散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

串かつ

2006年05月31日 21時53分57秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
仕事関連で飲みに行く予定があったのだが、打ち合わせが長引き行けなくなった。せっかくなので、一人すすきのへ。

1軒目は串かつ「S」。最近でこそ串揚げの店が札幌にも増えてきたが、ちょっと前まではそんなになかったものである。この店は珍しく古くからある串かつ屋さんだと思う。中が見えないため若干入りにくかったが、戸をあけてすぐのカウンターがちょうど開いており、スムーズに座る事ができた。

まず、串かつ、湯豆腐とビール。確か何かで見たこの店の串かつは結構大きかった気がするので様子見である。注文を受けてからカウンター内で串かつを揚げ(ま、それはそうか)、すぐに到着したのを一口。うーむ、これは旨い。

子供の頃、ソースが苦手だった私は揚げ物にも醤油をかけることが多い。本日も1本目は醤油で、2本目はソース。熱々串かつとビール、これ以上の組み合わせと言うのもなかなか見つからないだろう。湯豆腐は醤油仕立てつゆに豆腐がひたり、上にはネギ、一味、海苔。おつな一品だ。

続いて串貝(ホタテ)とコップ酒。ホタテの火の通り具合はかすかに中心部がレアで、ちょうど良い。これまたもちろん熱々であり、口に入れると貝の香りがふわっと漂ってくる。

他にも頼みたい品(ホッキ貝揚げとか)があるのだが、少々大きめの品のためこれ以上は苦しい。店も気さくな雰囲気なのでまた来ようと思いつつ、2軒目のバー「N」へ。

1杯目はギブソン。2杯目に「めまい」。以前名前を聞いて気になっていたカクテルだが、到着したのはシャルトリューズヴェールの上にぺルノーをフロートした強力なもの。私は両方とも好きなリキュールだが、これを好んで飲む人はいるのだろうか? 私は味を見ているうちにあっという間に飲んでしまった。3杯目は少し甘酸っぱいものをということで、ピーチリキュール+フランボワーズリキュール+ジン+レモンのカクテル。花の香りのする、オッサンには似合わないカクテルだ(味はイイ)。

私は一人で飲んでいると非常にペースが速い。まだそれほど遅い時間ではないので、もう一軒バー「C」へ。ウィスキーソーダとグレンファークラス105を飲み、ふらふらと帰宅。

20060531最近読んだ本

2006年05月31日 12時43分50秒 | 読書
「ダーク 上・下」桐野夏生
主人公の変貌に「どうしてこうなってしまったのだろう」と嘆くファンは多いのだろうか(私はファンではない)。最初からここまで狙っていたのだとしたら恐ろしい。好きではないが暗い疾走感がある。

「突撃三角ベース団」椎名誠
再読。

以下、図書館の4冊。
「漫画鏡」鈴木繁
この本の感想ではないが、最近の漫画事情が全く判らない。かつては週刊ジャンプ・マガジン・サンデー・チャンピオン、月刊ジャンプ・マガジン、フレッシュジャンプ、ビジネスジャンプ、スーパージャンプ、ヤングマガジン、ヤングジャンプ、モーニング、アフタヌーン、オリジナル、ビッグコミック、漫画ゴラク、別冊漫画ゴラク、スピリッツ、スペリオール、花とゆめ、りぼんを読んでいたのだが。

「北海道さそわれてふたり旅」松田忠徳
車を運転しないと行きにくいところが多いなあ。

「韓国まんぷくスクラップ」浜井幸子
なんとも過剰な国である(日本も違う意味でそうだが)。食べ物はともかく、多分私にはあわない国だと思う。

「古伊万里 用の美を楽しむ」Shotor Museum
ド派手なものから、シンプルな藍一色までバラエティ豊か。じっくり見る機会が欲しいなあ。と思いつつ、北海道立近代美術館のガラスコレクションをどれだけ真剣に見ているかと言われると弱い。

