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散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

仕事飲み会3連発 その3

2006年11月30日 23時42分41秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
体調も何とか今日まで持ち、今日は会社の人2名との飲み会。

1軒目は狸小路側の「T」。くずし会席というメニューを注文。
・大根と牡蠣の田楽
・突き出し三種(引き上げ湯葉、目板鰈南蛮漬け、菜花)
・ふぐ刺し
・豚角煮(少し焼いてあるよう)、ホタテパン粉焼き
・太刀魚出汁煮
・穴子天ぷら九条ネギのソース
・コーヒーアイスとリンゴ

飲んだものはビール、白ワイン、長野の地酒(銘柄忘れた)。
私はふぐが好きなので、今年初のふぐに喜ぶ。次の豚角煮がこってりした味付で、ちょうど中盤に出てきて良かったなあ。太刀魚も随分昔に九州で食べて以来だと思うのだが、あっさりした味付で淡白な身が良かった。ちょっとだけ縁側のような部分があり、そこは少し脂がのっているのだ。それから私は穴子も好物。揚げたてのサクッとした所がいい。ソースはそれ程ネギっぽくない味付であった。このメニューでそれ程高い値段じゃないのよ、これが。個人的に再訪しても良いと思える店である。

2軒目はそのまま3人でバー「N」へ。店は込んでいて最初はバックカウンターへ。私の1杯目はグレンリベット16年カスク。これはかなりパンチ力があって、良いモルトだ。グレンリベット12年は私には物足りないところがあるのだ。

2杯目はカルヴァドス、3杯目はカルヴァドス+スイートベルモットでマンハッタン風。連れの二人はくじを引くためにワイルドターキーをずっと飲んでいる。それだけなら良いのだが、私にもくじを引けとワイルドターキーを勧めようとするのだ(嫌いとかマズイ訳ではない)。

4杯目はカウンターの上にあったFINE MARINE POMMERY。これはポメリーのフィーネってことなんだろうか? 激しく酔ってきたので、聞いた話を全て忘れてしまった。

これからジンギスカンを食べるという馬鹿者二人と別れ(最終的にうどんにしたらしい。それが正解だ)、一人、ホテル「L」のバー「R」へ。久しぶりの「R」でジンフィズとハンターを飲んで帰宅。ふーう。

仕事飲み会3連発 その2

2006年11月29日 22時41分53秒 | 飲み歩き・琴似界隈
今日はお客さんと1対1。うーむ、結構辛いのだが、相当昔から顔なじみなので、何とか話は持った。

飲んだもの:ビール2、日本酒2(八海山なみなみ)。
食べたもの:おでん、焼鳥、刺身

琴似に帰り一人で2軒目。バー「D」へ。
1杯目はさっぱりギムレット、2杯目にスプリングバンク9年マルサラウッド。なるほどマルサラ酒の甘みであったか。3杯目は迷いに迷ってマスキオ・プリメ・アランチェというオレンジ風味のブランデーを久々に飲む。うむ、甘めでフィニッシュにはちょうど良かったな。

仕事飲み会3連発 その1

2006年11月28日 21時34分36秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
仕事がからむ飲み会というのは私には結構つらい。本日第一弾はお客さま4名、身内2名の飲み会である。しかし、一緒に苦難の道を歩んできたせいか、お客さまと我々の間にぜんぜん垣根がないのね。非常に楽しい飲み会になり良かった。

飲んだもの:ビール大量、紫蘇焼酎
食べたもの:焼鳥、ラーメンサラダ、鳥ナンコツから揚げ、タコわさび

結構長居して1軒で帰宅。

20061126最近読んだ本

2006年11月26日 22時04分25秒 | 読書
「VOW15」「VOW17」「VOW18」
「ニッポンお笑い世界遺産」

「マルドゥックヴェロシティ3」冲方丁
なんでこうなるかなあ。「マルドゥックスクランブル」読み直してみるか。

「華の東海道五十三次」路上観察学会
じっくり街道を味わう旅をして見たいが、無理だなあ。現在の東海道は人が歩くには不適(車が多い)とも聞く。

「ブックライフ自由自在」荒俣宏
数百万円単位の本というのも恐ろしいな。

「GALLERY she’s LIAISON」
ギャラリーシーズの15周年記念誌。電話で注文したところ、即日送って下さり、感謝。旭川の決して交通の便が良くない所で(私は自動車を運転しないので)、意欲的な企画展をずっと継続開催している美術愛に感心しました。近くにあったら、足しげく通うと思うなあ。

