散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

2014年9月のカクテル

2014年09月30日 23時06分31秒 | 飲み歩き
今月は人形町、鹿児島とあちこちのバーに行き、最後にいわき市でウイスキーを5杯も飲ませてもらったので、こんなことに。いずれも良いバーばかりで楽しくはあった。

オリジナル 14
ウイスキー 8
ジンフィズ 4
ウイスキーソーダ 3
モスコミュール 2
ギムレット 1
サウダージ 1
レッドバイキング 1
ハンター 1
アクアビットギムレット 1
アクアビットスモーキーマティーニ 1
ネバダ 1
ロブロイ 1
サイドカー 1
ボルガボートマン 1
レディースカクテル 1
オレンジブロッサム 1
白ワイン 1
テキーラトニック 1
ムーンライト 1
ハーバードクーラー 1
ウイスキーサワー 1
オールドファッションド 1
エッグノッグ 1
ニコラシカ 1
巨峰シャンパン 1
アレキサンダーシスター 1
合計 53

初めての福島(3)

2014年09月30日 12時37分38秒 | 旅日記
昨日やり過ぎた割には、無事起床。せっかく来たいわき市を全然見ていないので、朝の散策に出かける。気温もちょうど良し、天気は晴れ。いい散策日和だ。

 

繁華街はすぐそこだった。

 

いわき駅と駅前のショッピングビル。

 

街角の要所要所に見やすい地図があるのは、方向音痴にとっては嬉しい。



20分位でホテルに戻り朝食。ご飯(米2種)、けんちん汁、納豆、温泉たまご、なめろう揚げ、出汁巻き卵、シソ巻き、梅干し、グレープフルーツジュース、エスプレッソ。こうして書くと何気ない品が多いが、県産品を多く使っている印象を受けた。

で、朝食が終わるとすぐに福島空港へと向かう。非常に使いにくいと書いた福島空港だが、実は円谷英二が福島県出身のため、「ウルトラマン空港」と呼んで過言ではないような状況になっている。

 

空港の窓から見る滑走路。一日数便しか発着しないため、かなりの時間は何もない状態のようである。



しかし、空港には立派な売店があり、つい福島土産を購入してしまった。かなり重いお土産になってしまい、後が大変だった。



この後、新千歳空港→新札幌と移動し、午後は普通に仕事を行った。かなりぐったり疲れた旅であった。

初めての福島(2)

2014年09月29日 23時27分03秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
仕事が終わり、先方の方々との懇親会(やっぱりこうなるのね)。場所はバーラウンジ「G」と聞いたので、「え、食事は大丈夫?」と思ったら、それも含めて恐ろしい店であった。まず、食べたものは以下。

・生ガキのアイラモルトかけ → 予想をはるかに上回る相性の良さ
・豚のリエット、生ハム、各種チーズ → ついつい大量に食べてしまった
・ホタテ貝と焼き野菜のサラダ
・ビーフステーキ → 本格フレンチの味
・特製カレー → 手が止まらない

飲んだものは最初ビール、白ワイン、赤ワイン。そして最後に「どれでもお好きなものを」とレアモルトを10種類以上テーブルに並べられてしまった。結果的に飲んだウイスキーは以下。

・オスロスクブラックアダー1989 22年
・ラガヴーリン18
・ラフロイグPXカスク
・モンゴメリーレアカスクロングモーン×2



まあ、私もそれなりにウイスキーを飲んでいるのだが、最後のロングモーンで驚いた。つい周りのみなさんに「これ、明らかに美味しいです」と報告し、ついもう一杯所望してしまったのだ。

さらにフィニッシュにチョコレートとペドロヒメネスを飲んで、様々な味を完璧に楽しんで終了。開店してから35年というこの店だが、またいつかいわき市に行くことがあったら、再訪するであろう。



さすがにホテルに直行し、就寝。

初めての福島(1)

2014年09月29日 17時54分31秒 | 旅日記
今回、仕事がらみで初めて福島県を訪問することになった。福島は自然あふれるスケールの大きな所でありながら、おそらくは震災、原子力発電所の事故の傷はいえてはいまい。その視察も含めての訪問である。

早朝に自宅を出発し、新千歳空港から福島空港へと飛ぶ。福島空港については帰りの際に紹介するが、路線は新千歳、伊丹のみ(海外に1路線あるみたい)。場所は主要都市から相当遠いという、何とも使いにくい空港である。



