ボリューム大でちょっと困ったが、いやいや、非常にさっぱりした揚がり具合で、アスパラの汁気と風味もたっぷり。手が止まらなくなるくらいの美味しさだ。店長に聞いたところ「ハウス物ですが」ということらしいが、取れたてには違いあるまい。

次の富良野地養豚の塩たれかけも実に良い。



脂の甘みと、程よい塩たれの味付け。熱々を食べてもよし、やや冷めても味のバランスが崩れないのだ。「芋焼酎飲み比べメニュー」から粒露(黒麹)というのを注文。残しておいた通しをつまみながらちびちび。もう一品行きたいところだが、残念ながらちょっと満腹。ぜひこの店は、複数人で訪問してもっといろいろ試して見たいなあ。

まだ帰りの電車の時間にはしばらくある。ということでもう1軒飲みに行く。お店の人の感じは良かったものの、感心しないところもあり詳しくは書かないでおこう。帰りがけに商店街の酒屋でおばちゃんのお勧めに従い男山上撰ワンカップを購入。これから約3時間の帰宅の道のりである。



【銀河鉄道999状態。実は他に2人ほど乗っている】


富良野を出てすぐ、「ガコン」という嫌な音と振動。しばらくすると運転手さんのアナウンスで「鹿に接触しましたので、電車の状況を確認してきます」とのこと。ワンマン電車なので、駅との連絡や車内アナウンスから、事故状況の確認まで一人でやらなければならないのだ。結構なプレッシャーだろうなあ。結局、約10分遅れで無事発車。乗り継ぎもJRの取り計らいで何とかなり琴似着。

3時間も電車に乗っていると腹が減ってきて、最後に「M屋」のビビン丼で空腹を満たして終了。37183歩。25キロくらい?


旧産炭地の旅3-赤平

2007年04月30日 14時31分27秒 | 旅日記
12時20分赤平駅に到着。駅は「交流センターみらい」という街一番の大きな建物と合体しているが、とにかく人がいない。大体こういう施設を作ると、訳も無く中高生がたむろしていたりするものだが、それすら見かけないのだ。

【街を圧するその姿】


【でも人はいないよ】


街中を散策するも、赤平市郷土館は休館。図書館も休館。一体どうしろというのだ。結局「みらい」に戻り電車の時間待ちに読書。館内にある街を紹介するビデオシアターも映像は写らない。ショーケースに地元の産物紹介があり、特産品は塊炭飴(これが炭鉱町にはどこにでもあるのだ)、北海道のジャガイモを使った冷凍食品のコロッケ、ティッシュペーパー、木製トレー、足マット、味付け数の子、子持ちししゃも(なぜ海産物が・・・)など。また、加賀から入植した人が赤平を開拓したらしく、その縁で石川県加賀市と友好都市らしい。九谷焼が送られてきていたが、赤平からは何を送ったのであろうか。

「みらい」をたった一人で管理しているオジサンの所に観光客らしき人が「革製品を作っているところがあると聞いたのですが」と質問。オジサンは場所を教えてくれるものの「今日はやってないから。うん、日曜・旗日は休みだから」とのこと。観光客を迎える体制にはなっていないのね。それはそれで良いのだが、市内には「赤平市へようこそ」なんて看板もあったりするから困ったものだ。

今、地方都市では何とか町おこしをしようと、いろいろな名産や観光施設などに頼っている。正直に言って北海道や、さらには日本全体に関わる構造的な問題(人口減)を解決するほどの産物は無いと思うのだが、赤平にはその希望を持つための“何か”すらない(赤平の人、スマン。率直な感想だ)。何だか更に生命力を奪われて、いよいよ富良野へ。
(全然、旧産炭地であったころの姿を見ることもできなかった。資料館や郷土館が開いているのを確認すべきだな)

