散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20070131最近読んだ本

2007年01月31日 20時53分16秒 | 読書
「カップ酒スタイル」いいざわたつや
酒への愛は理解すれども、この人のスタイルは少々違うかな(再読)。

「零式」海猫沢めろん
さまざまな過去の成果をよせあつめた、意味のない作品。

「日本のイキ」大石静
”イキ”と謳った本に粋な本はないのだろうか。どうも私の認識する粋とは違うような気がするのだが、個人差なのか、性別差なのかわからぬ。

以下、図書館の4冊。
「北海道のおいしいカレー屋さん」加藤洋介
私は何となくであるが、いまだに外食でスープカレーを食べたことがない。特に嫌いとかそういうことでもないのだが。

「小林カツ代はこんなにいろいろ食べてきた」小林カツ代
子供時代の味の記憶が素晴らしく残っている人だ。この記憶力と再現力が今の彼女を生んだように思う。大阪の外食では、ホットケーキとミックスジュースが妙に旨そうだ。

「北のウォーキングおすすめ45コース」山谷正
いろいろ私も歩いたコースもあるが、旧産炭地を巡るものとしては三笠に行ってみたくなった。

「日本の地名雑学事典」浅井建爾
平成の大合併にともなう地名のいろいろは読み飽きた感もあり。

20070130最近読んだ本

2007年01月31日 00時01分36秒 | 読書
「風水先生レイラインを行く」荒俣宏
謎の遺跡があるラインにそって残っているという話。とても面白いが、何となく作為があるように思う図形だなあ(再読)。

「茶碗のみかた」野村泰三
図版が見やすいところがありがたい。三井記念美術館で見た天目茶碗があったが、本で流し読みするとわからないな。

「バッドテイスト」荒俣宏
SF雑誌の非科学イラスト、グロな解剖図鑑などどこかバッドだが心引かれる(再読)。

「ダーティペアの大復活」高千穂遥
素晴らしくマニアック。大型ロボット物が好きな人はぜひ。このメインストーリーはガッチャマンのある一話を思い出した。

以下、図書館の4冊。
「NEW ART THEORIES!」
知っているアーティストの作品も多いが、分かり易い解説書とは言えない。

「ミステリアスな宇宙」半田利弘
興味深い20の天体を分かりやすく解説。

「科学の不思議がわかる本」満田深雪
ワンテーマ見開き2ページ、分かりやすくて良いのでは。

「ピカソ」齋藤孝
天才を文章で語るのはとても難しい。

ウィスキーカクテルの日

2007年01月30日 20時00分34秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
すすきののバー「C」へ。

1杯目はウィスキーソーダ(これも立派なウィスキーカクテルであるな)。2杯目はマンハッタン。以前はこの甘さがちょっとなあ、と思ったりしたこともあるのだが、甘いカクテルはしばらく前から許容範囲に入っている。

3杯目もロブロイで、一応3連続ウィスキーカクテルである。家に帰ってモルトで仕上げ。少々飲みすぎか。

中華料理屋さんのラーメン

2007年01月28日 14時18分57秒 | 食べ歩き
山の手の中華料理店「H」で昼食。これまで醤油・塩ラーメンを食べてきたので、最近滅多に食べることのない味噌ラーメンを注文してみた。



この店のラーメンのパターン通り、スープの上に様々な具のあんかけがかかっている。トロトロの白菜、人参、筍、マッシュルーム、ネギ、木耳、イカ、海老、豚肉、チャーシューとたっぷりの材料が使われており、五目ラーメンと読んでも過言ではないだろう。

あまりの熱々で少々口中にやけどを負ってしまったが、旨いラーメンである。


まだ止まらない

2007年01月27日 22時10分06秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
江別で燗酒2本飲んだわけだが、帰り道の寒さでたちまちさめる。当初の予定通り、JRで札幌駅へ、地下鉄ですすきのへ移動。すすきののバー「N」へ。

幸い先客は2名と込んでいない。最初に真正面で目に付いたスロージンを使ったカクテルをお願いするとキッス・オブ・ファイアという恥ずかしい名前の真っ赤なカクテルが登場した。まあ、私は赤いカクテル望むところなのである。逆に「男はバーボンロック」的なこだわりの方がニガテである。

2杯目も「赤」で、と思いジャックローズを注文した。生のザクロがあるそうなので、それを使ってもらうことにした所、ザクロそのものをちょっと頂けることになった。中心にタネのある小さい実を歯でこそげるようにして食べると、何だか素朴な酸味がある。子供の頃に食べたグスベリをちょっとだけ思い出したな。