以下、図書館の3冊。
「間道を行け」米坂ヒデノリ
農民画家とか、十勝を愛する人と漠然と思っていた神田日勝が意外とそうでもないという興味深い話があった。

「たちのみ散歩」平尾香
私は東京に行っても行きたい地域に偏りがあるから、なかなかいけない店が多いなあ。78軒紹介のうち、13軒しか行ったことがない。本人イラストで楽しそうな紹介が良いが、ぜひメニューの概要がわかるくらいの情報は入れておいて欲しい。

「旅のおはなし」雅姫
行ってみたい所も登場するのだが、趣味の領域にかなり違いが。恐らく著者は酒を飲まない人なのだな。

立ち飲み

2006年11月25日 16時54分53秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
今日は本屋で収穫なく、札幌駅高架下の立ち飲み「C」へ。

ビールと鶏わさを注文。鶏わさは外側を軽く炙っており、料理としてなかなかそそられる。客は私を入れて7名。17時前からこれだけの客がいるのだから、札幌にも立ち飲みというニーズはあるのだと思う。

ところで、私と背中合わせにいる男女2人組、声がでかくてうるさい。私も酒飲みなので、酔った時に多少大声になることや、議論になってしまい、つい声高になるというのは理解できる。しかし、普通の会話が店内全部に聞こえるほど声がでかいのはどうだろう。

私は二人のバイト歴や学歴をすっかり聞いてしまい「個人情報保護」って何だろう? という気になるのであった。

20061125ギャラリー巡り

2006年11月25日 15時48分50秒 | ART
本日は、近代美術館→(仕事)→時計台→道新→北2条STV→たぴお→大同の6箇所。仕事をしなければならず、大通の北側だけ。

近美「具象の新世紀展」。これだけの実力派が具象画をそろえるとなんとも気持ちが良い。現代美術が作品を通して投げかける提言は理解するものの、ともすれば「これって”美”術なの?」となる作品は結構多い。この展覧会ではそういう疑問は浮かばず、ストレートに描かれた世界を楽しむことができる(実は背景に色々なものがあったとしても)。

○佐藤武「雨上がりⅠ」「雨上がりⅡ」:やはりこの人の作品の世界観は好きだ。
○宮川美樹「刻Ⅰ」「刻Ⅱ」:叙情的というより、この人の作品は「ただそこに水辺がある」という淡々とした感じがする。
○輪島進一「アダージョ」:時計台ギャラリーでも感心したが、画の中に動的なもの、時間の推移を描きこんだ実験作。それでいて美しい。
○安田祐三「北の森の主」「変わらぬもの」:描かれた樹木がリアルすぎ!
○小林麻美「kalaidoscope」「近所が近所でなくなる時の」:不思議と暑い夏の空気感を思わせる、ぼやけた風景。
○柳田昭「樹影」:これまだ水面に映る樹の影がなんとも精密。

これ以外の作品も見所は非常に多い。ぜひ。
時計台ギャラリー「仲村哲泰個展」。壮大なヒマラヤの画。200号はすごい。

写真は北洋銀行本店。ビル取り壊しの工事が始まった。私には北洋銀行というより拓銀という気がいまだにするのだが。

ラーメン

2006年11月25日 11時31分47秒 | 食べ歩き
昨日の晩、猛烈にラーメンが食べたくなっていたのだが、開いている店が発見できなかった。まあ、深夜に食べなくて正解なのだが。

あらためて昼頃、西18丁目付近の「Y」食堂でラーメン。ここのラーメンは400円という値段と素朴な味が好ましい。

カルバドスカクテル(改)

2006年11月24日 23時08分21秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
休みに挟まれた谷間の出勤日ということで、平穏無事に終わる。同僚と飲みに出ようと思ったが、7人と言う人数が災いして迷走。何しろ給料日後(の人が多い)金曜日、どの店も非常に込んでいるのだ。