Hビア(ヤ)ホール

2006年05月30日 12時39分40秒 | 飲み歩き・北海道内
突然であるが、5/27室蘭の老舗「H」ビアホール(ビヤホールなのか? どっちだ?)が閉店になった。実は私、4年前にこの店に行った事があるので、思い出話を書きたい。以下、当時の記録である。

***
2002/4/20
7時40分琴似駅を出発。またもや普通列車の旅,目的地は室蘭である。普段乗る快速エアポートなどとは違い、車内はいたって暢気なムードだ。1車両に2~3人程しか乗っておらず、年配の女性が編み物をしている。9時に苫小牧に着き、市内散策。以前知人に案内してもらった飲み屋街も通るが、午前中の飲み屋街は寂しい。

1時間ほどで駅に戻る。小腹がすいてきたので、名物「ホッキめし」弁当を購入。東室蘭行きの普通列車に乗り込む。炊き込みご飯の上に、2枚ホッキがのっており、予想通りのいい歯ごたえだ。硬くなく、かつサクッとした適度な歯ごたえもある。ご飯にはホッキの貝柱が入っているのもよい。後は漬物など。潔い単品勝負である。まあ、値段が890円という所に少々疑問を感じないこともない。コンビニ弁当と駅弁を比較するのもどうかと思うのだが、値段が倍と思うとなあ…。しかしうまいことはうまい。

東室蘭で室蘭行きの電車に乗り換える。年配の男性と向かい合わせになり,話し掛けられる。子供の話をしてくれるのだが,「1男5女、孫16人」とはなかなか。「室蘭に住んでるのか?」「室蘭に親戚がいるの?」と室蘭に行く目的を聞かれるが、説明に困る。

室蘭に着く。小学校5年生の見学旅行以来の室蘭だ。もちろん当時の記憶は,ほぼない。商店街を見て回るうち,いつしか測量山の方に来たので、ここはひとつ上ってみるかと思ったが、山道で道に迷いたどり着けない(山の小さな畑で行き止まりにあう)。

諦めて山を下り、再び商店街へ。室蘭の商店街は、大阪風串揚げの店、牛鍋の店など飲めそうな店が多く、誘惑される。その中で何とも古めかしい造りの「H」ビアホールという店へ。

年配の女性2人でやっているようで、客も3人の年配の人のみだ。早速ビールと昼食向けにチャーハンを頼む。ビールとおまけの塩豆を食べていると、チャーハンを作る音もせずにチャーハンが届く。えらい黒い色彩で、そば飯のようだが、この米の歯ごたえは冷凍食品では…。非常にしょっぱいチャーハンはビールには合うが、ちょっと騙された感があるなあ。この店構えならば,家庭風の素朴なチャーハンを出してくれれば充分なのだが。

室蘭の町は実に絶妙な寂れ具合であった。寂れているのだが,それなりに見所もある。最後にフェリーターミナルで遠くに白鳥大橋を眺める。14時ころ,室蘭を出発して東室蘭へ。最近は東室蘭に繁華街が移りつつあるとも聞くが、見所は少なかった。(しかし、郊外型の店が集まっているところがあり、人出は多い)

東室蘭を発ち、苫小牧で乗換えをして、最後に千歳へ。
(以下、略)
***

当時、私が「冷凍食品では…」と思ってしまったチャーハン(とポークチャップ)が名物で、ご飯と具と醤油を混ぜて寝かせてから作るという変わった手法を取っているらしいのだ(道新記事より)。ははは、判らないものだなあ。ビールに塩豆のおつまみがついてくるのは、良いものだと思った。

20060529最近読んだ本

2006年05月29日 12時43分07秒 | 読書
「ギョーザのような月が出た」「すっぽんの首」「くじらの朝帰り」椎名誠
三越絶頂期のレポートが興味深い(再読)。