カクテルは先ほどのスロージンとは違った、深みのある赤に仕上がり、ザクロの酸味と風味も申し分ない。かなりアルコール度数の高いカクテルなのだが、それを感じさせない危険な味だ。

3杯目にスモーキーマティーニをジャパニーズウィスキーで作ってもらうことにした。「なかなか風味の強いのがなくて」というところを無理やり余市で作ってもらう。確かにアイラモルトでつくるのに比べてウィスキーの風味は弱い。だが味はジンにモルトが溶け込んでバランスの良い仕上がりになったと思う。「スモーキー」という名前であるのだが、モルトの風味は程ほどにした方が良いのかもしれない。

3杯目を飲んでいる途中、全く一緒に仕事をしたことがないのだが、会社の大先輩が「N」に来られた。私を発見した先輩から名を名乗られて挨拶され、いたって恐縮。先輩は余市20年、一緒に来られた奥様がバンブー、奥様のお母様がアレキサンダーを注文。あまりのカッコ良さにしびれた。

琴似に移動し、またカラオケ(歯止め外れてる?)。前回同様「ページを開いた所で1曲歌おう選手権」を開催するが、全く無理な場合はページ替えありというゆるいルールにしてみた。以下、歌った曲。

石川さゆり「津軽海峡冬景色」
谷村新司「いい日旅立ち」
大橋純子「シルエットロマンス」
ウルフルズ「バンザイ~好きでよかった」
SPEED「STEADY」
PUFFY「これが私の生きる道」
城みちる「イルカにのった少年」
甲斐バンド「裏切りの街角」
アニメ「V3アクション」
庄野真代「マスカレード」
世良正則「宿無し」
岸田智史「きみの朝」
クリスタルキング「大都会」
宇多田ひかる「Addicted to You」
特撮「ウルトラセブン」

うーむ、結構幅広いではないか。帰宅途中で塩ラーメン。本当に歯止めが外れている。

江別3

2007年01月27日 18時35分56秒 | 飲み歩き・北海道内
バスで野幌駅に戻る。本来は江別駅に行きたかったのだが、バス時間が変わってしまったようだ。マイナス5度の野幌駅からJRで江別駅へ。これまた一段と寒い。



江別駅前はこれまた寂しい風景である。



江別市の人口をご存じない方がいたら、調べてみて欲しい。この江別駅前より札幌寄りに居住エリアがシフトしているのだが、それにしても人口に比べてあまりな寂れようである。この寂しい江別市に来たのは、前回訪問時に発見したなかなか良い居酒屋があるからである。コミュニティセンターの図書室で時間をつぶしてから、居酒屋「A」へ。



多分、マイナス10度に迫る寒さであろう。店に入りすぐさま燗酒を注文。通しに鱈の三平汁が出てきた。何と言うありがたい通しだろうか。



馬刺しを注文しようと思ったところ、残念ながら本日品切れ。うーむ、前回食べたときに北海道ではナンバーワン馬刺しだと思って再訪を計画していたのだが…。気を取り直してホッキ貝刺身、潮サバ焼きを注文。海沿いではない江別だが、ホッキは新鮮。潮サバは炭火でいい具合に焼き上がり、味が凝縮した感じだ。

次にモツ煮を注文。モツはちょっと平凡な感じだったが、柔らかく煮込まれた野菜と、程よく温まった豆腐、そして汁の味が素晴らしく良い。



モツ煮が結構な量であったため、これまた残念なことにこの店の名物であるというラーメンにまでたどり着けなかった。馬刺しのこともあるし、また来るしかないな。

店内では常連のおっちゃんが「夕張」「相撲の八百長」「宮崎県知事」と全てを一刀両断。その後「逃亡者おりん」の女優さんが良いという話に。居酒屋談義はかくあるべしと言いたくなる語りっぷりだ(私は飲み屋で仕事の話をするのが嫌いなので、本気で褒めているのだ)。

さてこの店、かなり建物は古びているのだが、家族経営なのも印象が良いところである。しかし前回来たときに「これはうちで食べる晩御飯のおかずだから」と、ナポリタンとチカフライをサービスしてくれたおばあちゃんが姿を現していないのが残念であった。お元気であるならば良いのだが。

江別2

2007年01月27日 15時20分02秒 | ART
野幌駅前から乗ったバスの乗客が一人になり、人気の感じられないセラミックアートセンターへと到着した。センター前のバス停は相変わらず雪で曲がっている。



広大な駐車場には車が3台。一体、観覧者はいるのだろうか?