空港からいわき市に移動。到着したところで昼食ということで、日本料理の「TH」という店に連れて行って頂いた。食べたものはもずく酢、イチジクのサラダ、刺身(サンマ、マグロ、カンパチ)、鰈煮付、青森地鶏焼、ご飯、ムール貝? の味噌汁、イチジクのコンポートゼリーのせ、コーヒーと非常に豪華なもの。イチジクは福島名産の果物らしい。

ご飯は1膳しか食べずとも、おかずの豪華さで腹いっぱいになった。ここから福島視察(偉そうに言っているが、連れて行って頂いただけなのだ)で、いわき市から原子力発電所方向へ移動し、とみおか駅へ。

いわき市中心部の放射線量は0.06μシーベルト/時くらいなのだが、北に向かって移動を始めるととたんに1桁上がってくる。途中の市街地部分は除染が進められているようだが、その間の雑木林のような所になると、さらに1桁放射線量が上がる。簡易なガイガーカウンターではあったが、瞬間最高値で2μシーベルト/時は超えていたように思う。

恐ろしさも感じつつ、とみおか駅に到着。あまり何も言うまい。周辺の写真を載せておきたいと思う。

 

あまりの空の青さに、非現実感が漂う。

 

この場所の放射線量は0.339μシーベルト/時。草むらの方に行くと、明らかに数値がアップする。

 

この時、同行者が3名いたのと、他にも来ている人がいたため救われたが、もしたった一人でここにいたなら、かなり危ない精神状態に追い込まれるかもしれないという予感がするほどだった。



帰りの道の駅はトイレは使用可能だが、双葉警察署の臨時庁舎になっていた。何となくこの建物、上方部の筒状の物体が原子力発電所をイメージさせるような気がする。



もう一つちゃんと営業している道の駅に立ち寄り、その後、無事に仕事の打ち合わせを実施し、夕食前に一旦ホテルにチェックインする。体も疲れたが、精神的にも消化しきれないものがある。


2014年9月の一言

2014年09月28日 21時44分01秒 | Weblog
9月28日
・一気に疲労が噴出したせいか、休みの日なのに7時過ぎに起床。
・結構、体がだるい。今日中に直さないと、明日以降が問題だ。
・札幌国際芸術祭はちゃんと見ようと思っていたのに、後半失速。出張・旅行なのでやむを得ない処はあるが、残念。
・今週末のギャラリー巡りも疲れてストップ。
・超巨編旅日記を書くたびに、閲覧数が減る。関係のない土地だし、ボリューム多すぎるし、引くよね。
・鹿児島の彫刻関係の写真が数十枚あるのだが…。

9月27日
・夏休み旅行記「なぜか鹿児島」を執筆開始。
・どうせまた超巨編になる予定なのだが、来週は忙しいので土日でメイン旅行記はアップしたい。
・その他の写真類は先送りするかもしれない。
・昼食は早速、鹿児島県指宿市の勝武士ラーメン。鰹節を1パック振りかけるという大胆なもの。

 

・「なぜか鹿児島(16)」までアップしたところで、写真のアップロード数限界を超えた。
・残りの記事は明日アップする。
・旅行記全体を早く掲載しようとしているので、「鹿児島の彫刻写真」「鹿児島の街並み写真」「鹿児島気になること」はすっ飛ばしている。こちらも早目に記事をアップしたいのだが…

9月25日
・今朝の桜島。かなり噴煙が上がり、風に流されている模様。



・台風で危ぶまれていた天気は奇跡の復活。

9月24日
・今朝の桜島。



9月23日
・今朝の桜島。噴煙が上がり、鹿児島市内方向になびいている模様。



9月22日
・興奮のあまり眠りが浅かった。
・いよいよ夏休み本格化! 7時半頃、出発の予定。
・昨日の三越(札幌)の火災のニュースを見ていたら、沖縄三越が閉店という記事もあった。そうなのか。
・鹿児島に到着し、ホテルの窓から本日の桜島。かかっているのが雲なのか噴煙なのかは不明。



・初めての交通系電子カード。



9月21日
・今日は本当に天気が良かった。
・あす以降のために、素面で寝ることにしよう。

9月20日
・やっと、やっと、やっと夏休み突入。
・もう少し涼しいけど。

9月15日
・早朝から東京出張時の記事を作成し、只今完了。22話の超巨編になったが、こんなにする意味はあったのか?
・それにしても札幌は涼しい。体が楽だ。

9月14日
・立ち飲みの店でそっけない対応が心地よい。
・多少会話を交わすのはともかく、「どうも、お久しぶり」とあまり言われるのも、こちらの事情にあまりにも通じているのも、少々困った感じになる。

9月13日
・銀座のバーでヤングコーンとそのひげ根を少々食べる。
・札幌でも先日食べたのだが、流行っているのか?

