散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

いつもの休日

2010年01月31日 11時54分50秒 | 食べ歩き
今日は琴似を歩き、鶏のグリーンカレーを食べ、図書館に行ってから帰ってきた。いつもの休日の過ごし方である。今日は雪が解けて道路がぐちゃぐちゃ、少々歩きにくかった。





私の行く日曜日は割と空いている店(タイ料理店)なのだが、本日はほぼ満席に近かった。某雑誌に載っていたせいかな?

宿題:居酒屋の店主に最近琴似にできた寿司屋さんを教えてもらった。まずはランチタイムから訪問してみたい。

20100130最近読んだ本

2010年01月30日 22時42分31秒 | 読書
■「喜劇悲奇劇」泡坂妻夫
回文をふんだんに盛り込んだ、遊びのある推理小説。但し男女関係が何となく古典的な描き方をされている。1982年の作なのだが。

■「天涯の砦」小川一水
軌道ステーションで突然の事故発生。何名かの生存者はいるものの、ステーションは地球への落下軌道に入った。何とかエンジンを再起動しようとするも、ステーション内に破壊工作員がいるようなのだ。緊迫感のある傑作(再読)。

■「五声のリチェルカーレ」深水黎一郎
殺人を犯した少年は動機を黙秘して語らない。少年を担当する調査官のヒアリングは、色々な謎を伏せて書かれているので、最終的に全く驚きはない。

■「ロメオとロメオは永遠に 上下」恩田陸
日本人は地球に取り残され、汚染物質と地雷などの除去に従事するだけになっていた。さらに東京では、トップ卒業するとエリートになれるという大東京学園に全国の少年たちが集まり、テストや競技で厳しいランク争いが行われている。また、この学園を脱走すれば、成仏できるという噂があるのだ。大運動会の日に、ついに大脱走計画が実行される。少年たちの懸命な行動が胸を打ち、感動的なエンディングへ。SFとして良くできている名作である(再読)。

■「乱鴉の島」有栖川有栖
火村&有栖コンビが当初の行き先と間違って、謎の島へ到着。そこに集う人々には、秘密の目的があるようだが…。そこに騒々しい男(モデルはホリエモン)が紛れ込んで、事件が起きる。最終的な感想としては、隠された謎が分って、なーんだと言う感じ。あまり謎めいている秘密のように思えないのだ。

■「時空祝祭日」梶尾真治
1950年代のSFにどっぷり浸ってSF作家になった人が書く短編集と言う感じだ。

20100130ギャラリー巡り

2010年01月30日 15時31分57秒 | ART


本日は札幌市資料館→新さっぽろギャラリー→DUO1→市民ギャラリー→札幌市写真ライブラリー→三越→さいとう→大通→道新→時計台→たぴお→大同→富士フィルムフォトサロンの13か所。

■市民ギャラリー「札幌大谷大学短期大学部美術展」。中々見どころ多し。
出村光誉「視」:体育座りと内省的に顔をふせる作品の2点。自画像的なのだろう。
中田聖子「もったいない」:何とフランスパンをつかって「もったいない」という文字の立体作品を作ったもの。シニカルである。
嶋村未久「誘」:記憶が薄らいでしまったが、丁寧な作りで綺麗。

菊池さくら「Beaming MAP Northerly wind Spray」:不定形なパネルに画を描き、壁に展示した大きな作品。大胆である。
高本尚花「感字~感じる漢字」:漢字のイメージを直接的に表現した作品。例えば「麺」と言う字は、ラーメンの麺のようなもので構成されているのだ。
大野なつみ「カ空ル」:空と言う字の下の部分が”エ”なので、そのまま「カエル」と読むそうだ。カエルの姿と、その形の空が描かれた作品。

佐藤綾香「BESIDES WORDS」:私の注目の一人。今回は黒っぽい色彩を使い、印象的な女性を描いている。前作とかなり色彩は違うが、作風にはしっかりしたものがあり、遠目に見て分るのである。サイバースペースを画で表現したような背景は(本人サインも可愛い)、SFやアニメ、マンガのものとしてはかなり以前から使われているモチーフだが、絵画では少ないのではないかと思う。かといって、安っぽい感じでもなく、良く消化された表現だと思う。

古田萌「vital signs」:ひんやりとした少々薄気味の悪い作品。前作は「第3回妖怪展」で見ているようだ。
渡邊ゆかり「いつかⅡ」:女性の胴を抜ける線路という、いつものモチーフ。
川嶋みゆき「みえないチカラ」:巨大クジラの手前に、やけに小さなオットセイ(?)を配置した作品。力量がある。

全体的に私の好みは変わらず、同じ人を支持しているようである。

■札幌市写真ライブラリー「ここから ライブラリー最後の学生合同写真展」「アルバム・ラストページ」。いよいよ1月31日で閉館になるライブラリーの最後の展覧会。未公開写真を展示しているだけに新鮮な感じを受け、より一層残念感が増す。

印象に残った写真「二条市場鮭店」では年末に向けてだろうか、信じられない量の鮭が山積みされている。

■さいとうギャラリー「多摩美術大学版画OB展」。いつも楽しみな展覧会。
友野直実「梅図」「冬をまとう」:淡い色の木々を描いた素敵な作品。
ネモトサトコ「風の門」:無表情で強い女性を描いた、巨大作品。