今日は「中国の至宝と小森忍の世界展」を見に来たのだ。



早速展示会場に入ると、私以外に3人の観覧者がいた。中国の焼きものは時代としては唐・北宋・南宋・明と幅広く9点。寄贈されたものであるため、あまり一貫性はないが、唐代の作品が見られるとは何ともありがたいことである。

「唐三彩弁口水柱」は茶と緑の釉薬で描かれた小さいワンポイント紋様が良い。明代の「七官青磁不遊環瓶」は青磁の釉薬の色合いがかなり良い。

同じ会場では小森忍作品も展示されている。この人は研究者としての性格も強かったようで、青磁・三彩・瀬戸・赤絵と多彩な作風である。中では「三彩毘沙門天立像」の力強さが目に付いた。

さて、このセンターには展望台がある。



といっても、周りに見るものはない(写真は何かの研究所らしい)。



図書室で時間をつぶしたりしつつ、帰りのバスを待つ。バスが来なければセンター前で私は死んでしまうかも知れない。

20070128追記
セラミックアートセンターは総工費22億円の素晴らしい建物なのだが、いかんせん地の利がない。夏は爽やかなのかも知れないが、冬の寒さは厳しい。館内のサロンも昨年閉鎖になった模様であった。いろいろなことを考えざるを得ない施設であるなあ。

江別1

2007年01月27日 14時17分53秒 | ART
本日は江別へ向かう。まずは野幌までJRで行く。前回江別に来たときも真冬だったのだが、今回も札幌よりは一段階レベルの高い寒さである。

時間調整のため駅から少し離れた所にある「江別市ガラス工芸館」へ。



江別はレンガの街として有名であるが、この工芸館もレンガ造りの洋館である。と思ったら、パンフを見ると「鉄筋コンクリート造り一部れんが造り」とある。もちろん改築はしてあると思っていたが、今となっては雰囲気だけかもしれないな。

外から見るとちょっと古めかしい建物であったが、もちろん内部はギャラリーとして整備されている。しかし無料で入館できるこの工芸館は、作品展示がされているものの、活気があるとは言いがたい状況である。





(著作権的にあれだろうか…、と思い画像処理してみた)

寂しい雰囲気を満喫し、野幌駅へ。バスで今回のメインテーマ、セラミックアートセンターへと向かう。

20070127ギャラリー巡り

2007年01月27日 13時29分34秒 | ART
本日のギャラリー巡りは近美→市民ギャラリー→道新→時計台→その後江別へ。

近美は「アイヌ紋様の美」を再見。市民ギャラリーでは大谷短大関連の制作展。平均的な技量というのは、やはり年を重ねた方が上がるものだなと思う。

今日は札幌市内はそこそこに、江別市へ足を伸ばした。

閉館せまる

2007年01月27日 12時07分23秒 | 食べ歩き
今年度末に取り壊しが迫っている札幌市民会館の食堂「G」へ。前回、美味しかったあつもり蕎麦を再度食べに来た。熱いツユに冷たい蕎麦をつけて食べるものなのだが、蕎麦ツユにかき揚げの油の力が加わり、パンチがあるのだ(蕎麦は期待しないこと)。

惜しいのは最後に油の加わったツユを飲みたいのだが、つけ汁だけに味が濃くて飲めない。この店では蕎麦湯も頼めそうにない。ちょっとだけ飲んで、終了。

食堂「G」は2月12日閉店、入口の所にある売店は1月末で閉店らしい。私はたまたま11時半頃に食堂に入ったのだが、その後、10人以上の列ができるほどの混雑になった(客さばきが悪いとも言うが)。

ラム酒

2007年01月24日 21時53分37秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
今年初めての、バー「IP」へ。

一杯目はギブソン。マティーニを注文してから、迷ってチェンジしての注文である。パールオニオンがある店ではそうすることが結構あるのだ。

二杯目はDAMOISEAU(ダモワゾーか?)というアルコール度数60.3度のラム酒を注文。アルコールのきつさ、というよりは鮮烈な香とバランスの良さを感じる。といっても酒が強くない人は注文しない方が良いだろう。

三杯目は甘いカクテルを求めた所、FAUCHONティーリキュール+GODIVA+生クリームの濃厚カクテル。こういうのを飲んで甘み中枢を満足させるのは良いことである。

バーマンT氏から「ブログ書いていませんか」と言う話があったが、「いえ、書いていません」(矛盾してるか)。

【話題1】
先日、地下鉄に乗ろうとしたところ、電車が遅れており「○○駅でお客さま対応のため遅れております」とのこと。お客さま対応って何だろう。私のイメージでは「お客さまが大暴れしたことの対応」または「急に具合が悪くなった人の対応」なのだが、きになるなあ。

