散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

旭川にて(3)

2006年09月30日 21時43分37秒 | 飲み歩き・北海道内
まず1軒目は結構有名な居酒屋であるらしい「DS」へ。



まだ先客は1人のみ、多少空に明るさも残っている時間である。1杯目はビールと通しは浸し豆、この店のお勧め盛り合わせである「旬の膳」というのを出してもらう事にした。



到着した旬の膳は刺身(マグロ、イカ、ウニ、海老、ホタテ)、海鮮サラダ、キンピラ、モズク酢、ツブ貝、煮秋刀魚が盛り込まれた、かなりお得なセットである。カウンターの中では炭火が熾きているようなので、焼いたものも食べたくなった。豚肉としいたけを焼いてもらう。かなりの火力で良い具合に脂も落ち、クドくないタレのかかった肉が登場。これもいい。



燗酒に切り替えてしばらくゆるゆると飲んでいると、段々客も増え、私の腹もくちくなってきた。次はバーの多い旭川で、最近評判らしい「S」へ。



1杯目はジンフィズ、2杯目にマティーニを注文した。通しにキングサーモンとクリームチーズをあえたカナッペが登場。カクテルは中々良い感じだ。先客が今ひとつバーに似合わない感じだったのだが(カウンターで携帯電話を使うのは良くない)、その連中が帰った後は、何人もの年配の男性が1人で来るなど落ち着いたバーの雰囲気になった。

3杯目は「苦いリキュールを使ったカクテルを」と段々本性をあらわして、色々注文をつける。男性バーテンダーがウンダーベルク+カンパリ+ビタース+レモンの苦いながらもさっぱりとしたカクテルを作ってくれた。

この人は湧水マニアで、いろいろな名水の出るところに行って水を飲むのが趣味らしい。実はこの店で出しているチェイサーは旭岳源水を汲んできたものだそうだ。更に水マニア氏は、「自家製で作ったトマトジュースです」とトマトジュースをちょっとだけ飲ませてくれた。昔トマトが嫌いで、実は今日初めてトマトジュースを飲んだ私もおいしいと思ったので、とてもおいしいのかもしれない。

【これはスターバックスのコーヒーリキュール。日本じゃ売ってないらしい】


4杯目にサイドカー、5杯目は店のオーナーのバーテンダー氏(こちらは女性)に、「ウィスキーベースで、これはちょっと飲んだことが無いでしょう、という珍しいカクテルを」とワガママなお願いをした。で、登場したのがラフロイグのアレキサンダー仕立てである。

アレキサンダーはブランデーベースでクリーム系の甘いカクテルだが、そのベースをラフロイグで置き換えたものである。モルトの中でも最も個性派であるラフロイグの香りと味は、濃厚なクリームをも突き破る強靭な味だ。この女性氏、今年の北海道カクテル大会でも優勝の可能性ありとのことで、中々の味を楽しむことができた。

後は帰るだけだが、飲みすぎてちと辛い。


旭川にて(2)

2006年09月30日 16時57分01秒 | ART
昼食を終えて、旭川美術館の「空海マンダラ-弘法大師と高野山展」へ。旭川にしてはまれに見る人出の多さである。



展示室に入ると、いきなり「弘法大師坐像」がある。先日の札幌において、鑑真和上は真ん中すぎの良いポジションにいたが、弘法大師はまずご本人のお出迎えだ。そこからしばらく密教法具や色彩と形のシャープさが素晴らしい「大日如来像」などを見ていくうちに、素晴らしい作品のお出ましである。

今回のメイン「八大童子立像」だ。背の高さは1メートル程だろうか。少年の雰囲気を感じさせる小柄なお姿の像が8体。腰布などに残されている色彩から、往時の実に美しかったであろう姿がしのばれるが、現在でもかすかに残る色と造型のりりしさは十分なものがある。私は、曹源寺の十二神将を見た時以来の「欲しい!」という感想を抱いた。

そのほかには、彫りの精密さが素晴らしい「板彫胎蔵曼荼羅」や6本の手に法具を持ち、奇怪なポーズを取る「天弓愛染明王坐像」、截金文様が素晴らしい「毘沙門天立像」等を見つつ、第二の山場、快慶作の四天王立像へたどり着いた。もちろん、四天王は素晴らしかったのだが、それ以上に私の目を引いたのは躍動感あふれる「執金剛神立像」と、恐るべき「深沙大将立像」であった。

