散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

タイの味

2008年08月31日 13時36分56秒 | 食べ歩き
私はタイ料理というよりは(食べたことがないので)、タイ米が好きなのである。約10年前、沖縄の空港の食堂で食べたタイ米のカレーが今までベストだったなと、今でも覚えているくらいなのである。平成5年の冷害の時にも通常の米が足りていたにもかかわらず、タイ米を購入しては料理していたものだ。

さて、その感動よ今一度。札幌には数軒あるようだが、琴似には珍しいタイ料理店「S」へ。ランチメニューの中から豚肉のレッドカレーにしよう。最初はタイ風の調味料がかかったサラダ、オレンジジュースが出てきた(デザートにすることも可能)。



サラダを何気なく食べると、ゲッ、かなり辛いぞ。みじん切りの野菜が入ったドレッシングが辛いのだ。しばらくして、次はトムヤムヌードル。ランチだからエビは入っていないものの、辛くて酸味の効いた麺(米粉製か?)に肉、ふくろ茸が入っている。



これは辛さも少なく一段落。麺を食べているときの酸味はそれほどでもないが、スープを直接飲むと、そうだなあ、レモンティーぐらいの酸味はするな。少し香菜がのっているが特に苦手な風味はしない。

それからメインの豚肉のレッドカレー。こちらはココナッツ風味で口当たりはマイルド。しかしじわじわと辛味が感じられる。具材は豚肉と竹の子中心でかなりたっぷりと入っている。そのカレーをご飯にかけて食べるのだが、米はもちろんタイ米であった。



タイ米の何がいいかというと、米がモチモチしすぎていないということだ。水分の多いカレーをかけるには、さらっとした米の方が合うのだ(もちろん、日本式カレーには日本の米だと思う)。ということで米というよりは、”カレーにとても良く合う野菜”と捉えた方がよいかもしれない、タイ米であった。また来よう。

***
話題1
上記の「S」だが奥は座敷になっており、タイのグループ(多分)が来ていたようだ。ちょっとしたビルの中のタイ風景である。ところで今日の札幌は相当暑く、公式発表は26度以上(アスファルトの上ではもっとあるだろう)であった。夏の最後であろう。

話題2
本日より新たに購入したカバンを使用。私は何しろ滅多にものを買わないのだ(本と酒以外)。前、使っていたのは5年くらい前に千円で買ったものである。いい年なんだから、もう少し持ち物に気を使うべきだろう。

20080830ギャラリー巡り

2008年08月30日 16時14分22秒 | ART
本日は西区民センター→コンチネンタル→札幌市写真ライブラリー→紀伊国屋→大丸→富士フィルムフォトサロン→大同→時計台→道新→NHK→アートスペース→趣味の郷→さいとうの13箇所。

■コンチネンタルギャラリー「奥山三彩彫刻展」。木を材料にあまり見たことのない新鮮な形状の彫刻作品が展示されていた。「Fantasies of fish」は白鳥のような、植物のつるが延びるような、三つの頭部がキングギドラのような(そうでもないか)作品。「顔のある日」は荒っぽいがライブ彫刻で作られた作品。作るところを見てみたい。

■時計台ギャラリー「永野曜一個展」。特に明確な主題は分からないのだが、何らかの”瞬間”を表現した作品と見た。「奥山哲三個展」も見たら忘れられない作品だ。漂うような人物や”地球男”とでも呼んだらいいような丸い人物と建物を描いたもの。

■NHKギャラリー「谷間の百合夕張展」。夕張の自然や街並みを描いた、繊細な水彩画。

■趣味の郷ギャラリー「ヨーロッパ版画展」。ヤルミラ・チェルマコヴァというチェコスロバキアの作家の小品が可愛い。

懸案だった会社用とプライベート用のカバンを購入。「高っけえカバンしか売ってないなあ」と思ったら、幸い安売り市が開催されていたので、程ほどの値段で買うことが出来た。

※2008.8.31追記。
最後に「フジタ展」行ったのを忘れていた。最後に来て結構な混雑であったが、総動員数は「三国志展」「男鹿和雄展」に及ばなかったのか。まあ、日本で大活躍って人じゃないから、あまり知名度が高くなかったということなんだろうかな。