滝川、芦別グラフィティ

2007年04月30日 12時27分01秒 | 写真館
【滝川に猪木参上】


【タキカワカイギュウのレプリカ骨。全身模型がある自然史博物館へぜひ】


【合鴨って白いのか・・・】


【滝川釧路間は普通電車で最長距離じゃなかったっけ】


【芦別駅。北海道じゃストーブはあたりまえ】


【ボブディランかあ】


【しあわせになりたいなあ】


【赤シャツの奴が経営してやがる】


【遠くに観音】


【近! 展望台から見る観音の手】


【幸運を祈られた。お前もな】


【ややしょぼいおみやげ】


【芦別+ワシントンホテル?】

旧産炭地の旅3-芦別

2007年04月30日 12時12分57秒 | 旅日記
1昨年のゴールデンウィークにはなんとなく歌志内へ、去年は意識して夕張へと旧産炭地を巡る旅に行ってみた。今年は旧産炭地の旅第3弾「赤平・芦別」+久しぶりに出身地「富良野」への旅となった。長文で写真が多くなると思う(回線細い人スマン)。

目覚ましのスイッチを入れ忘れ、6時に起きて慌てて仕度をする。1日散歩切符を購入し、6時39分琴似発、8時39分に滝川についた。電車待ち合わせで約1時間あるため、滝川市内散策。さすがに祝日の8時台ではほとんど歩いている人もいない。9時になり、健康保険センターみたいな所でトイレを拝借。タキカワカイギュウの骨格レプリカと合鴨(滝川名産)の剥製があった。

駅に戻り、芦別へ。札幌から近い順に行くと滝川-赤平-芦別の順番になるのだが、昼食を芦別で取りたいこともあるし、この方が電車の接続が良さそうだ。芦別駅前ではまず五重塔がお出迎え。



市内を散策しながら北の京芦別や観光物産センターがある観光エリアへと向かう。

観光物産センターは開いているものの、レストランは11時半開店らしい。すぐ隣にある「星の降る里百年記念館」ではなにやら写真展もやっているようで、楽しみに近寄ると休館。あのー、確かに月曜日なのであるがゴールデンウィークには開館しておくという発想は無いのだろうか。しょうがないので「北海道大観音」に行ってみることにした。無駄に大きい「星の降る里大橋」を通り、かつてはホテルと大観音を結んでいたモノレール(廃線)を眺めながら観音像の足元へ。








恐ろしいほどの快晴と白い観音像で目がクラクラする。





やたらと「星の降る里」というキーワードが出てくるが、芦別市は多分夜空が綺麗なのを売りにしていたと思う。市内各所のマンホールにも星座の画が描かれているのである。



さて大観音の中へ。人気のほとんど無いロビーでおばちゃんからチケット購入(500円)。結果的には施設の人はこのおばちゃん一人しか見かけず、観光客は10人もいたかなあ。恐ろしいほどの寂しさだった。暖房が入っていないから寒いし。

まずはエレベーターで20階へ。ここが観音様の胸元に相当し、展望台があるのだ(後で判明したが、更に上の階があるらしい)。展望台の手前に真っ暗な通路を行く胎内巡りがあるようだが、あまりの暗さにビビって挫折し、すぐ外へと出る。私はあまり高い所が好きではない上に、変な虫が沢山いるので、写真を撮ってすぐ撤退。あー、怖かった。



それから観音像内部の螺旋階段をおりつつ、胎内巡り。実にチープな感じの仏像が出迎えてくれる。中途半端に東大寺の四天王像やらがベースと分かるので困ってしまう。



通路にはこの施設を作るためだろうか、寄進者の名前やらが貼ってある。「北海道拓殖銀行」の名前も発見し、これぞまさに栄枯盛衰は世の習い、生者必滅、色即是空・空即是色などと思うのであった(うーん、宗教的だ)。





かなり生命力を吸い取られつつ、観覧終了。途中で見かけたほかの観光客が「結構すごいよね」とか言いあって、何とか気分を高めようとする気持ちが痛いほど良く分かる。何とか自分たちで盛り上げないと、どうしても「寂しい」という気持ちになってしまうのだ。盛り上げる相手のいない私は心の中で「いや、良いもの見たよ。この先無くなるかも知れないし」と自分を励ます。

気を取り直して観光物産センターに戻り、2階のレストラン「LF」へ。さて、この旅の第一目標が芦別での昼食「ガタタン」である。最近知名度も上がってきたと思うが、漢字で書くと「含多湯」、旧満州から引き上げてきた人が約60年前に開発した具沢山のスープである(詳しくは検索してみてね)。

そのガタタンを食べに来たのだが、メニュー選択で非常に迷った。もともとガタタンはスープ料理なのだが、それでは値段も付けにくいし、店で出しにくいのだろう。この店ではガタタンラーメンというのがお勧めメニューなのだ(うどんもある)。多分旨いとは思うのだが、私はガタタンそのものを食べてみたい。すると隣席の声が聞こえて「お試しガタタンスープ210円」というのを発見。これを注文しよう。となるとこれに合わせるのは汁物のラーメンではなく、ガタタンチャーハンだ!



