本日は富士フイルム→クロスホテル→大丸→紀伊国屋→三越→スカイホール→さいとう→アートスペース201→市民→コンチネンタルの10か所。
■富士フイルムフォトサロン「札幌ビジュアルアーツ写真学科 卒業制作展」。
海老根一道「フォルム」:ビール瓶を写した作品群。照明に一工夫して、ビール瓶の形の美を表現したもので、なかなかいい。
沓内誓歩「Tools」:さまざまな工具を多少粘性の強い液体に入れ、形を浮かび上がらせた所を写したものか。
クロスホテルのロビー展示だが、12時少し前だったので、やはり見づらい。15時頃に来るべきなのか。
■紀伊国屋ギャラリー「パッケージデザインコンテスト北海道2017」。この催しは知的財産権を守るため、云々…との掲示があったが、会場を見ている人もろとも写真撮影している事務局らしい人がおり、大変不愉快な思いをする。知的財産権は守るが、肖像権等は守る気が無い。
ところで、プレミアムフライデー、終了! まったくどうしようもない。
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■スカイホール「第2回 セントラルで働くスタッフの展覧会」。
佐々木ゆか「resilience ~energie charge~」:前回もこの方の作品に目が行ったが、今回も同じである。モヤモヤした水につかる裸体女性の迫力はスゴイ。
■さいとうギャラリー「第21回 多摩美術大学版画OB展2018」。
初田有似「オートポイエーシス」:生体歯車といった形が、驚くほどの細かさで表現されている。
渡部吉之「培った経験の行方。II」:中2階に開いた穴から、本が水面に落ちてくる。培った経験もむなしいだけか。
淵脇真理子「銀を飲むI」:中央部のいくつかの空洞表現がいい。
■アートスペース201「丸島均企画 『群青-ぐんせい-』(前期)」。
杉崎英利「さよなら安倍さん」:ルンバにカメレオンの模型をつけ、そのしっぽにチョークをつけて描かせた作品(安倍首相と思われる肖像は作者の方が描いたのだとか)。ランダムな線が引かれるかと思えば、特定のところをグルグル回って描き出すこともあるらしい。出てきた結果から、プログラミングを想像したりして、と職業的な興味を持つ。
その他、田中季里作品、きのこモチーフのデザイン画のようなものが面白い。
■市民ギャラリー「札幌大谷大学芸術学部美術学科 卒業制作展」。
早坂真優「あなたより可愛い」:友人に「あなたより可愛い人を教えてください」と言って紹介してもらった12人の写真とインタビュー(といっても、ごく簡単な質問と回答)。私のような即物的な人間にとっては、何が写っているのか分からないような写真より、はるかに面白い。と言っても、あまり真剣に見ていると、それは危なく思われそうだが。
中野真琴「うちのゆるごはん」:写真とパネル、レシピ本で紹介するゆるごはん。中でもみそ汁茶漬け(名前から想像する通り)のユルさは群を抜いている。他のメニューはまともなものもあるため、もっとユルさに徹してほしい。
■コンチネンタルギャラリー「第4回北海道・黒竜江省国際交流美術展」。
于承佑「郷雪」:斎藤清を思わせる、懐かしい田舎の風景。
田衛平「即興曲第1番」:緑の地に白い枠を描いたような、抽象画にも具象にも見える作品。多分力量があると見た。