何が恐るべきなのかというと、「深沙大将立像」は悪鬼のような姿に、首に髑髏の首飾り、膝には象面の膝当て、さらに臍の位置に人面が付いているという、パンチの効いたお姿なのである。あまりの遊び心に唖然である。誰か「それはやりすぎだろう」と止める奴はいなかったのだろうか・・・

旭川美術館は展示スペースが小さかったが、一部旭川のみの展示物もあり(もちろん、札幌のみの方が多い)大変満足であった。第二展示室の「現代の具象-絵画と彫刻」をさっと見る。小野州一、船越桂などの作品が展示されているが、こちらはガラガラ。

旭川美術館を出て、駅とは逆方向へ。昼食を取ったラーメン屋さんで雑誌を見ていて偶然気付いたのだが、ギャラリーシーズという所で、「安田侃の世界展」をやっており、なんとご本人が今日来るようなのだ。



全く何も考えずに15時位に付いた所、ギャラリートークは16時30分からとのこと。展示を見てから、ギャラリーの方が安田侃が登場しているDVDを見せてくれ、しばし待っていたところ、16時20分頃に彼が到着した。

ギャラリーから会場内の人(40人ほどいただろうか)にワインが振舞われ、トーク開始。「大理石の模様は計算して彫られているのですか」という質問に対し、大理石を切り出して運搬する作業の大変な様子や、石の相当箇所に汚れた層があり、かなりの部分を削って捨ててしまう事などを話していた。つまり、表面の模様を考えている余裕などない、とのことであった。

【ワインが振舞われているのだ】


なかなか良い話が聞けたなあと思いつつ、居酒屋目指して旭川の中心部へ。

旭川にて(1)

2006年09月30日 14時00分56秒 | 食べ歩き
今日は旭川へ行く事にした。目的は「空海マンダラ-弘法大師と高野山展」を見ることである。昼過ぎに旭川に到着、まっすぐ買い物公園を歩いて、ロータリーそばのラーメン「M」へ。

旭川にはたまにしか来ないため、この店のラーメンは滅多に食べられないのだが、どうしてもたまに食べたくなる味なのだ。写真をみると何の変哲もないラーメンに見えると思うが、これは「生姜ラーメン」なのである。

作り方を見ていると丼にすり下ろした生姜をいれ、その後普通に醤油ラーメンを作っているようである。しかし、刺激が強すぎず、かといって物足りなくない、絶妙の生姜風味なのである。この味に感心した私は、自宅でも試してみた事があるのだが、何かが違う別物になってしまったのだ。

もう少し寒ければ生姜で体が暖まって最高なのであるが、意外に今日の旭川は日差しが強い。食べ終わって旭川美術館へと向かう。

まあしょうがないか

2006年09月29日 23時09分39秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
仕事を打ち切り、飲みに行くことに(結果として予定通り日曜日は出勤)。

札幌駅と大通の間にある「M」へ。飲んだものはビール、日本酒2、焼酎1。食べたものは刺身(ウニ、鰹、鮫鰈)、活けイカ刺し、ゲソ揚げなど。以前にも書いたが、この店のイカ刺しは旨い。ゴロを食べると新鮮なのが良く分かる。

2軒目はすすきののバー「N」。私は普段早い時間に来ることが多いのだが、この時間帯(22時頃)、金曜日だとやっぱり混んでいるな。最初は壁側のサブカウンターしか空いていなかったが、20分くらいでメインカウンターへ。

1杯目は先日飲んだカリラをソーダ割りにしてもらった。2杯目はサイドカー。3杯目は甘いカクテルを注文し、リキュールベースのものにしてもらった(レシピ覚えてない)。

結構酔っており、一緒に来たK氏はビール一杯で帰宅。

明日の予定

2006年09月29日 12時49分22秒 | Weblog
仕事がたて込んでいて困っているのだが、取り合えず明日は旭川へ行く。来年、札幌に巡回するのを知りつつ「空海マンダラ-弘法大師と高野山展」をどうしても見たいのである。国宝「八大童子立像」勢ぞろいだよ。