「静かな木」藤沢周平
絶筆のため作品が足りなかった模様。本が薄く、字が大きい。内容は大体いつもの調子。

「撓田村事件」小川勝己
自分の好みとしては本質的に推理小説でも何もない話に、不愉快な背景を追加しただけの作品。

「ミッションスクール」田中哲弥
ヨコジュン以来のハチャハチャSFの系譜だな。決して面白いとは思わないが。

「大阪弁の秘密」わかぎえふ
書かれている大阪弁の意味も相当わかるので、やはりそれだけ人口に膾炙してきたということなのだろうか。

「世界あっちこっちめぐり」さくらももこ
平板すぎず、あまりに冒険的過ぎずちょうど私レベルにもほどよい旅行記。作者はマッサージが好きなのだな。

以下、図書館の1冊。
「エドヴァルドムンク」J・P・ホールデン
色彩やゆがんだ形、何となく不安を感じさせるムンクの画は気になっている。大作は過去4点ほど見たかなあ。実はちゃんと描くと上手い人。

居酒屋

2006年05月27日 20時43分39秒 | 飲み歩き・琴似界隈
夕方、まだ明るい内に山の手の居酒屋「O」へ。夕方は涼しくなってきたとは言え、今日は夏めいていた。まずはビールだろう。それから珍しいふぐ刺しを注文。私はふぐがことのほか好きなのである。

(暗いせいか写真が全体にボケたなあ)


ビールの次は日本酒「獺祭」を注文。つまみにホッケ揚げカマボコ、カサゴ唐揚げを追加する。ホッケのすり身を料理するのは北海道の伝統的な家庭の味だと思う。昔、私の実家ではすり身を卵の白身か何かでつないで蒸したカマボコが良く出てきたような気がする。

カサゴ唐揚げはパリッと揚がってヒレも骨も食べられる。身の部分が少々少ないのだが、白身で締まっており旨い。



もう一杯日本酒を飲み(銘柄失念)、アン肝を追加。これまたアン肝が私は好きなのだ(他に好きなのは馬刺しと白身刺身だ)。最後に行者ニンニク入りつくねと豚肉竹の子巻きを食べ、満足して帰宅。


春の院展、山下清展

2006年05月27日 15時12分00秒 | ART


今日は琴似神社祭。午前中からでている出店を見ながら出発。一度、焼鳥の出店で焼鳥+ビールをやってみたいと思っているのだが、思ったほど旨くはないのだろうという気もする。

本日のコースは市民ギャラリー→千歳鶴ミュージアム→三越→セントラル→さいとう→時計台→たぴお→大同(久しぶり)→大丸。

市民ギャラリー「紫山流造形展」:盤景という小さな景色を盤の上に作ったものが面白かった。

三越「春の院展」:普段見る日本画より進化しているのもあるのだなあ。目に付いたのは「float」岸野香、「古道-熊野」加藤恵、「白い妖精」古田年寿、「源氏物語抄 夕顔」高橋秀年、「運ぶ人」小田野尚之、そして題材が好きではないが描写が素晴らしい「あのね」西澤秀行。「伝統工芸新作展」もなかなか。金属工芸がシャープでよかった。

大丸「山下清展」:結果的に行ってみて非常に良かった。風呂場の湯気や映写機の光を貼絵で表現している所もさすがの感があったが、自然(樹や空)の規則的でもなく不規則でもない繰り返し表現が素晴らしいと思う。最も気に入ったのは「八幡様の鳥居」色彩感にハッとさせられ、これは印象派だなあと思う。



力尽きて近美の「水脈の肖像06」は来週。

エスカロップ

2006年05月27日 12時31分54秒 | 食べ歩き
ギャラリーを回る前に、急に空腹感が。久々にコッテリしたラーメンでも食べてみるかと思っていたところ、同じ建物に入っているカフェで「エスカロップ」を出しているようだ。これは食べて見なければなるまい。