まずはガタタンチャーハンが登場。チャーハンに薄焼き卵が乗り、その上からガタタン(というか中華あん)がかかっている。早速一口。なるほど、世の中にはスープチャーハンというメニューがあるが、その感じもしつつ、それよりもややスープのとろみが強い。味は基本的にはあっさり目だが、これは十分名物たる味といえる。



【具を掘り起こすと・・・】


そしてガタタンスープが登場。こちらは純粋なスープで、心待ちにしていたものだ。かき混ぜながら一口。とにかく具沢山でさっぱりした塩味、とろみのあるスープだから熱々だ。これこそ本当に名物と言っても過言ではないだろう。具はホタテ・海老・イカ・豚肉・かまぼこ・ネギ・白菜・人参・山菜・きくらげ・たまごと入っており、これはスープも旨かろう。

店名をイニシャルで隠しつつもどこの店だか分かってしまうのだが、あえて以下苦言を書いておく。貶しているのではなく、ぜひガタタンをさらなる名物に育て上げてほしいからだ。まず、ガタタンチャーハンは表面積が広いせいか冷めるのが速い。スープのとろみは温度を下げずに食べるための工夫だと思うので、チャーハンであっても何とか一考願いたいところだ(石焼にしてはどうだろう)。また、彩りもあるのだろうが、上に載っている冷製の海老は蛇足だと思う。

そしてガタタンスープ。私はこれこそ地元で長く親しまれた本当の味だと感じた。確かにこれをラーメンにしても旨いとは思う。だが、家庭の味はシンプルなガタタンじゃないのだろうか? 本来のガタタンを腹一杯食べたい人のために、ぜひガタタン定食をメニューにおいてほしいと思うのであった(と、レストランのアンケートにも熱く記入してきた)。

食後、1階に降りて販売コーナーを冷やかす。ガタタンラーメンは要冷蔵のため断念(これも常温保存可能なものが開発できないか・・・)。芦別名産ドリンク「タングロン」を発見するも4本パックなので、こちらも断念(バラ売りしてくれよ・・・)。タングロンとはリンゴ果汁と昆布エキスの入った飲み物のこと。かつて私が富良野に転校して行った時に初めて給食で出会い、なれぬ昆布エキスの味に「マズイ」と思ったのだが、段々好きになっていった飲み物である。



ゆりねぜんざいを購入して芦別駅へ戻る。

日記風に

2007年04月29日 15時15分28秒 | Weblog
本日はまず彫刻美術館へ。美術館のすぐ前の家で、なにやら父娘のものすごく見苦しい罵りあい。周りに聞こえているので、やめた方が良いかと。



展示は「素材の多様性展」である。本郷の彫刻(木、ブロンズ、石)・スケッチ(ペン、水彩)など様々な素材が使われているものの展示。「摩周の舞」という作品が初見であろう。クスノキを使ったもので、体にアイヌ紋様のような模様。何となく母性的かつ神聖なものを感じさせる像であった。

本館は「花の彩り展」。油彩、水彩で花のスケッチが中心。初展示の「つゆくさ」という油彩作品がなかなか。暗がりの中、ひっそりと小さな草花が描かれているのだ。

美術館を出て西野方面へ。今日は日なたで早歩きをすると少々暑いが、まず散歩日和といえるだろう。西野から西町へ。かつて記憶のあったレストランに行こうとするが見つからない。実は前日も昼食を取ろうとしていた店が休業で困ってしまったのだが、本日もやや困り、迷った末に中華料理の「H」に入ってみた。



店内は改装したばかりだろうか、非常にきれいである。客は休日でだらけた感じのオヤジが一人でビールを飲んでいる。私もビールを飲みたいなとも思ったが、ラーメンと一緒では腹が膨れる。お勧めメニューの中から肉絲麺だけ注文することにして、「将太の寿司」を手に取る。