最後の頼み「T8」へ。ビール→ウィスキーソーダ×2→日本酒1合と控えめ。つくね入りの四川風鍋が美味しかった。つくねにはナンコツが入っているし、スープも少々脂分が多い気もするが、酒に合う(汁物をつまみにするのは、満更でもない)。

早め解散となったが、適度な呼び水で火が付いてしまった私はこれでは帰れない(11/15とまた同じパターンだ)。すすきののバー「N」へ。

1杯目はキウイがあるということで、強めのカクテルと無理なお願い。ある程度キウイを入れると、どうしてもアルコールは控えめのカクテルになってしまうのだ。何とかキウイ+ウォッカ+シロップのカクテルが登場。色は美しいグリーン、香りはキウイ、中々爽快な味のカクテルである。

2杯目はウィスキー(SMWS)。中身も聞いたのだが忘れてしまった。3杯目は「カルバドスベースで少々濃厚な味に」と注文。カルバドス多め、ビタースを追加したカルバドスカクテル(改)が出てきた。オレンジジュースが入るカクテルなので、女性的な印象があるのだが、本日のは手ごわい。

いつもの通り3杯で終了して帰宅しようとしたが、一軒目の食べたものがこなれてきた私は、珍しくラーメンでも食べたいなあという気持ちになってしまった。しかし、時間が23時過ぎ。うっかりすすきのから遠ざかる方向へと進む私の前には、もう営業中のラーメン屋は現れなかった。勢いで西20丁目まで歩いてからタクシー。何をしているのか。

2006/11/26追記。2杯目のウィスキーはハイランドパークであった。SMWSのボトルには必ず一言寸評のような英語が書いてある。今回は「I know where I'm going・・・(私は私の行き先を知っている)」。うーん、味の寸評なのやら、哲学なのやら。

20061123最近読んだ本

2006年11月23日 15時00分37秒 | 読書
何となく出かける気がせず、段ボール箱から発掘された本を読む。

「マルドゥックヴェロシティ2」冲方丁
あーあ。

「ああ言えばこう食う」阿川佐和子、檀ふみ
非常に男らしい二人。

「商神の教え」荒俣宏
オリオンビール物語とか面白話満載。

「2ちゃんねるVOW3 マターリしようよ」
「VOW王国笑う広告」
「2ちゃんねるVOW 逝ってよし」
「2ちゃんねるVOW 激しく同意」
「VOW16」
「VOW王国 エッチ」

以下、図書館の本2冊。
「北の暮らし歳時記」伊藤隆一
北海道、カナダ、北欧などをテーマに、約20年前から日本の将来を憂うエッセイ。

「幻想の画廊から」澁澤龍彦
マグリット、ダリ、モロー、クリンガーなど興味深い画家が並ぶが、澁澤感性の文体でよく分からず。

樽詰めウィスキー

2006年11月22日 20時54分47秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
明日は休みなので、雪の中大通のバー「IP」へ。

1杯目はハンター。最近興味を持っているカクテル。2杯目はジャックローズ。カルヴァドスベースのカクテルをお願いした所、生ザクロを使ったこれが登場した。やはり酸味があり味が軽やか。

3杯目は樽で仕入れたウィスキー(確かボウモアだったか?)。これは値段の割には味わい深いお徳なウィスキーであった。

店の若手の方が初顔合わせであろうか、栃木出身なのだそうである。栃木といってもピンと来るものがなかったのだが(作新学院しか思いつかなかった←年齢が分かる)、「”日光東照宮””餃子の街宇都宮”があります」と指摘される。なるほど意外と面白そうではないか。

帰宅途中でラフロイグとゴードンとジンジャーエールを購入。

20061122最近読んだ本

2006年11月22日 12時54分02秒 | 読書
「司法改革」姉小路祐
閉鎖的な司法に対する改革を試みるストーリーだが、スッキリした結末に到らず、戦い半ばという雰囲気か。