9月12日
・本日紹介されていった居酒屋はいい店だった。客に対してしつこいわけではないのだけれども、そっけなくもないのだ。

9月11日
・八重洲の蕎麦屋に連れていかれて、焼き海苔が出て来たところ、炭火を入れた小さな小箱に入って来た。
・噂には聞いていたけれども、初めて見たのでちょっと嬉しい。

9月10日
・ホテルの場所は人形町と三越前のちょうど中間辺り。東京の真ん中でありながら、味わいもある場所で良かった。

9月7日
・来週も仕事飲み会の予定はなし。
・しかし、11、12日は東京出張。金曜日が仕事終わりになるので、やむを得ず土・日は東京滞在の予定。
・人はこれを夏休みというかもしれないが、断じてそうではない。

9月5日
・今日は会議を一切いれずに、たまっていた宿題を消化。
・ある程度捗ったと思ったら、帰る直前にもう一つ追加。ま、これは来週でいいか。
・カクテルの会で飲んでいたら、急に緊張がほぐれて来た。

9月1日
・たまたま所要があったので、Ario方面で仕事終了。そこから大通まで歩いてみた。
・途中の街並みは結構、昭和の感じ。懐かしげな食堂もあった。

なぜか鹿児島 鹿児島の街(3)

2014年09月28日 10時56分27秒 | 写真館
天文館は本当に宇宙に関係のある地名なんだそうだ。



この店、名店らしい。



謎のキャラクター「ぐりぶー」。緑色の豚のようだ。



赤塚不二夫先生の画のようである(サイン入り)。



市電の線路付近は緑化されている。気温を下げたりする効果があるらしい。車が路線に入ってこないのも良いのではないか。



駅すぐの古い商店街の味のある店。

 



駅のホームで「ななつぼし」発見。ちょっと嬉しい。



霧島神宮の工事現場で、アヒルガード発見。眼がシール形式になっていて、バリエーションあり。



 

霧島神宮前の昭和な街並み。天狗館は時間もなく、有料だったため挫折。

 


なぜか鹿児島 鹿児島の街(2)

2014年09月28日 10時42分10秒 | 写真館
桜島の灰は常に大問題である。右の写真は見づらいが「冷房中(降灰)の為」と書いてあるのだ。

 

西郷さん。その他にも、謎の顔ハメは多い。

 

商店街の味わいのある店。



鹿児島より札幌の方が圧倒的な都会なのだが、新幹線問題では敗北。



白熊!



高校の予備校のようである。



ホテルは立地も良く、非常に快適。



駅ビルのアミュプラザプレミアム館は9月26日オープン。



クラシックな菓子も多い。



鹿児島駅界隈の昭和の店シリーズ。

 

 

さすがに数学科出身の私もあまり行きたくない。



確かにつながるといいね。



「鹿児島王将」とあったので、普通「王将鹿児島店」だろ、と思ったが、独立したチェーンなんだって。



天文館界隈の味のある店。



シルエットは「宇宙戦艦」。



さつま料理の超有名店より、開業は古い。


なぜか鹿児島 鹿児島の街(1)

2014年09月28日 10時30分23秒 | 写真館
立派なアーケードがある。



白熊のバリエーションも沢山ある。



いい店らしい。



味のある店。

 

この店、行きたかった…



見づらいが、シロアリのプレートが街のど真ん中のビルにある。



イルカっぽいバス。



桜島のフェリーターミナル前の街角。

 

桜島のロードサイド。



食事をしに行こうと思ったら猫屋敷だった。



西郷さんはあちこちにいる。



フェリーの中。混雑することはあるのだろうか? ちなみに乗客は周囲の景色に大興奮(観光客)と、乗りなれているせいか周りに興味ありませんタイプに分かれる。



フェリーの時刻表。見づらいが0時半~23時半まで、ピーク時間帯は10分おきに運行している。



NHKが巨大。「篤姫御殿」と呼ばれていたりして。



「ゆくさおじゃったもした」??、「かごんま ちゃいっぺコーナー」=鹿児島、茶を一杯コーナー?