20080830いろいろ

2008年08月30日 14時19分57秒 | Weblog
西11丁目で地下鉄を待っていると、異様なオーラをだす電車が到着。土曜日の昼なのになぜか満員なのだ。「確かドームでHTBのイベントあったっけ? あんなので込むのかな」と思ったが、電車に張ってある紙で気がついた。「さよなら6000系」、そう、先日子供達がペイントしたやつが廃止になってしまうのだ。

満員の中に乗り込んだが、周囲はビデオで走行中の様子をえんえんと撮影する人多数。電車に興味のない人には、とても耐えられない雰囲気だ。南北線で試験運転が始まった女性専用車両というのがあるが、マニア専用車両を作ってほしいものだ。何しろ、微妙に友達にならなくてもいいなあという感じの人が多いのだ。

また、各駅にアマチュアカメラマンが数名滞在。ま、外から車両を取るのだから、私としてはこちらの方が理解し易い趣味である。

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本日の昼食は大通近辺の「M」で天丼。穴子・イカ・さつまいも・しし唐とかなり立派な品揃え。しかし天丼のツユというより、照り焼きタレのような味付けだったのが惜しい・・・



しかし、まわりを固めるおかず(じゃこおろし、サラダ、冷やし茄子、味噌汁、漬け物)のおかげで、それ程くどい感じはせずに食べられた。



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古本とビールの店「A」へ。やや蒸した天気なので、ビールを飲もう。苦めのオゼノユキドケIPAというのにしてみた。さすがにホップ5倍(当社比)ということで、エーデルピルスが物足りなくなってきた私にとっても苦いビールだ(美味いよ)。

すると店主の方が「もしかして『散歩日記』を書いている方ですか?」。

いやー、あまりビックリしたので、隠すまもなく認めてしまった。以前からブログを時々見ていただいたということなので、バレるのもしようがないが、変な汗が出てきた。まいったなあ。でも検索したら、お店のブログを見つけたのでおあいこかな。

20080830最近読んだ本

2008年08月30日 09時20分50秒 | 読書
■「スペースオペラの読み方」野田昌宏
つい先日お亡くなりになってしまった、スペースオペラの巨人。野田先生、私もあなたからSFを教わった一人でした。

■「イマジン」清水義範
タイムスリップして自分の父親にあい、コンピュータ業界の黎明期に立会い、ジョンレノンを救いに行く。ありがちだが、清水得意の青春小説テイストもたっぷり。

■「星降る楽園でおやすみ」青井夏海
保育所に男二人が侵入し、子どもを人質に500万円を保護者に請求。しかし親の思惑にもさまざまあり・・・。

■「鬼平犯科帳22」池波正太郎
再読。

■「姫百合たちの放課後」森奈津子
いわゆる”百合”小説で、SFテイストは少なめ。

以下、図書館の3冊。
■「修理」足立紀尚
仏像からパイプオルガンまで、修理の話。各数ページなので、あくまでも紹介レベル。

■「馬鹿で間抜けな発明品たち」テッド・ヴァンクリーヴ
タイトルのままの話。一応、アメリカの特許取得済みのものばかり。

■「迷路のなかのテクノロジー」H・コリンズ、T・ピンチ
単純に科学技術は二元論では割り切れないとする事例説明。チャレンジャー爆発の原因などについて触れている。

やはりおさまりますまい

2008年08月28日 22時46分33秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
会社の事務所でちょっとした飲み会。結構飲んでいたのだが、これで帰るのは無理だ。非常に久しぶりにすすきののバー「P」へ。

1杯目は最近定番のバンブー。2杯目もシェリー入りのカクテルでと考え、ジャマイカマティーニにした。ジャマイカマティーニはラムとシェリーの合わせ方が結構難しいのではないかと思うが、札幌でもカクテルの名手として有名なNさんだけの事はある。酒同士の密着感がすごい。