私はわざわざ根室まで行ってエスカロップを食べたこともあるので(そのためにだけ行った訳ではない)、非常に想い入れのあるメニューなのだ。

明るい店内に入り、エスカロップを注文。まだ12時前のせいもあり、あまり待たずに品が出てきた。カフェで出しているせいか、少々ボリューム少なめに見えるが、竹の子入りバターライスとドミグラスソースを混ぜて食べると「そうそう、この味」と根室の想い出がよみがえってきた。でもやっぱり、もう少し豪快に盛ってくれたほうが良いな。

久しぶりにすぐそばにある千歳鶴ミュージアムへ。以前とレイアウトがかなり変わった感じだが、まずは店内に湧き出している仕込み水を一口。全くくせの無いマイルドな水で、これと比較するとミネラルウォーターというのは硬いなあと思う。



続いて試飲カウンターへ。買う気も無いのに試飲させてもらうというのは気が引けるが、大吟醸「千歳鶴 吉翔」というのは値段が高いため(1升1万円)、試飲にも200円かかる。お金を払って飲む方が遠慮なく頼めると言うものだ。



吉翔を口に含むと、酸味が結構強く風味が濃厚である。少量飲むには良いが、大量には飲めない感じだ。これを最初に飲んでしまってから普通酒を飲んでもしょうがないので、ちょっと気になっていた「髑髏酒」と言うのを試飲させてもらう(こちらはタダ)。水分を抜いてアルコール度数を21度まで高めただけあって、こちらは焼酎にも似た強さがあった。

ウニ

2006年05月26日 20時50分59秒 | 飲み歩き・琴似界隈
今日はそこそこの時間に帰宅。帰りがけに琴似の居酒屋「D」へ。それ程暑くない日であったがコップ大のビールをもらい、クッと飲み干す。通しは大根とさつま揚げのマヨネーズあえ。

最初に酒(根知男山白吟)としめ鯖を頼んだ。非常にしめ鯖の好きな私であるが、今日も絶品。あっさり締めた酢の味と、鯖本体のとろけるような脂のバランスが良い。やはりこれには酒を合わせるしかないだろう。

この店は定番メニューに加えて、いつも十数種の「その日メニュー」が出ており、それだけでも迷って注文に困るような店なのである。今日も迷いつつ、うに団子と鳥チャーシューを注文。

いったいどんなものが出てくるのか全くイメージの無かったウニ団子であるが、大き目の器にゴロゴロと団子状の物が到着した。マスター曰く「すり身1kgにウニ600gを混ぜた捨て身料理です」とのこと。あとでママに聞いたところ、東京から来る予定だった予約客が来れなくなり、ヤケッパチで作った品らしい。酒を飲みつつ食べると、オレンジ色に染まった団子のウニ味が濃い。ウニは非常に美味しいものだが、そればかりを食べると食傷する気もする。すり身に混ぜて食べるこの品は、ウニを大量に食べるにはもってこいの料理である(少々贅沢すぎか? 値段は決して高くない)。

続いてきた鳥チャーシューは全く違う傾向の味。皮付きの鳥をあぶり、コッテリしたタレで煮込んだものだが、鳥皮の濃厚でとろけるような、それでいて皮の臭みが無い味はさすがだ。酒は味わいのしっかりした東一純米吟醸(精米49%)。口全体に広がる酸味の強さがこのつまみにピッタリである。

最後に、磯自慢県内酒と焼タラコ。私は皮目をわずかにあぶったタラコの方が、香ばしさと歯ごたえが加わっていて好きだ。今日も言うことない酒と肴で週末を締めくくることが出来た。

明日も天気が良いといいなあ。

20060525最近読んだ本

2006年05月25日 12時46分08秒 | 読書
「裏モノの神様」唐沢俊一
楽に読めるが、内容はとんでもない。

「被害者は誰」貫井徳郎
パットマガーを思わせる軽妙な作品。結構重い作品が多い作者なので、これも一つの味わいかと。話は変わるが、パットマガーは面白い。

「黄金伝説」荒俣宏
さまざまな産業で大富豪になった人列伝。スケールでかい。現在は法人や相続税やさまざまな制度のため日本ではこういう人は生まれにくいだろうな(再読)。