ということで土曜日は札幌市内のギャラリーはまわれず。日曜日は出勤するかもしれない。

20060928最近読んだ本

2006年09月28日 12時40分01秒 | 読書
「漫画と人生」荒俣宏
取り上げられているのは素晴らしい作品ばかりである。やはり日本の漫画は良いなあ(再読)。

「ワセダ三畳青春期」高野秀行
酒が好きな書店員推薦本だったかな。貧乏生活の話なので酒の話はあまり出てこないが、味わいがある。

「短編小説集」荒俣宏
SFでもなく、怪奇・伝奇というわけでもなく。不思議な短編集(再読)。

以下、図書館の5冊。
「「熈代勝覧」の日本橋」小沢弘、小林忠
実物を見ているからこそ愛着が湧くのであるが、ゆっくり詳細に見られるという点では本の方が楽で良い。お店も人も面白いなあ。

「雪舟応援団」赤瀬川源平、山下裕二
「秋冬山水図」は現物を見ている私であるが、「慧可断臂図」何かももの凄く見てみたいよなあ。

「信州まつもとの戦後50年」市民タイムス
これは本当にローカルなエピソードを集めたもの。

「信州昭和史の空白」信濃毎日新聞社
松本大本営やら教員赤化事件など、信州の戦前・戦中史が満載。ちょっと良く分からないけどね。

「信州かくれ里伊那谷を行く」布施他人夫
私も飯田線に乗って途中まで伊那谷を行ったのだが、つらなる山々や雰囲気に独特のものがあり、とてもよい印象を持っている。ところで飯田線は無人駅が非常に多く、電車のドアは乗車している人が自力で開けなければならない。恐らく、事故防止のためだと思うのだが、車掌さんは電車が駅からスタートすると、先頭車両から最後尾まで歩き、駅に停車するとドアから外に出て、電車の先頭まで走って乗り込むのだ。駅間が非常に短いので、約5分毎ぐらいにこれを繰り返す。とっても大変な路線なのであった。

20060929追記。
コメントを頂きましたが、電車のドアを自力で開ける理由は理解しております。「事故防止のため」と解釈したのは、車掌さんが電車とホームをぐるぐる駆け回っている理由です。分かりにくい文章になっておりましたので、ご指摘ありがとうございます。

ひとり

2006年09月26日 20時36分23秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
昨日は激しく飲んでしまった訳だが、幹事をしていたのと大人数だったせいで飲んだ気がしない。2次会終了後、ひとりでどこか行くかとも思ったのだが、あまり時間もなく断念したのである。

今日はリセットのためひとり、すすきののバー「N」へ。19時過ぎについたのだが、私が1番目の客であった。私は自分以外の人間がいるときには、バーテンダーさんに話しかける事は少ない。バーでは会話も重要な楽しみの一つなので、特定の客が独占してはいけない(しかし、これを理解しない客も多い)。そのためにもバーテンダーさんが会話の基本的なペース作りをすべきだと思っているのだ。

しかし、今日は客がまだひとりなので、あまりそういう気づかいをする必要もなさそうだ。1杯目に生ブルーベリー+ウォッカ+ホワイトキュラソー+砂糖のカクテルを注文してから、来月の生フルーツは何が良いかという会話。フルーツにも季節感がなくなってきたので、良く分からなかったりして。ところで、皮ごとミキサーにかけたブルーベリーは目に効くだろうか?

2杯目はカリラ14年。カリラの匂いはまさにカリラだ(何を言っておるのか)。3杯目は先日「グラッパベースの甘いカクテルを思いつきました」と言われていたので、それを試そう。

グラッパ+アールグレーリキュール+グランマルニエ。まずかなりグラッパの香りが強い。干し葡萄的な匂いがしていたので、良いグラッパかなという気がする。そして、次に紅茶風味が来る。ティーリキュールはダージリンのをロングカクテルで飲んだことがあって、その時は「ティーソーダのようだなあ」と思ったのだが、今回の使い方はかなり濃厚だ。

徐々に他の客も来た所で定量の3杯になった。ちょうど良い酔い加減だ。

送別会

2006年09月26日 00時33分35秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
同僚が2名転勤するので、送別会を行った。私が珍しく幹事である。事前にテンションを上げないと司会ができないので、立ち飲み「B」へ。これまた一人飲みの多い私には珍しく、他4名。白ワイン2、通しにポテトサラダ、チーズ。

送別会はすすきのの「T」。モツ鍋と炭火焼肉(宴会コースで珍しくないか?)がついており、ボリューム多すぎだが結構旨かった。会の進行に気を取られつつ、ビール3、米焼酎4位かな?