やや少しして、丁寧な仕事で作られた肉絲麺が到着。非常に熱々のところを早速食べる。まず野菜はシャキシャキ、細切りの肉は非常に柔らかく、しっかりと下味が付けられている。あんかけはスープと分離せずに、しっかりまとまっておりこれも良いのではないだろうか。他にも麺類・定食がたくさんあり、また来てみたい店の一軒となった。

山の手方面へ戻る。途中、発寒河畔公園でビールとゆでピーナッツ。



しかし今日の札幌は日なたは日差しがきついが、日陰に入ると肌寒い。程ほどで切り上げて帰宅。11860歩。

20070429最近読んだ本

2007年04月29日 14時50分02秒 | 読書
「百鬼解読」多田克己、京極夏彦
なぜ妖怪が生まれたのかというプロセス解読が面白い。ただし、文章にはちょっと色気が無い。京極と比べるのは無理があるが。

「おいしい日常」平松洋子
塩から飲食店までまとまりはないが、うまそうな話ばかりではある。

「描かれた食卓」磯部勝
歌川広重の「もちVS酒」の図。川端龍子の「佳人好在」無人の室内に涼しげな酒肴。このあたり面白い。

「キャラねっと完全版」清涼院流水
オンラインゲームの世界における事件を推理するもの。この人はもともと狭義のというか、そもそも推理小説のルールに則らない小説を書くが、その言い訳が面倒になったため世界設定を何でもありにしてしまったわけだ。

「定食ニッポン」今柊二
とにかくうまそう。札幌の定食店も数件紹介されているが、あまり行った事がないのである。どうも専門店(そば、ラーメン、カレーなど等)に行くことが私は多いようだ。

以下、図書館の2冊。
「恭一&現の時事放談」
ロックバンドのメンバーらしいなあ。そのファンの人向け。

「古代トーキョー大発掘」山崎浩一
1980~90年頃の東京の風俗が未来で発掘されたとしたら、どんな珍説が展開されるだろうかという話。雑誌連載とかだと面白いのかも知れないが、連続して読むと同工異曲で飽きる。

もつ鍋

2007年04月28日 23時30分03秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
連休初日のせいかやや暴走(またか)。

札幌駅前の居酒屋「O」へ。酢もつ(内臓を千切りにして酢タレであえたもの)、ゴボウチップスをつまみに角ハイ。そしてメインのもつ鍋(塩味)。キャベツ・ニラなどがたっぷり入っており、底のほうにもつ発見。臭みは全く無く、内側の脂身がいい具合についている。





柚子コショウ(赤と青の2種)をつけつつ、熱い所をやる。脂分がスープや野菜に回っておりコクのある感じ。無論スープも旨い。これは当然焼酎に切り替えて、1杯目は清長。吟醸酒の酒かすから作った粕取り焼酎である。かなりドライだか香りが良い。



2杯目は芋の香りがそうとうする不二才(ぶにせ、だったか)。最後にチャンポンの麺をいれ、漬け物で締める。麺はかなり煮込んでも延びない麺で、スープをしっかり吸わせて食べる。満腹だが、ヘルシーっぽいかな?

2軒目は徒歩で移動。札幌駅からやや西側、Kホテルのバー「C」へ。今日の札幌は観光客の姿も多く、バーも込んでいたためカウンターではなくテーブル席へ。1杯目はギムレットにビタースを入れたもの。2杯目はKさん指名で「カルヴァドスベースで」とお願いした所、ブランデーをカルヴァドスに変えたビトゥイーン・ザ・シーツが登場。さっぱりして調子付く。

3軒目はタクシーで琴似に移動してカラオケ。
「恋に落ちて Fall in Love」小林明子
「熱視線」安全地帯
「愚かもの」近藤真彦
「モンテカルロで乾杯」庄野真代
「春よ、こい」松任谷由美
「みずいろの雨」八神純子
「サウスポー」ピンクレディー
「哀しくてジェラシー」チェッカーズ
「海のトリトン」
「言葉にできない」オフコース
「MONEY」浜田省吾

わっはっは。

20070428ギャラリー巡り

2007年04月28日 17時14分00秒 | ART
本日のギャラリー巡りは、北海道立近代美術館→札幌市資料館→アートスペース→さいとう→三越→NHK→道新→時計台→大通→富士フォトサロン→大同→テンポラリー→エルプラザ→紀伊国屋→ロフトの15箇所。