「匣の中」乾くるみ
「匣の中の失楽」を読んだ事がないので、それよりは「虚無への供物」を思い起こしてしまった。特に登場人物が次々に推理を述べるあたり。途中わくわくしたが、最後はなあ・・・。もともとこの作者は全て論理で解決するタイプじゃないけどな。

「淑女の休日」柴田よしき
ホテルに登場する幽霊を調査した探偵が・・・、と言う話だが理にかなったちょうど良い落としどころだと思う。

以下、図書館の2冊。
「奈良の寺々」太田博太郎
建築よりも仏像に興味があるため、寺建築の本を読むのは初めて。中々面白くて参考になった(何の参考だ?)。薬師寺がスッキリした配置だったので、一番思い出せるな。

「樺太暮らしの断層」杉村孝雄
樺太本2冊目。色々なエピソードが記載されているが、ツェッペリン号の樺太沿岸通過話、炭鉱の「友子」制度、「熊祭」などは面白かった。本日の北海道新聞朝刊1面にも旧樺太庁博物館の写真が載っているな。

心の狭い人

2006年05月23日 22時42分01秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
最近は日が長くて気分が良いが、今日は少々寒かった。すすきののバー「C」へ。1杯目はウィスキーソーダ。2杯目にオールドパルを頼んだのだが、マスターの気まぐれか、なぜかロックスタイルになって出てきた。不思議である。

マスターが「夏に向けて、ミントが育ってきました」と自家製のミントを持ってきたそうなので、3杯目はミントジュレップ。生ミント大量+ウィスキー+クラッシュアイス。これだけ入るとミントの香というよりは、ミントの刺激に近いものがある。

さて、心が狭い件だが、私はかなり心が狭い。
バーで周りを圧倒するかのように話をする場合、その話は周りの人が感銘を受けるほど知見に富むか、とても面白い話であって欲しい。誰でも知っているような内容を、さも独創的な着想であるかのように話をしたり、同じ内容を何度も繰り返すということは、とても許されないことだと思うくらい、私の心は狭い。
(どうやらすごく怒っているのだね、私は。・・・ほら、心が狭い)

読書バトン2

2006年05月22日 22時57分26秒 | 読書
誰もバトンを渡してくれないので、勝手に。

Q1 本屋さんにいってどんな本を見ますか?
 文庫の新刊→マンガの新刊→食べ物、美術に関する本→プロレス雑誌

Q2 雑誌は買いますか?
 食べ物系の雑誌を買う。家には何冊も「銀座のバー特集」とかがあるな。

Q3 最近読んだ本は?
 2冊前に読んだのが「黄金伝説」荒俣宏

Q4 どんな漫画が好きですか?
 子供~学生時代がジャンプ黄金期だったので、「努力・友情・勝利」がキャッチフレーズのマンガにはまっていた。最も思いで深いのは「北斗の拳」。最近は酒・グルメマンガ。「レモンハート」「味の細道」の類。

Q5 買って失敗した……面白くないから買わなきゃよかったって本はありますか?
 今まで1万冊近く買っているので、少なくとも千冊は失敗しているな。

Q6 本(漫画・雑誌含む)にかけるお金は月に何円くらいですか?
 さあ、2~3万くらい?

Q7 雑誌や週刊誌は溜まってくるとどうしますか?
 切り抜く。捨てる。大変残念である。

Q8 お勧めの本があれば教えてください
 人に薦める本はない。あまりにも読書に関わる背景が違うので、特に推理小説やSFを人に薦めるのは難しい。

Q9 これはよくないよって本はありますか?
 これも人によりけりだと思うが、最近の人間の闇を書こうとする推理小説と、子供の頃のトラウマや家庭生活の問題を噴出させがちな海外SFは良くないと思っている。エンターテインメントを読みたいのだ。