3杯目はフェルネブランカ+ジンのカクテル。Nさんが「確か前回このような感じで・・・」とのこと。ずいぶん久しぶりに来たのであるが憶えていただいていたようだ。

カクテル3杯を満喫して、帰りは狸小路外れの「M」でラーメン。西11丁目から帰宅。

20080827最近読んだ本

2008年08月27日 07時42分42秒 | 読書
■「うまうまノート」室井滋
この人のエッセイとうまいもの食べまくりには定評があるからな。

■「いろは歌に暗号」鯨統一郎
「いろは歌」に隠された「薬子の変」の秘密とは? 空海が探偵役を務めるが、相変わらずの微妙作品だ。

■サライ「仏像の見方」
こういう本で紹介されるような有名仏は、かなり見ているようだ。

■「謎解き広重「江戸百」」原信田実
「名所江戸百景」を解題した本。単なる絵はがき的な風景版画ではないのだそうだ。一番有名なのは梅の木が超近景に描かれている「亀戸梅屋敷」だろうか。

■「ユージニア」恩田陸
名家で発生した謎の大量毒殺事件。その事件に関わりのあった人からの聞き語りで、事件の全貌が見えてくる。自殺した犯人と目される男は真犯人だったのか?

以下、図書館の3冊。
■「「飽きない」散歩術」サライ編集部、出井邦子
サライは功なりとげた人の立派な話が多いからなあ。

■「食品の迷信」芳川充
いたずらな国産安全神話や外国製品危険論は確かにどうかと思う。あまりにも非科学的な方向に制度がシフトしていきそうになるのも問題である。しかし、この人の論調も自分の子どもに何かあった時に言えるような話ではないと思うがな。

■「ため息健康法」PHハピネス研究室
時にはため息を盛大について、ストレスを解消しようという本。そこまでは良かったが、最後に新興宗教というか”電波”の雰囲気が・・・

月曜からやりすぎた

2008年08月25日 23時33分13秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
大体、会社の飲み会を19時半から始めるのが悪い(会議があったせいなのだが、私はそれに参加していない)。時間をつぶすために1軒目はすすきののバー「N」からだ。

1杯目スイカ+テキーラ。札幌の夏は終わりだが、絶妙にあう夏の味わい。2杯目はポートシャルロット2003。大変短い4年熟成ながら、スモーキーな味わいとヤンチャな感じは、将来大きく育ちそうだ。

3杯目はアドニスを飲んで、やっと宴会開始だ。しゃぶしゃぶの「H」に行って、ラムしゃぶとビール。今日は終始ビールを飲むことになった。

これで満腹になり、帰れば良いものを同僚M君と3軒目の「C」へ。ウィスキーソーダ×2、ジンフィズ、バンブーを飲み、何とか24時前に終了。マスターからやっとウィスキーモルトラリーの賞品(山崎樽材で出来た印鑑)をもらい、かろうじて地下鉄で帰宅。

月曜日から思いやられる立ち上がりだ。

20080824最近読んだ本

2008年08月24日 23時25分32秒 | 読書
■「ニッポンの少数民族」鮫肌文殊、山名宏和
どちらかというと少数派に属すると思われる人たちの生態。

■「奥様はネットワーカ」森博嗣
大学の研究室で連続傷害事件が発生、ついに殺人事件に至る。関係者のモノローグで事件は展開するが・・・。

■「郷土料理とおいしい旅1 北海道」朝日新聞社
24年前、札幌の人口は145万人である。アイヌ料理に関して割と詳しく書いてあるのが珍しいと思う。

以下、図書館の4冊。
■「日本のがん医療を問う」NHKがん特別取材班
私の家系でがんにかかった人は知る限り誰もいないので、あまり心配していない。

■「リンボウ先生の<超>低脂肪なる生活」林望
いわゆるダイエット本であるが、少々のスノビズムと優越感の香りが・・・。

■「ゆえに高速道路は必要だ」四方洋
結局、現在の車社会ありきが前提だから、高速道路が必要だっていう結論になるのだ。私は何も車を全廃しようとは思っていないが、いくつかの前提を変えれば高速道路不要という結論だって導けるはず。

もっと大きな目で見れば、公共交通機関の充実とそれでカバーできない分野(福祉、高齢者、特殊業務、一部の物流、まだ他にもあるだろう)に限り車を使えば十分だとおもう。そういう思考を最初から排除しているのだな。大体、「札幌-釧路を私用で移動する場合・・・」って、どんなレアケースを考えているのだ。