近代美術館「空海マンダラ」。



わざわざ去年、旭川まで見に行った展覧会が札幌にお目見え。展示の仕方が違うと印象も変わる。いくつか気になったものを。

「五大力菩薩像:金剛吼菩薩像」:紋様が立体的に見えるなかなかの名作。
「天弓愛染明王坐像」:腕が繊細。
「八大童子立像」:やはり傑作といえばこれ。今回は中心に不動明王座像をすえて、8人がそれを健気にお守りするかのような円形陣(新薬師寺スタイル)。周囲を5・6周回って存分に楽しむ。龍に乗ったお姿がインパクト大賞の阿耨達童子、服装の色彩が可憐なファッション大賞、恵光童子などがお気に入り。なお、ふっと目を上げると、逆サイドの童子の背中が見える。後姿賞はまたも恵光童子。いろいろ楽しめるなあ。

「孔雀明王像」:ド派手な孔雀に乗るお姿は冷静に見るとお馬鹿さんにも見える。光背も孔雀の羽で代用。凄い。
「地蔵菩薩像」:服が神秘的なまでに繊細に描かれている。
「深沙大将立像」:旭川でもビックリ仰天した、私のお勧め作。髑髏のネックレス、能面のような顔がおなかについており、象の膝当てなどパンキッシュなファッションセンスが光る。絶対悪の権化に見えるが実は良い人(らしい)。

前期後期でかなり展示替えがあるようなので、また来るつもり。

三越「伊勢神宮展」。何だかあまりピンと来るものが無い。併設の三重県の物産展で伊勢うどんを購入。一度食べたかったのだ。

大同「松井多惠子個展」。何というのかなあ、画の中心にキュビスム的女性像が必ず描かれている。何か興味引かれるものあり。「サイエンス考(火星)」という、火星の風景が舞台になっているのも面白い。

テンポラリースペース「木村環展 LIFE GOES ON」。私はやはりこの人の作品を気に入ってしまったようだ。初めてテンポラリースペースへ。実に味わいのある建物。



前回のThird Earの作品とペンタッチは同じだが、かなり味わいは違う。全般的に首がとれ血が飛ぶ危険さはなく、異世界を思わせる優しい作品。女性の頭部から蔦のようなものが天に向かって伸びる画が一番好み。

展示会場にいた女性からお茶を頂く(ペットボトルのだ)。「Third Earの展示も見に行きました」と話しかけてみたのだが、作者さんではないとのこと。すっかりご本人だと思い込んでいた。しかしこの人も美術好きで、東京でレオナルド・ダ・ビンチの「受胎告知」を見てきたそうだ。思ったより薄い塗りで、聖母の髪の毛の繊細さ、植物の丁寧さは予想を遥かに超えるものだったらしい。なんとも羨ましい話だ。

エルプラザ。廃墟駅の写真を眺めて、環境プラザという所にも行ってみる。エネルギーの無駄遣いをしないような展示など。豪華な施設にわずかな見物客。結構面白いものもあるのだが。




→日本の食生活は輸入品で成り立っているということらしい。

ロフト「ロバート・サブダしかけ絵本の世界展」。電動で開閉する飛び出す絵本(不思議の国のアリス、オズの魔法使い)があるなど、それなりに工夫した展示。招待券で行ったのだが、定価で見て満足するかといわれるとどうだろう。それでも、本を開くと気球が飛び出てくる(やや薄いが球形になるのだ)のは凄かった。絵本好きにはお勧めなのかも知れない。

私の前で見ていた女子高(中?)生「すごいよ、こんな古い本が残ってるんだね」「きっと、お金持ちの人から借りて展示してるんだよ」。あのー、その本、私が生まれた頃に作られてるんですけど・・・

以上

ゴールデンウィークスタート

2007年04月28日 12時55分35秒 | 食べ歩き
まあ、それ程大騒ぎすることでもないのだが、ゴールデンウィークに突入。初日の札幌はちょっと暑いくらいの天気になった。上着を持って出かけたのは失敗だった(夜は涼しかったかな)。

ギャラリー巡りの途中、すすきのの蕎麦屋「A」へ。ミニ天丼セット(ホタテ)とビールを注文。ミニ天丼はホタテと海苔の天ぷらのみで、もう一つ野菜で良いから何か入っていてほしかった(値段はとても安い)。