Q10本屋さんにはどのくらいの頻度でいきますか?
 週4回くらい。

Q11 買ったけど読んでない本はありますか?
 珍しく手付かず2冊、読みかけ2冊。図書館から借りて読みかけ2冊。

第2弾は以上。

読書バトン1

2006年05月22日 22時44分54秒 | 読書
コメントで読書に関する質問を頂いたので、書いてみたい。

1.持っている本の冊数
  本は7000冊~9000冊。正確には分からない。
  マンガは300~400冊。
  
2.今読みかけの本、読もうと思っている本
  「匣の中」乾くるみ
  「新しい生物学の教科書」池田清彦
  「撓田村事件」小川勝己
  「淑女の休日」柴田よしき
  「樺太暮らしの断層」杉村孝雄
  「エドヴァルドムンク」J・P・ホールデン
  少々たまり気味。

3.最後に買った本(既読、未読問わず)
  「奈良の寺々」太田博太郎

4.特別な思い入れのある本、心に残っている本(5冊まで)
  「アルジャーノンに花束を」ダニエル・キイス
  「夏への扉」ロバート・A・ハインライン
  「星を継ぐもの」J・P・ホーガン
  昔読んだSFで3つ上げておこう。

5.部屋にある本棚の数
  本棚5、カラーボックス3。
  (後ははみ出ていたり、段ボール箱が20箱くらい)

6.よく読む5冊
  「完本・居酒屋大全」太田和彦・・・旅にでたり、居酒屋に行く時に。
  「銀座日記」池波正太郎・・・これも旅に出るときに。
  「鬼平犯科帳」池波正太郎・・・今の所6回読んだかな。
    ちなみに「梅安」「剣客商売」も6回読んでいると思う。
    グインサーガは2回読んでる。
2006/5/26追記
  コメントを頂いて思い出したのだが、みうらじゅん&いとうせいこうの
  「見仏記1~4」もよく読む本である。

第一弾は以上。

20060527追記。
文庫本の出版元ベスト10は、以下の通り。

1.早川 SFでお世話になっている。
2.講談 推理小説で 〃 。
3.創元 SFに推理に。
4.新潮 ↓この辺は大出版社だな。
5.角川
6.文春
7.光文
8.集英
9.徳間
10.サンリオ 20年前からせこせこと集めているのだよ。

以上

20060521最近読んだ本

2006年05月21日 21時13分35秒 | 読書
「スイス時計の謎」有栖川有栖
程よく論理的に良く出来たミステリ。

「青の調査ファイル」今野敏
キャラクターの様式美が段々気持ちよくなってきた。

「秘密室ボン」清涼院流水
凄い工夫が面白さに全く貢献していない珍しい作品。

「神様のパズル」機本伸司
壮大なスケールのバカSFという見方もあるな。

「熾火」東直己
うーむ、昔、推理小説の中心になるのは殺人でなければいけないかという議論があった。現在では、広い意味でのミステリーの中心には暗い嫌な話が無ければならないのだろうか。そんなことはない。

以下、図書館の4冊。
「おたる再発見」北海道新聞社
昭和59年の出版で、中途半端にクラシックな内容になっている。

「さっぽろ市電の旅」市電の会
現在も残る路線沿いを案内。ヨークマツザカヤが懐かしいな。

「北海道列車の旅」矢野直美
電車の旅に出たくなる本。次はどこへ行こうか。それはともかく、私はSLにはあまり興味が無い。

「山下清のすべて」
分かり易い本。日本のゴッホと呼ばれた人だが、私にはキリコの感じも少しした。やっぱり大丸の展覧会に行ってみるか。

天気も良いし、満喫したし

2006年05月21日 16時17分11秒 | 食べ歩き
何となく朝はどんよりしていたのだが(昨日、飲みすぎ)、昼に近づくにつれて復活してきた。私はストレスがたまると飲み食いで発散するタイプである。二十四軒のビストロ「PE」へ。