「黄の調査ファイル」今野敏
警察の特別チーム5人を順次掘り下げるシリーズ3巻目。特殊能力を持つ人たち(今回は坊主)も面白いのだが、一見普通人にしか見えない上司氏が面白い。

「四季 春」「四季 夏」森博嗣
しまった。「森読本」を読まなければもっと衝撃があったかも知れない。各シリーズを貫く構想はいつ作ったのか不思議に思いつつ、登場人物全員何らかの関係性があると言われるのも困るなあ。

「仕事力 青版」
どうだろう、仕事の話は良く分からん。

「超芸術トマソン」赤瀬川原平
「トマソン」と言う概念を最初に見出した人は偉いと思う(再読)。

「殺人格差」日本推理作家協会
今回は既に読んだ短編多し。

「神はサイコロを振らない」大石英司
10年前の失踪事故から、航空機+乗客+搭乗員が突然現代に姿を現す。個々人の抱えている問題が少々ドラマチックに過ぎるが、明るい結末に好感。

図書館の1冊。
「旬のうまい魚を知る本」野村祐三
さすがの魚ライターっぷりで、詳しいし描写も旨そう。中ではキンキの湯煮(キンキが高いんだ)を一度食べてみたいものである。

秋のサッポロ

2006年11月20日 23時30分19秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
送別会のため月曜日から飲み会。時間調整のため一人1軒目のバー「C」へ。ちょうどあったボジョレーヌーボーを飲む。大体予想通りの味だが、時々感じる「果汁そのままです」というほどではなく、まあまあかな。

2軒目が送別会。すすきのの「U」へ。
刺身(ボタンエビ生きてた)、銀鰈焼き、キムチ鍋、穴子大根、カキグラタン、そば(結構良い感じ)、キャラメル風味のアイスクリーム。飲み物はビール、麦焼酎ロック。料理はちゃんと1品づつ出てくるのだが、もう一つの感あり。

3軒目、同僚Y氏を誘ってバー「Y」へ。
バンブー、ハンター、秋のサッポロを飲む。今の札幌は晩秋と呼ぶべきか初冬と呼ぶべきか、雪が積もっていないので、ぎりぎり「秋」のような気がする。ところで秋のサッポロのレシピを調べようと検索したら、トップに登場したのは自分のブログであった。ふむふむ、シェリー+シャルトリューズ+オレンジ+何か、なのね。

20061120最近読んだ本

2006年11月20日 12時41分10秒 | 読書
「江戸東京博物館」山本博文
先日行ったのだが、常設展を見る余裕が無いのが残念であった。北斎も出ているようだ(再読)。

「超図解ビギナーズ デジカメ」
特に何をしたいと言うわけでもないのだが、読んでみたら参考にはならなかった。

「上高地の切り裂きジャック」島田荘司
「そんなアホな」と思いつつ、一応冒頭で書かれた不思議な現象に理屈は付くのだ。

「読売新聞「編集手帳」第十集」竹内政明
時事ネタはしばらく経ってから読むと、なんだか抽象的・比喩的で言いたいことが判らない。

「アンノウン」古処誠二
自衛隊を舞台にした防諜モノ。人は死なないため、”身近な小さい謎”風の作品。くだくだしい背景描写や人物像の無駄な掘り下げが無いため好感。

「自分を生きる人たち」追分日出子
小谷野敦の「もてない男」ぶりが面白かった(同名の本を出版しているらしい)。もの凄く自分らしく生きている人たちの話なので、興味を持てない人も大勢。

「ファンタズム」西澤保彦
この作者の場合、推理小説といってもSF的シチュエーションの導入がされているのは当たり前である。しかし、最初の方でそのルールを明示しないのはどうだろうなあ。継続的な愛読者ならともかく、初めて読む人は怒ると思う。

「月に酔」高田崇史
酔うと突然名探偵になるイイとこのボンボンの話。大人のロマンだなあ。

不安

2006年11月18日 21時42分26秒 | 食べ歩き
夕食は予約しておいた二十四軒のビストロ「PE」へ。

まず桜姫鶏のスモークとシュークルートがアミューズで登場。ワインは少ししっかりした味のキュヴェ・ル・シャルテニエールというのにしてみた。

前菜は銀杏のキッシュ、レンコンと鱧のミルフィユ仕立て、野菜テリーヌ、ウサギのパテ。いつも焼鳥屋さんで食べる銀杏だが、キッシュの中に入っても青っぽい香がしっかりしている。ウサギはソフトな味でワインとの相性が良い。