あまり南国っぽいドリンクはないんだよな。



やはりこの像は外せない。



続く。

なぜか鹿児島 気になったこと、気がついたこと

2014年09月28日 10時07分39秒 | Weblog
鹿児島で気になったこと、気がついたことを以下に記述しておく。思いつきで後から追記するかもしれない。

・病院が多い。それも大きな病院が目に付いた。
・ウォッシュレットが残念ながら少なかった。
・自転車に乗っている人が少ないような気がする。

・本屋は駅ビルに紀伊国屋、天文館近くにジュンク堂があったので、問題なさそうだ。
・鹿児島にもいいバーあり。私の趣味としては住むのは何とかなりそうだ。
・札幌に比べると明らかに日の出、日の入りが遅い。早く起きられなかった。

・話し方のイントネーションは何となく沖縄に通じるものがある。
・ローカルコマーシャルでも鹿児島弁のものは多かった。
・塩サンマをスーパーマーケットなどで見かける。北海道には無い味だな。

・スーパーでは袋を無料で出してくれる。
・またスーパーの袋に商品を入れると、中央部を結んで渡してくれる。
・桜島の降灰は、ある意味札幌における雪のようなものでもある。

・ホテルのフロントでは降灰用にマスクが無料配布されていた。
・鹿児島のサービス業の人は非常に感じが良い。特に観光施設の窓口の人や女性店員の感じの良さ、可愛らしさといったら、かなりのレベルだった。

20140926最近読んだ本

2014年09月26日 23時32分40秒 | 読書
■「上意打ち」池波正太郎

■「カンナ出雲の顕在」高田崇史

■「お魚バンザイ!」今柊二
魚メインの定食、どんぶりを紹介。この人の本は本当にいい。

■「四時から飲み」林家正蔵
あまり昼から飲むのはどうかと思うし、5時になったら普通だろというところで「四時飲み」の提唱である。私の行ったことのある店は8軒。他にも行って見たい店は多い。

■「ぼくの鹿児島案内」「続・ぼくの鹿児島案内」岡本仁
北海道出身者で鹿児島にほれ込んだ人が、知人からいい店やいい物を紹介され、それを本にまとめたもの。北海道出身だけあって、感覚が似ているかも。

■「幻視時代」西澤保彦
高校時代、作家デビューをしながら死んでしまった友人が、数年後に撮影された写真に写っていた。写真に写っている理由と、死の原因について推理合戦が始まるが…。かなり納得のいく結論に着地。面白い。

■「ハローサマー・グッドバイ」マイクル・コーニー
ひと夏の少年と少女の出会い、しかしその惑星には危機が訪れていた。舞台は異世界ながら登場人物は人間そのものの思考というご都合主義感はありながらも、壮大なSF的背景とひねった着地は素晴らしい。もっと若い時に出会いたかった。そうすれば、マイベストSFにランクインしていたかも。

なぜか鹿児島(21) さらば鹿児島

2014年09月26日 19時16分42秒 | 食べ歩き
鹿児島空港内には結構レストランがあり、検討の結果「KB」という3階の見晴らしのいい店に決定。山形屋のレストランもあったのだが、さすがの混雑ぶりが落ち着かない。こちらは席にも若干の余裕がありそうだ。



昼食と言いつつ、飲み主体なのか、食べ主体なのかと考えた結果、やっぱり飲み主体なのである。白露のお湯割りを頼んで、キムチ、黒豚串焼きを食べる。キムチはかなり辛めで焼酎にぴったり。串焼きは脂の部分の甘さがいい。

 



続いてタコ空揚げと黒豚一口かつ。黒豚の揚げものは予想通りの旨さだ。やはり油で揚げることにより、ジューシーさと脂身の味の活性化がされるような気がする。これで鹿児島の食も残念ながら最後だ。





後はカバンが重くなるほどお土産を購入し、再び羽田乗り継ぎで新千歳空港へ移動。ちなみにこの時も羽田空港の反対側まで歩かされる乗り継ぎだったのだが、乗り継ぎバスの案内もなく、勝手に歩けと言わんばかり。ちょっと残念だった。