前菜は、ホワイトアスパラのキッシュ、地鶏ムース、エゾ鹿のパテ・焼き筍添え、魚貝のリエットと野菜のテリーヌ(この店、品数が多い。間違えてるかも知れない)。
地鶏、鹿の肉に対して、野菜が豊富についてくるのが嬉しい。アスパラもそろそろシーズンであるか。なるべく日曜日は酒を飲まないようにしているのだが、ピノブランを一杯だけ。

次は見た目のグリーンも印象的なグリーンピースのポタージュにフォアグラを削って振りかけたものである。



豆臭さはないが、グリーンピースの風味がしっかりしている。上のところをすくうと、レバーっぽい脂の風味がコクを加えている。そしてメインがホロホロ鳥のポワレアメリケーヌソースである。



皮が素晴らしい具合に焼けているのが写真で見て取れるだろうか。それでいて、肉の部分はジューシーだし、脂のくどさも感じない。そしてアメリケーヌソース。海老などから取ったこのソースが私は大好きなのだが、記憶に無いくらい久しく食べていない。

鳥と合うのか? と思いつつ食べてみると、やっぱり旨い。鳥がしっかりした味とは言えわずかに淡白な所にあわせているのだろう。このソースは優れもので、野菜にもあうし、もちろん最後はパンにつけて食べるのだが、それがまた合う。どこかで売ってないかなあ・・・、まあ、家で食べるよりレストランで食べた方が旨いだろうか。

最後にリンゴのシャーベット(何だろう、お酒が入っているような)、ゴルゴンゾーラのケーキ、イチゴとミントのブランマンジェ、柔らかプリンとコーヒー。ゴルゴンゾーラのケーキはかなりチーズの風味が聞いていて、これでもう一杯飲める気がするが・・・。そうそう、この店ではチーズの盛り合わせとワインを試してみるのが宿題になっているのだ。

帰りがけに床屋さんによって、帰宅。満腹、少々眠い。ああ・・・

もやもやとしたものを忘れる

2006年05月20日 23時18分29秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
なんだかんだでスッキリしない日々であったが、今日はそれをすっかり忘れようということで出かけた。

夕方に先日来た大通の蕎麦屋「K」へ。晩酌セットと言うのを頼んでみた。まず最初はビールとサンママリネ。少々夕方になり涼しくなってきたが、水分を我慢してきた私にはビールと酸味の効いたつまみがピッタリである。



次の品は長芋天ぷら、ポテトフライ、カマンベールチーズフライの盛り合わせである。熱いつまみとボリューム感が嬉しく、ビールが無くなっていたので日本酒冷やを追加する。



そして最後はもりそば。セットについてくる蕎麦だが、ボリューム感は普通のものと変わりないだろう。つゆが甘めなので好みが分かれると思うが、酒を飲んでいる舌にはちょうど良い。



今日は店も混んでいなく、本を読みながらゆっくり一杯やることが出来た。さて、次は琴似に移動してバー「D」だ。ゴールデンウィーク終盤に風邪を引いて行けなかったので、その復讐戦(大げさ)である。

一杯目はまた喉が渇いてきて、ジントニック。
二杯目は先日購入したバーマンガ「レモンハート22巻」に出ていた、ウェルシュのウィスキー、ペンダリンである。甘くピート香があまり無いが、塩気を感じる味わいはなかなかのものである。

三杯目は先日このバーでテキーラ本を見て「このカクテル行けそうでは」と思ったテキーラ+グリーンミント+ペルノー+砂糖のカクテル。ミントとペルノーの個性が強く、美味しいもののテキーラを使った意味合いは感じられないなあ。

四杯目はアンジュジアール・デランターニュ・1974というカルヴァドス。前回は原材料のアップルジュースと共に飲んだのだが、今回は性質をはっきり見極めるために単独で。もちろん、単独でも原料の味がして十分旨い。
勢いついて、五杯目にブルイックラディ15年・セカンドエディション。これも個性的で、口内の横の方に広がる酸味を感じる。



すっかり酔っ払いである。