本日は最後まで付き合う気で来たのだが、転勤氏(1名)のロレツがもう回ってない。とりあえずそいつの行きつけの店で、焼酎・ウィスキー(銘柄忘れたがスコッチ、バーボン)を飲む。転勤氏の泥酔度合いが悪化し、私自身は意外と素面で帰宅。

バー→焼鳥→カラオケ

2006年09月24日 01時29分26秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
まずはバーからと「N」に行くと休みであった(隣の店も休みなので、ビルの工事だろうか)。ならばと久しぶりに「B」へ行くと、19時開店とのこと。後45分も待つことはできない。結局「Y」へ行くことにした。

かなり歩いたので喉が渇き、1杯目はジンフィズ。2杯目はメニューと相談しつつ、シェリーとシャルトリューズの入った秋のサッポロというカクテルにした。オレンジジュースも入っているので飲み易いが、微妙な後味に好き嫌いが分かれるところだろう(私はもちろん好きだ)。

3杯目にマティーニ。「あまりドライでなく、ビタース多目で」との注文をし、自分好みですっきり。店を出て地下鉄の駅に向かうと、ちょうど「Y」のマスターが出勤するのとすれ違った。

北24条に移動し、焼鳥「T」へ。大体いつもの調子で飲み食い。本日は祝日のため「仕入れが少なくてさあ」とのマスター言により、いつもより早い22時頃に店をでた。これでは帰れんぞとやる気満々のU氏とS氏と共に近くのカラオケ店へ。

酔ったU氏の「今日は”カ行”しばりね」という訳の分からない号令に従い、カ行で始まる歌手のみ選択…。いったい何をやっているのだろうか。しばらくたつとリモコンに「今○歳の人が×歳の時」と入力すると、その頃はやっていた曲が表示される機能があることが分かった。私が×歳の時に流行っていた曲から、選択したものは…(一応カ行だ) ↓


***
話は変わる。私はあまりこういうお勧めはしないのだが、非常に笑った。先日、安倍新総裁が選出されたが、その時のテレビ東京の速報映像である。さすがテレ東。
http://tuch.blog66.fc2.com/blog-entry-422.html

20060923ギャラリー巡り

2006年09月23日 17時41分30秒 | ART
本日のギャラリー巡りは、近代美術館→資料館→札幌市写真ライブラリー→大同→たぴお→道新→時計台。市立図書館をはさんで、セントラル→さいとう→ユリイカ→北海道画廊の11箇所。

資料館は改装されてから初めて。「一人一仏展」ではあの空也上人立像や天燈鬼・竜燈鬼のひょうきんさが面白い。「加藤民雄展」はモンキーパンチ氏にもにた味のある線。

札幌市写真ライブラリーの「想い出の札幌街のアルバム2006」。去年の1月のものより展示数が大幅に少ない気もするが相変わらず懐かしい写真(生まれてないが)。当時の麻生の田舎ぶりにはビックリ。

大同ギャラリー「06日本美術会北海道 第3回展」。黒田孝の小品は見ることができてよかった。山崎賢六郎の寂しい風景もなかなか。

牛100%ハンバーグ

2006年09月23日 13時21分08秒 | 食べ歩き
本日の昼食はハンバーグを食べることになった。平日はお得なランチがあるのだが、祝日の今日は結構な値段だなあ。セットにすると3000円になってしまうので、ハンバーグ単品(ミディアム)とライスだけにした。焼き加減が選べるのは牛100%であるからだろう。

しばし待つと、鉄製の皿にジュウジュウと音を立てたハンバーグが到着。まずは一口。うーん、熱くて味が良く分からん。が、しばらく食べている内に肉の味は旨いということが分かってきた。