新千歳空港からJRで琴似に移動。降りた時の感想は「寒い…」。これで私の夏休みも終了である。ちなみにお土産は、きびなごラーメン、まぐろラーメン、鍋焼きちゃんぽん、勝武士ラーメン、うまかっちゃん辛子高菜風味、フリーズドライ鶏飯、きびなご黒酢炊き、鰹ちぢんこ(心臓)、マグロホルモン、豚ホルモン焼き、とんこつ味噌煮である。

 

ということで、鹿児島旅行記も終了。

なぜか鹿児島(20) 一応、霧島神宮

2014年09月26日 12時14分10秒 | 旅日記
まずは朝一で霧島神宮へ行くことにしよう。私は仏像ファンなので、神社にはそれほど興味がないのだが、まあ、ここまで来たら行って見るかなというところだ。




→うっすらと桜島が写っているはず。

霧島神宮は思ったより小ぶりな感じ。周りにはかなり工事車両が入っており、若干興ざめするが、実は一番いいのは御神木であった。大きな木にはそれだけで何かを感じさせるものがある。




→当然のことながら、観光客はかなりいる。



霧島神宮からバスで丸尾へ移動。ここで鹿児島空港への乗り継ぎができるのである。何とかバスの乗り継ぎには成功し、ちょっと早めに空港へ。ここで昼食とお土産購入をしなければならないのだ。

 

丸尾付近も温泉街であり、街のあちこちから湯けむりが上がっていた。この雰囲気も悪くない。


なぜか鹿児島(19) 露天風呂&温泉朝食

2014年09月26日 09時04分30秒 | 食べ歩き
5時に起床し、予定通り露天風呂へ。浴室から出た所と、もう一段川べりに下ったところにも露天風呂があり、なるほど野趣がある。老人たちが起きてこないか心配だったが、私一人で風呂を独占することができた(自分が老人?)。

 

風呂から少し体を出すとかなり涼しく、また空を見上げるとオリオン座が見える。もう夏の終わりなのだな。



その後、朝刊を読んで時間をつぶし、朝食となる。朝食のメニューは、ご飯、味噌汁(里芋など)、生ハムサラダ、梅干し、野沢菜漬け?、温泉卵、辛子明太子、しらす、貝佃煮、海苔、湯豆腐、鮭、出汁巻き卵、からし三撰きのこ(旅館名物)、さつま揚げ。



いずれもご飯を呼ぶ食べ物ばかりとあって、ついご飯を2膳食べる。体調もいいし、風呂にも入ったし、食欲も湧くよね。

と言うところで、のんびりする余裕もなく慌ただしいが、本日は札幌に帰らなくてはならない。また送迎車に乗せてもらい重久というバス停へ送ってもらう。バス路線・時刻表をもらったのだが、地名が全く分からないので、移動のイメージがわかないなあ。


なぜか鹿児島(18) 珍しく温泉

2014年09月25日 22時59分26秒 | 食べ歩き
ここから鹿児島市の繁華街を上下左右にジグザグ歩き作戦へ。大体、道が把握できてきたころに、旅もほぼ終わりなのである。しかし、街中の温度計で32℃というのを見かけたが、今日は久々の夏到来という感じだったな。

ということで、鹿児島中央駅まで戻り、電車で隼人駅へ。最近の旅ではホテル&繁華街で一杯&バーというパターンが多かった私だが、この旅では珍しく最終泊を温泉旅館にしてみたのである。

 

旅館の送迎で天降川温泉「K」亭へ。ホテルの横には川が流れ、渓谷といった感じの風景。静かな別世界である。

 

早速チェックイン後に風呂へ。まだ団体客が到着していないということで、風呂独占である。ただし、野趣あふれる露天風呂「鬼の栖」は明日にならないと男性は入れないので、また翌朝、風呂に入ることにしよう。

ということで程なく夕食。夕食は旅館の「おしながき」があるので、少々ダイジェストしながら内容を書いていこう。

食前酒 梅酒
先付  海老芋白煮チーズよごし、子持ち鮎甘露煮、銀杏、タコとエシャレット
    渋川栗芋きんとん包み、よだれびな旨煮(粘液の多い貝のようだ)

 

吸物  松茸・鱧土瓶蒸し



造り  真鯛、鮪、高海老



煮物  薩摩黒豚つみれ鍋

 