【話題2】
札幌松本間の日航路線が休止になるらしい。昨年行ったときは満席に近かったが、繁忙期以外はそうではないのだろうな。行けてよかった気持ちと、休止で悲しい気持ちの両方である。とても良い街だから、札幌市民よ松本に行ってみて欲しい、という気もするのだが。

立ち飲み「A」

2007年01月22日 20時32分23秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
平日、久しぶりに札幌駅の近くに来たので、移転した立ち飲み屋「A」に行ってみることにした。かつては隔週土曜日もやっていたのだが、今は土日祝完全に休みなのだ。

路上からすぐの入口、提灯に誘われるように入ると、中央に立ち飲みカウンター、壁側四方にもカウンター(一部席あり)と、いかにも親父仕様の立ち飲み屋スタイルであった。

寒いので燗酒、マグロフライを注文。おおむね値段、メニューともに変わっていないようだが、マグロフライは昔の場所でもあっただろうか。マッチ箱大のが3個で200円。ソースをたっぷりかけていただく。

平日15:30開店なのだが、私としてはそれよりも土曜日やって欲しい気がするものの、札幌でもっとも立ち飲み屋らしい店の復活にほっとしたのである。

20070121最近読んだ本

2007年01月21日 21時26分35秒 | 読書
「EDGE」とみなが貴和
ちょっと暗く、ぐじゃぐじゃしているな。

「炎の影」香納諒一
単純な主人公に好感。

「あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します」菅野彰、立花実枝子
営業してはいけないような凄い店のオンパレード。二日酔いで読んだため、少々具合が悪くなる。ここまでの店には行きたくないぞ。

「わが身世にふるじじわかし」芦原すなお
料理描写と主人公と主人公に事件を持ち込む警部のやり取りが楽しい。事件自体は結構ひどい話が多いのだが。

「ハナシが違う」田中啓文
不良少年がとんでもない酒飲みの落語家の師匠に弟子入り。文章にスピード感のある快作。

「市民愛蔵絵画展」
1990年に芸術の森美術館でやった展覧会の図録を購入。これだけの趣向の展覧会をやってくれると嬉しいな。1ページ目の山内弥一郎「農夫」がブリューゲル的な構図で一番好きになった。拓銀所有の画が多かったということも判る。

以下、図書館の1冊。
「一気にわかる空港の内幕」猪瀬直樹
空港計画時の需要予測がインチキなのは結果として一目瞭然だが、そもそも空港の発着能力の想定がヨーロッパに比べて大幅に低めに見積もられているとは気がつかなかった。

アイリッシュスマイル

2007年01月21日 02時24分03秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
ひさしぶりに札幌駅近くのKホテルのバー「C」に行ってみることにした。



開店直後だが、先客が2名。早速マティーニを注文した。続いてカルヴァドスベースのカクテルを注文するとカルヴァドス+グランマニエ+アップルジュース+レモンジュース+グレナディンのさっぱりとした飲み易いカクテルが登場した。

このバーは店内の雰囲気が非常に良いのだが(特に天井は渋い)、今日の目的は昨年あるカクテルコンテストで優勝したKさんの作るカクテルを飲んでみたかったのである。

Kさんを知らないで行ったのだが、しばらくすると分かった。とても若い人なのである。で、早速カクテルを作ってもらおうと思ったのだが、コンテスト優勝作はノンアルコール部門なのね…。流石にノンアルコールカクテルを注文する気にはならず、ホテルのカクテルブックからKさん作のオリジナルカクテルを選んでみた。

ブランデー+アイリッシュクリーム+イチゴリキュール+グレナディンでクラッシュアイスと共にグラスに入り、飾りつけにイチゴ(チョコレートで顔が書いてある)がついた、なんとも私は滅多に注文しないようなカクテルが登場した。結構アルコール分は入っているが、味はイチゴ牛乳っぽいな。Kさんはニコニコしながら「男性でこれを注文される方は久しぶりです」とのこと。

バー話などしながら、しばしKさんに相手をしてもらう。実はKさんはうら若き女性であり、何とも楽しいやら気恥ずかしいやらと言う感じであった。

北24条に移動して、焼鳥「T」へ。



焼鳥、湯豆腐、セロリサラダ、煮込みなどいつもの展開で飲み食いし、最後は梅おにぎりでしめる。23時過ぎだが、帰宅組と分かれてカラオケボックスへ。4人(このくらいの人数がちょうど良いか)で2時過ぎまで歌って帰宅。ぐったり。