次にフォアグラのソテーバルサミコソース、コーンポタージュ仕立て。味がはっきり分かる位フォアグラを食べたのは初めて。思ったほど重たい味ではなく、バルサミコのせいかさっぱり。

続いて平目ソテーブイヤベース仕立て+アリオリソース。平目は非常に軽いふわふわな火の通り。野菜と魚貝出汁のブイヤベースは非常に美味しい。アリオリのピリッとする味付けを足すと、これも刺激的である。

グレープフルーツの氷菓をはさんで、イベリコ豚のロティきのこのリゾット添え。まず、イベリコ豚は脂身が美味しい。あまり脂の部分が多いと通常は避けたくなってしまうのだが、「もっと脂身の部分をくれ」と言いたい程。嫌味なく口中でとろけていく。

またきのこのリゾットが我を忘れそうな味。大量に使っていると思われるきのこの風味も相当だが、刻んだベーコン(+何のダシかなあ)が味の土台作りをしていると思う。「軽く茶碗にもう一膳」お願いしたい味だ。

デザートは和栗のティラミス、カボチャの何か(ムースを凍らした感じ)、オレンジと紅茶のソルベ。オレンジ+紅茶の風味は格別で、最後にマールを注文。かなりぶどうの風味がするマールだが、飲むと青い香を感じ、さっぱりながら味わいがある。

で、これだけ褒めておいて何が不安かというと、開店から一緒にやっていたソムリエールがやめてしまったのだそうだ。今日はそれほど客数が多くなかったが、混雑した時に手が回るのか不安である。素晴らしい料理&家から近いレストランであるので、継続的に様子を伺いたい。

20061118ギャラリー巡り

2006年11月18日 17時24分01秒 | ART
人出を避けるために中途半端な一日になってしまった。芸術の森美術館→札幌サンプラザ→時計台ギャラリー→大同の4箇所。

芸森「この20年の、20のアート」広島市現代美術館のコレクション展である。ちょうどギャラリーツアーをやっていたため15人程の観覧者がいた。

小林孝亘「Gate」:簡略化した門と木々を描くが、不思議な存在感がある。
福田美蘭「ニューヨークの星」:一見美しいニューヨークの夜景と星空。しかしよく見るとツインタワーの窓の明りのところに穴が開き、空虚な姿をさらしている。最初の印象からの落差が面白い。
宮島達男「Death of Time」:暗闇の中一列に並ぶデジタル数字という、おなじみのパターン。ものすごい高速度で変わる数字や、いつまでたっても変わらない数字。両隣が真っ暗になり、ポツンとついた数字が寂しそうだ。

北24条に移動して札幌サンプラザへ。今日は会議・会合が非常に多いようで、ざわめくロビーの真ん中で「北区のアーティスト展」。少々落ち着かない。作品もボードに貼ってあるため比較的小品のみ。とはいえ、川合キヨ子、佐藤武、波田浩司各氏の作品がパッと目に付く。

大通に戻り、時計台ギャラリー「香取正人作品展」。「坂の上の街」という作品が、ちょっと見上げるような不思議な感覚。「グループ耀日本画展」も割と良かった。

大同ギャラリー「酵母展2006」。池田裕貴子、ウルトラQのインクが流れているようなグネグネを油彩で描く。なかなか良い。

※夕方、札幌駅前通を通りがかる。わずかに紙ふぶきが残っていたが、驚くほど清掃が行き届いていた。感心。



※日本生命ビルの建て替えに伴い、札幌で(多分)最も古くからある立ち飲み「A」が移転。移転先を知らないので、元の店に行ってみると、予想通り移転先が掲示されていた。で、早速移転先に足を運ぶと「土・日・祝は休業」とのこと。以前の場所では第1・3・5土曜日はやっていたのになあ。いつか平日に行ってみよう。