蓋物  鰻蒲焼・玉子豆腐



焼物  真名鰹西京焼、鯛皮煎餅、茄子田楽



酢の物 ずわい蟹砧巻き



留椀  焼き茄子、絹ごし豆腐
食事  鹿児島県産ひのひかり



香の物 柚子大根
甘味  柿と栗蜜煮わさびクリーム



飲物  ビール、島美人お湯割り、みかんジュース

今日はくつろいで食べ、料理もまあまあ満遍なく美味しかった。量も腹がはちきれそうと言うほどでもなく、適切な量である。食事が終わってから、旅行中滞っていた読書に励み、途中で買った本を2冊読む。徐々に眠くなり、就寝。

なぜか鹿児島(17) ああ山形屋

2014年09月25日 11時50分19秒 | 食べ歩き
街の中心部の方に戻り、今日の昼食は山形屋のレストランである(普段、私は店名を伏せていたりするのだが、ここばかりはそういうわけにもいかないので実名を書かせてもらう)。鹿児島のデパートと言えば、間違いなく山形屋(ちなみに、発音はヤマカタヤらしい)と、地方デパートの雄である。



ここのレストラン(というか大食堂)の名物メニューが焼きそば(麺が長崎の皿うどんにも少々似ており、かた焼きそばとも言われているようだ)なのである。今、Wikipediaを見ていたところ、食堂全体の売り上げの半分以上を焼きそばで上げているらしい。

メニューにはバリエーションがあり、焼きそば、大盛り焼きそば、ミニ焼きそば、海鮮焼きそば、焼きそば炒飯(焼きそばとチャーハンが半分ずつの模様)などがある。固めの揚げ麺に野菜などがたっぷり入った餡が掛かっているのが特徴である。



しかし、私にはもう一つ食べたいものがある。別に有名店があるのは知っているが、合わせて山形屋で白熊を食べておきたい。白熊は近年カップアイスにもなっているので、ご承知の方も多いだろう。こちらにもバリエーションがあり、白熊、子熊、ミニ熊とあるので、ミニ焼きそばとミニ熊を一緒に食べることにしよう。



入口のレジで食券を購入して入店。食券までは予想通りだったが、私が驚いたのは席に座ると店の人がお茶を入れた土瓶(形は土瓶だが残念ながらプラスチック製)を持ってきたことだ。もう、こんなサービスをしている大食堂はほとんどあるまい。



ちょっと感動しながら待っていると、まずはミニ焼きそばがやってきた。キャベツ、もやし、豚肉、きくらげ、なると、人参、ねぎと豊富な具がうれしい。これをダイナミックに頬張ると、固めの麺とやさしい塩味の相性がことのほか良いのだ。





だが、これだけじゃ普通だよねと思われる方も多いだろう。この焼きそばの驚くべき特徴はもう一つある。焼きそばには小皿が付いてくるのだが、これ不思議ではないだろうか?

実はこの小皿に三杯酢を入れ、焼きそばを付けて食べるのである。そのために専用の三杯酢はあらかじめテーブルに用意されているのだ。私も半分くらい食べたところで、その食べ方を試してみた。なるほどイケる!





もちろんあんかけ焼きそばに酢をかけて食べるというのはそれほど特殊なことではないだろうが、三杯酢に、しかも付けて食べるというのはかなり珍しいのではあるまいか。私はミニを頼んでいたのだが、周りの年配の皆さんはかなりの確率で普通サイズの焼きそばを注文している。それを食べきれる秘訣が、この三杯酢なのかもしれない。

一息ついたところで、今度はミニ熊が到着。早速食べると、ある程度は予想していたものの、カップ白熊とこの白熊は別物であるということが判明した。何といっても氷のふわふわ加減、口に入れた時の溶け加減が全く違うのだ(カップ白熊よ、ゴメン。君が不味いわけではないと思う)。



食べ進むと餡子が登場し、ここで変化がつく。そして最後は氷をあえて全部溶かして、液状になったものを食べる(ストローで飲む人もいるらしい)と、これはまた素晴らしいデザートだね。ちょっと白熊で冷えすぎた口に、まだ温かいお茶を土瓶から注いで飲めば、これはパーフェクトな組み合わせである。

 

平日の12時前に既にかなりの混雑ぶり。年配のお客さんの楽しそうな雰囲気と、店員さんのクラシックな折り目正しいサービス。今一度、デパートの大食堂よ蘇れ! とでも声を上げたくなるような場所であった。鹿児島の皆さん、山形屋の大食堂を誇りに、いつまでも愛してあげて下さい(と、大げさな表現だが、ここは大まじめで書く)。