散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

蔵王権現に出会う(3)

2004年12月21日 21時38分12秒 | 旅日記
翌日は丸一日研修。昼食は市ヶ谷の「M」でラーメン+ミニチャーハンのセット。中華料理屋さんらしい優しい味。

研修を終わって浜松町の「A」へ。途中、人が線路内に入り山手線が全線停止に。今回は交通機関トラブルが相次いだ。



ビールを頼み、この店名物のタタキ、てっぽうを頼む。程よく焼け、肉汁を含み、ナンコツで歯ごたえを出したタタキはやはり旨い。酒と煮込みを追加。ここの煮込みも旨いなあ・・・

で、新装となった羽田第二ターミナルへ。ここの地下には「アド街ック天国」で紹介されたのだが、バーがある。早速行って、フェイマスグラウスソーダ割り、マティーニ。マギー審司に似たバーテンダーはまだ動きがぎこちない。まあ、空港にバーがあることは大変望ましいので、もっと頑張れという感想だ。

以上で、帰宅。

蔵王権現に出会う(2)

2004年12月20日 21時36分34秒 | 旅日記
二日目。
ホテルを出て,上野の森美術館の「大兵馬俑展」へ。





「恐るべし中国」と言う以外にない展覧会である。紀元前にこれ程の文明・工業化された国からすると,周辺国は眼中にないのも当然であろう。一人一人の顔つきがはっきり違うので、「こいつに着いていけば安心」とか、「この人は冷酷そう」と言った感想が浮かんでしまうほどだ。

残念ながらTV等で見る発掘現場のような,みっしりと兵隊さんがいるわけではない。予算の関係かな? 日本芸術院で日本画をちらっと見る(東山魁夷など)。

昼食は市ヶ谷の「キッチンPY」でハンバーグ定食。ランチ時間に備えて,あらかじめ作ったものを温めなおしているようだが,ソースたっぷり,ボリュームのあるハンバーグは結構旨かった。さて,そもそも何をしに東京(市ヶ谷)に来ているかと言うと,研修出張なのである。

さて,研修が終わると銀座に戻り「S」へ。銀座にあって,この当たり前の何気ない店はとても貴重である。ビール,しめ鯖,メバル煮付け。しめ鯖は身が厚く,酸味の中にも鯖本体の味がしっかりしている。メバルはこの店では値段の高い方に入るがそれだけのことはある。身がほっくりし,濃い味付けがこの場合ピッタリである。

追加して,酒と鳥豆腐。この鳥豆腐を考えた人は素晴らしい。スープに浸かった湯豆腐+鶏肉をもみじおろしのタレで食べるのだが,具もスープも共においしく,あっという間に食べてしまった。

「スタンディングバーY」へ。角ソーダ割り250円、トリスソーダ割り200円。ソーダで割っても料金が高くならないありがたい店である。バーでは高い方高い方と目が向いてしまうが、こういう店では安い方安い方へと行きたくなる。

続いて、「h BAR」へ。ここでも私が来てしばらくすると、先客二人は帰っていった。まず、カルバドス+ホワイトキュラソー+レモンのカクテル(サイドカーのカルバドス版である)。2杯目は甘いカクテルを注文すると、カカオリキュール+ブランデー+ポートワインの濃厚な奴が出てきた。次にマティーニ、最後にスペインのカルバドスという非常に珍しいものがでた。ヘロヘロになってホテルへ。

蔵王権現に出会う(1)

2004年12月19日 21時33分37秒 | 旅日記
過去の旅シリーズ。
この時は世田谷美術館へ「祈りの道~吉野・熊野・高野の名宝~」を見に行くのがメインテーマであった。

***
まだ夜も明けきらぬ6時半にスタート。空港に着いて自動チェックインしようとすると,画面に「窓口へ」の指示がでる。ITについていけない人のようにオロオロしながら行くと、乗る予定の便が機材の理由で欠航なのであった。30分前の便に切り替えてスムーズにチェックイン。

荷物検査のところで,ペットボトルを手に持っていると,「中身の確認をさせて下さい」とのお願いをされる。いつものようにキャップをとって渡そうとすると,今はそんな必要がないようだ。なにやら怪しげな機械の上にペットボトルを置くと,チェックできるらしい。Webで調べると「電気的な手法により判別を行って」いるということだった。

羽田について早速,用賀へ移動。途中,線路上に障害物があったらしく,ダイヤが乱れている。昼ごろ,世田谷美術館到着。今回どうしても見たかったのが「特別展「祈りの道~吉野・熊野・高野の名宝~」である。世界遺産登録を期に、数々の名宝が到来しているのだ。



寺の外で見られるのは恐らく最初で最後と言われる身の丈4.5mの「蔵王権現立像」に大興奮。残念ながら背景(美術館の壁)がイマイチであるが、やむを得ない所である。後は,表情の良い阿弥陀如来像・弘法大師像等など。図録を購入(2500円)。物凄く重い。

上野へ移動して,時間が惜しいので,立ち食いそば屋でざるそば(360円)。不味い。東京都美術館の「フィレンツェ-芸術都市の誕生」展へ。とにかく混んでいた。かなりの有名どころも出品されているのだが,ボッティチェリとヴァザーリの画は印象が強かった。



続いて,リニューアルされた国立博物館本館へ。やはり仏像に目が行くのだが,三十三間堂から千手観音が3名来ている。京都の仏像は洗練されているなあというのが,午前中の世田谷美術館との比較で分かる。

足早に3箇所みて,ぐったり。有楽町へ移動。日曜日の銀座は開いている店が少ない。事前に調査していた店は,かなりイイ雰囲気だったが,なんと店ごと貸切で入れない。がっくりしつつ,新橋の「T」へ。かしら・ハツ・レバ・鳥ナンコツと焼いてもらい,ビールと酒。カウンター大皿にぶつ切り野菜が置いてあり,お通しとして食べ放題、健康的である。



煮込みを追加すると,これがこってり味だが旨い。本州の方には当たり前なのだろうが,北海道で本当に旨い(牛)煮込みにお目にかかることはまれである。かみ締めつつ,満喫。

店を変えて,銀座のバー「O」へ。先客が1名いたが,ちょうど帰ってしまい,私一人だけになった。「今年の夏、札幌に行きました」というバーテンダー氏を相手に,ウイスキーソーダ割り,アイルオブジュラカスク5年。かなりパンチのある味だ。おすすめメニューから迷ってLaberdolive 1962(アルマニャック)を頼む。迷っている時に,「1800年代のブランデーがあります(9000円)」とか言うのはやめて欲しい。出張で気が大きくなっているせいか,頼みそうになってしまうではないか。

ホテルに戻ると,東西線で薬品騒ぎが。今日は交通機関トラブルが目立つ。