しかし、ソースの味が結構キツイな。かなりニンニクと胡椒の香がする。もう少し肉の味を生かしても良いような気がするのだが。後は値段がなあ…(1785円でした)。

※ややけなし気味のため場所・店名も書かないでおく。

20060923最近読んだ本

2006年09月23日 10時03分28秒 | 読書
「謎001」東野圭吾
ミステリーらしさよりも東野のセレクションを楽しむ作品集。

「人生を救え」町田康、いしいしんじ
新聞連載のせいもあるだろうか、人生相談はありきたり。対談はいったいどうなるのかという脱線具合。

「日本仰天起源」荒俣宏

「喰いたい放題」色川武大
ナルコレプシーと大食(?)をわずらう大変な生活の中の食事風景。独特。

以下、図書館の3冊。
「信州はじめて物語」田中博文
八十二銀行は十九銀行と六十三銀行が合併してできたらしい(19+63=82)。飯田線が開通したのは苦労の賜物など、信州の知識を習得。

「信州の20世紀」読売新聞長野支局
旅行以来興味を持った信州であるが、この本が一番知りたい所を教えてくれた。非常に興味深い本。
・分県を阻止するために長野市側はコロンブス作戦にでた
・県の建物は謎の火災連発
・松本市は税滞納を理由に市制を不許可にされた
・松本と長野の国体招致争いでもめたため、長野県自体の開催が見送られた
・アンケートの回答を見ると「最近、長野と松本の対立はなくなった」といいつつ、他の項目ではメラメラと対立意識が見える
色々な事情があり単純に面白がってはいけないのだろうが、非常に興味深い歴史と精神を持つ県である。

「長野県の自然とくらし」市川健夫、小林詢、信州地理研究会
この本にある通り、確かに松本市内は湧水が豊富なようであった。街中をなぜか走る水路にきれいな水がたっぷり流れているのだ。

よくない(2)

2006年09月21日 19時45分42秒 | 飲み歩き・琴似界隈
地下鉄琴似駅前に最近できたらしい「NH」へ。以前、この場所は日本酒バーで、カウンターの奥は全て冷蔵庫だったのだが、それが取り払われた。キッチンを中心に周囲にカウンター、さらにその外側の壁に数席というバールスタイルの店のようだ。

1杯目はスパークリングワイン。つまみに店名にもなっている生ハム、ハモンセラーノを注文した。先ほどまでハムの種類は一切知らなかったのだが、ハモンセラーノ(白豚)、ハモンイベリコ(黒豚、どんぐりだけ食べさせる)ということらしい。天井から約8kgのハモンセラーノが2本ぶら下がっており、聞くと値段は10万円超とのこと。早速食べると香りの癖は程よく、脂身の甘さが感じられる。

2杯目に角ハイソーダ割(ダブル)とモツのスパイス揚げを注文した。ウィスキーソーダは相当大きいグラスに作ってくれるので、あまり濃さを感じない(もう少し炭酸少な目が良かった)。一般的ななんこつから揚げの歯ごたえがコリコリしている所、もつのスパイス揚げはクニュクニュした歯ざわりだ。

最後にお店のバールらしさから、シェリー酒を注文。今日はとても可愛い女性が二人で店を取り仕切っているのだが、先輩らしい方がいきなり「シェリー酒はお好きですか? 私はどうもダメで」とのこと。私ももの凄く好きというわけでもないが、鄙びた香りは悪くない。

本日はこれで切り上げることにしたのだが、メニューは基本的に500円均一である。500円均一だとお得なメニューとそうでないものがあるなあと、セコイ感想を抱きながら帰宅。

よくない

2006年09月20日 19時31分41秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
飲みすぎは良くない事だが、ちょっとだけ「第3Mセンター」へ寄る。ビール、冷奴、にごり酒、焼サンマを注文。この店の日本酒は「ちょっと明日に差しさわりがありそうだなあ」という予感をさせる味なのだが、にごり酒は割とスッキリしているように思う。

サンマは頭と内臓を取ったものが登場した。食べやすいのだが、やはり内臓ごと食べるのが醍醐味ではなかろうか。ちょっと残念。