■「「バランスのいい食事」が老化の原因だった」幕内秀夫
サラダなどの洋食が油の過剰摂取の元であり、清涼飲料の糖分が非常によくないこと。また多品目の食生活を目指すことで、一番日本人に適した米を食べる量が減り、結果として高カロリーの食品がまぎれこむこと。内容はまあそういう感じで、売れるためにタイトルをそう付けられたのだね。

20080824最近読んだ本

2008年08月24日 22時28分41秒 | 読書
■「東京居酒屋探訪」大道珠貴
この本、前からほしかったものを古書店で購入。しかし、これほどの名店を巡りながら、何となく抑うつ的な作者である。もっと何も考えない方が楽しめるよ。

■「変な学術研究1」「同2」エドゥアール・ロネ
1巻は確かに学術研究を紹介。2巻はいろいろな死に方の事例を掲載しており、どちらかというと見世物的だ。

■「それでも警官は微笑う」日明恩
シリーズ2作目が思った以上に面白かったので、1作目に戻る。なるほど、最初の巻から信念を曲げない登場人物たちである(再読)。

■「北海道美術あらかると」北海道近代美術館
基本的に作品の出来が全てであり、あまり画の背景にこだわりはないのだが、それぞれの話が短いので楽に読める。

以下、図書館の3冊。
■「知っていますか子どもたちの食卓」足立己幸
子どもに朝晩の食事の様子を描かせたもの。夜ホットケーキだけとか想像を上回るすごい食事が多い。しかし簡単に食卓上だけを改善することはできず、日本人の生活習慣全体が問われているのだと思う。

■「尿の悩みを解決する本」本間之夫
現在特に悩みがあるわけではないが、いわゆる下の話は心配になるものだ。

■「顎関節症で困ったら」木野孔司、杉崎正志、和気裕之
こちらは私も現にかかっていると思われる病気。顎関節症を直したからといって必ずしも頭痛や肩こり、腰痛が改善するわけでもない模様。本によっては顎関節症が万病の元のように書いてあったりするからなあ。

日曜日

2008年08月24日 12時17分37秒 | 食べ歩き
昨日飲み過ぎて、何となくだるい。それでも散歩には出かけることにして、古本屋、昼食、本屋、会社用の鞄をさがし、図書館で帰宅。鞄は選択肢が少なかったので、大通界隈でもう少し見てから決めよう。

昼食は久々に琴似の「U」へ。えび天せいろ(うどん)にする。最近うどんといえば、さぬきうどん全盛であるが、この店は琴似で昔から独自のうどんを出しているのだ。歯ごたえはあるが、さぬきうどんとは全然違う。



うどんつゆは関西風のため色は薄め(白醤油なのか?)、青い刻みネギが小皿に沢山あるのが特徴的。今日は大根おろし入りのつゆに、エビ、ピーマン、海苔、茄子、しいたけの天ぷらの面々とうどんをつけて食べる。途中でネギをたっぷり投入し完食。

ボケたけど、気にしちゃだめだ。



もう少し涼しくなったら久しぶりの鍋焼きうどんも食べたいところだ。


大通東側から豊平を経て白石へ

2008年08月23日 16時05分30秒 | 写真館
タイトル通り、大通東側から豊平を経て白石まで歩いてみた。

二条食堂街。食堂とカラオケありの居酒屋が合体したような店が数軒。さすがの私もここには入ったことがない。昼から間違いなく飲めそうなのであるが。



北海道の蟹はここで作られているそうだ。



一体何屋さんなのだ。



昭和の香り。やってるのかなあ。



京都の味が楽しめるらしい。



看板が炭化しかけてるけど。



いやー疲れた。この後、実家へ。

20080823ギャラリー巡り

2008年08月23日 14時55分04秒 | ART
本日はコンチネンタル→道銀駅前支店→富士フィルムフォトサロン→大同→たぴお→STV→時計台→道新→大通→アリアンス→さっしん→ivory→ARTスペース→ART-MANの14箇所。

■コンチネンタルギャラリー「HELLO SAPPORO」。作者名からするにアジアの作家の絵画展だろうか。普段見かけることのない画風が多く、これは面白い。一人名前を挙げておくとHan Sun Hee「4 abandoned legs」は非常に細かい線による椅子の足と、ペタッと塗られた座面の対比が見事だ。