20070428最近読んだ本

2007年04月28日 07時34分56秒 | 読書
ゴールデンウィーク突入。私は4連休×2回となる。

「ユグノーの呪い」新井政彦
患者の精神世界に入り治療を施すサイコダイバー物。患者の抱えている悩みがキリスト教とメディチ家にまつわるものなので、何のことやら。

「酒肴酒」吉田健一
怒りや饒舌さなどの表面にドンと分かり易い記述はないが、地味に怖い。

「鮨に生きる男たち」早瀬圭一
グルメ本というよりは鮨職人の姿をきっちり書いた本。とはいえ、読んでいると鮨を食べたくなってくるのも事実。どこか行って見るか。

以下、図書館の4冊。
「日本読書株式会社」本の雑誌編集部
「何を読めばいいのでしょう」という問に対し、「これです」と何でも答えてくれる本。こういう会社があったら私も就職したかったような気もするが、趣味を仕事にするな、が私のモットーでもあるな。

「こんな書店で本を買いたい」池田良孝
私が書店に求めるものは以下の2点。文庫の新刊がもれなく一箇所に集まっていること。マイナーでも本当に面白い本をピックアップできること。もちろん面白さの基準は様々なので、私にとっての外れがあることはやむなし。以上。

「言葉は静かに踊る」柳美里
私はこの人のことをほとんど知らないながら、例のプライバシー侵害裁判の話だけからすると理解しがたい人という感じを持っていた。初めて書評・エッセイを読んで、印象としては悪化したとしか言いようがない。

「コーランの世界」大川玲子
コーランはなるべく本来言語にそって表記すると”クルアーン”なのだそうだ。写本の美しさ、字体や幾何学文様も素晴らしい。イスラムの書体にもいろいろあり(クーフィー体、ナスフ体、ムハッカク体、ライハーン体などまだまだ)、全然違う字に見えるのだ。

牛串

2007年04月26日 19時24分15秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
もうゴールデンウィーク気分で仕事も低調な感じ。早めに切り上げて、立ち飲み「KG」に久々に行ってみる事にした。

メニューがちょっと変わっており、まずはカヴァを注文。・・・すると、無いのだそうだ。そりゃないよと思いつつ、白ワインを注文。いろいろな串ものがあるなか、牛サガリ、ハツモト、ギアラ、つくね(これは豚かな)と1本ずつもらう事にした。1本ずつ注文できるのは、何よりである。

サガリはかなり柔らかい塩味。ハツモトは真っ白で、以前食べた馬の大動脈ような感じの歯ごたえ。かなりコリコリしている。ギアラはタレ味で、かなりの噛み応え。そしてつくねは外側パリッと焼けて、なかなかにジューシーであった。

飲み物は昨日に続いて栗山酒造の北斗随想を追加して帰宅。

AYALA

2007年04月25日 21時14分55秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
6周年を迎えるバー「N」に折角だから行ってみることにした。おや、まだそれ程客がいないが、いろいろな所から酒や花が届いているようだ。

まず1杯目はお店のおごりでシャンパンAYALA。マグナムボトルなので、お祭気分な感じ。2杯目は隣席の男性が持ってきたという北の錦純米大吟醸。栗山町の小林酒造の酒だ。もう少し冷えていて欲しかったのだが、"大吟醸!"というほど派手な香りはせず、なかなか好ましい味だ。

私もお祝いに来ておきながら、ただ酒ばかり飲んでいるわけには行かない。こんな時でなければなかなか頼めないグレンリベット25年シェリーカスクを注文してみた。おおこれは華やかな味で、シェリーの後味が効いているな。

最後にこれまたお隣さんが飲んでいたラフロイグ仕立てのアレキサンダー。旭川でも飲んだことがあるのだが、久しぶりである。前半はクリーミーな甘さでまさにアレキサンダー。後半はその中からぐっとラフロイグの味が立ち上がってきて締まるという2重奏カクテルだ。

満喫して、帰りがけに狸小路付近のラーメン「TK」へ。かなりの老舗だが初めての来店である。注文は醤油ラーメン。麺にもう一工夫ほしいような気がするが、スープの味、事に後味が何だか美味しい。久々に「絶妙の物足りなさ」という感じだ。もう若くない私は「これでもか!」という濃厚味がだめなので、この「物足りなさ」というのは褒め言葉なのである。

今日は以上。