■大同ギャラリー「日象北海道支部展」。青木智恵「阿弥陀如来」はかなりのテクニックで精密に作られていると思う。

■STV北2条ビル「山本雄基・西田卓司・川上りえ3人展」。川上りえは何となく「鉄」っぽいイメージ(”鉄道”ではない)があるが、大変身に驚き。しかしその後、会場の作品集を見て、紙を使った作品もあるのを知った。冒頭写真は川上作品の向こうに見えるマネキン人形。

■時計台ギャラリー「菅間慧一銅版画展」。私はこの人の版画が大好きなのだ。建物の存在感があり、特にヨーロッパの橋や建物はピッタリくる。本人の「ごあいさつ」で、まだ版画を始めて8年という事で驚き。

■アリアンスフランセーズ「上嶋秀俊-絵画展」。円形のキャンバスを見ると、私は何となく惑星表面写真を思いうかべた。破壊的な災害が起きた星、メルヘンの星、菌糸の星、エロい星・・・。もう、この感想では表面写真じゃなくなってるけど。

■ivory「北海道武蔵女子短期大学写真展」。赤・青・緑・黄・紫と色をテーマにした9点ずつの競作集が、いかにも学生の写真展という感じで楽しい。

中華の技

2008年08月23日 11時20分53秒 | 食べ歩き
前から一度と思っていた中華料理店「S」へ。ランチメニューの中から八宝菜を選択。昼前のせいもありすぐに到着したのがこれだ。



うーむ、やっぱりちゃんとした中華料理は美味い。野菜に油通しをしているせいか、キャベツにきちんと火が通りながらパリッとした歯ごたえが残っている。また少々濃い目の味付けがご飯をかき込むにはもってこいである。

メインに野菜サラダ、玉子スープ、ネギとザーサイを合えたもの付き。他に「つぶとネギの炒め物」などという興味あるメニューもあったので、再訪してみたい。


今週いろいろ

2008年08月22日 21時04分41秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
8月18日
CAI02で「祭太郎個展」。意外と言っては失礼だが、鉛筆画の人体図が結構きちんとしていて感心した。会場内に「北斗プロレス」のポスターが貼ってあったが、大矢やリッキーフジが出ているのか。大仁田のFMWでずっとやっていたのだから、感慨深いものがある。

バーカウンター側の展示室では端聡「chronic in sanity01」が面白かった。ハンマーを振り下ろす男を描いた力強い作品。こういうのも描くんだな。

8月21日
オーロラタウンのコミュニケーションスペースで、北海道画廊の絵画バザール。一原有徳の小品が4000円。これはちょっと良いのでは。

さいとうギャラリーで「沼田邦夫水彩画展」。オーソドックスな風景画の中、「幻想の夏」「幻想の秋」「幻想の冬」という木々を描いた作品に目が行く。

「大橋郁夫展」。関数や数値などの数学的モチーフを取り込んだ作品。私などは、関数の曲線がどこにあるのかと探してしまうが、具体的に描いたのではなく、感覚的にタイトルをつけたとのこと。

スカイホールにも寄ってから、最近できたらしい古本屋さんへ。本は少ないが、飲食関係で面白いものがあり、2冊購入。ビールを出すのだが、今日は休肝日のためやめておこう。

8月22日
今日も平和に仕事は終了。すすきののバー「n」へ。1杯目は最近よく飲むバンブー。非常にすっきりとした味わい。

2杯目は以前から飲まなければと思っていた懸案のアードベッグ・ルネッサンス。ちょっと大きめのグラスを掲げて「ルネッサーンス!」とやるわけではない。下らない戯言はさておき、通常のアードベッグのゴツイ味わいに比べて、華やかで広がりのある味わいだ。度数が高いせいもあるだろう。

3杯目はシェリーの入ったカクテルを相談した結果、ジン+シェリーのマティーニ風。これがほぼジンストという、予想外の味。途中から少し温度が高まったせいか、シェリーの味がしてきた。こうしてみると、ベルモットというのはほど良く個性的なのだなと思う。3杯目が結構きいて帰宅。

何となくオリンピックを見る日であるが、男子400メートルリレーは(有力チームが予選落ちしたとは言え)良い結果であった。朝原がずっと孤軍奮闘してきたのが、今はチームとしての体をなし、その結果として銅メダルを獲得したものと思う。