■時計台ギャラリー「石狩市部美術部顧問展」。坂東宏哉の「earth-2010」は明るい茶色一色で、大地の感じを表現している。

■ギャラリーたぴお「コレクト・マニア展 収集狂の7日間」。池田宇衣子の電気部品が目を引いた。特に№5の不思議な金属円盤が面白い。あれは一体何なのだろう。

■富士フィルムフォトサロン「「ひかりと遊ぶ」グループ18%写真展」。「ひかり」をテーマにした作品展ということで、工夫がされている。なかなか上手い。

さらに立ち飲み

2010年01月30日 14時15分59秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
昼食に軽く飲んでしまったが、さらに帰りがけに一杯。札幌駅前の立ち飲み「E」で、爽やかさを求めて、生グレープフルーツサワーを注文。大量にとれた果汁を入れる。



つまみは軽くメンチカツ。写真は半分食べたところだ。



札幌ファクトリーのアトリウムで、ローカルキャラ対決のごときものをやっていたようだ。次の写真は堂々の優勝者、イカール星人である。



なんだかなあ~

定期的に来る店

2010年01月30日 12時10分48秒 | 食べ歩き
今日はギャラリー巡りの途中で、新さっぽろにたちよる。となると、昼食はヘルシーイタリアン「S」だ。ファミリーに大人気のこの店、12時前に行ったのに、ほぼ満席。一つだけ文句を言うとするならば、禁煙席数と喫煙席数のバランスが悪いことである。

何となく胃のあたりがもやもやしていたのだが、ミネストローネの酸味ですっきりしてきた。続いて、サラダをつまみに白ワイン。





本日の主食はシーフードドリア。熱々なので気をつけて食べよう。ホワイトソースはなかなかのなめらかな舌触りだ。



ギャラリーを見て、街の中心部に戻る。

琴似ゴールデンコース

2010年01月29日 21時47分12秒 | 飲み歩き・琴似界隈
今日は仕事をほどほどに終えて、私の琴似ゴールデンコースである。まずは居酒屋「D」へ。一杯目は燗酒。何かおいしいのがありますかと尋ねたところ、東一の純米吟醸を燗してもらうことになった。これに”たち”を合わせる。豪華な酒の味、ピンク色の”たち”の風味、たまらないものがある。



続いて黒龍垂れ口とにしん煮付け。煮付けは姿のままでありながら、骨も全て食べられる状態になっているのだ。



次は重厚感のある鶏と玉子の台湾風煮。八角の香りが効いていて、斬新な味。甘すぎず、くど過ぎず、これは良いですよ。



最後に醸し人九平次のうすにごり(ピリッとしている)と、クリームチーズの味噌漬けを食べる。クリームチーズは想像を上回る練れた味で、七味をかけて食べる。久々の来店で大満足である。さあ、次は今年初の琴似のバー「D」へ行こう。

1杯目はイチローズモルト・3 オブ クラブス・9年・Wニューウッド。しっかりとした味で、ちゃんと熟成感がある。

2杯目はここでもウィスキーカクテルを頼んでみる。ビフィータ+ジムビーム+カンパリ+ミント+レモンの強いながらも爽快な味。これはまた新しい味わいである。



3杯目を注文する前に、2名、8名、2名、1名と突然の来客ラッシュとなった。アードベッグ・コリーヴレッカンのハードで濃い味で締めることにしよう。急に賑やかになったバーでウィスキーを飲んで満足。今日はタクシーで帰宅。ちょっとした贅沢である。


2010年1月の夢の話

2010年01月28日 06時43分26秒 | Weblog
1月28日
大学の前で試験のお知らせを見て立ちすくんでしまう。この試験は去年、1名が最優秀(顔写真が載っているのだが、「アバター」の主人公みたいだ)、3名がそこそこで、4人しか合格していないというのだ。全然勉強していないし、どうすればいいのかと思っていたら、自分はその試験が不合格でも卒業できることに気がついた。

ホッとしていると、フランス語の試験が明日あって、そっちは必須科目であることを思い出した。どうすればいいんだあ…

※よく「試験の夢を何度も見る」と言う話を聞いたことがあるが、私は滅多に見ない。記憶に残る限り、これが生まれて初めてではないだろうか。

1月25日
高野豆腐丼を作った夢。

1月19日
夢の話を月単位に記録していこうかと思うのだが、あまり覚えている訳でもないので、この企画は立ち消えになるかもしれない。

子供の頃、一人で閉じ込められていた私は、天井(何故か曇りガラス)からのメッセージだけが心の支えだった。大人になった自分はタイムトラベルをして、そのガラス天井へとやってくる。自分を励ますメッセージを送っていたのは、自分自身だったのだ。

と言う感じで、夢の話なので、全く訳がわからないのだ。

1月8日

自分の昔の仕事を、ちょっと引いた立場にいる先輩から揶揄された。怒って、思いっきり個人攻撃をする。居場所がなくなって、神社のようなところでふて寝する。目が覚めると自分の荷物が無くなっていて驚くが、神社の人との連係プレーで回収できた。良かった。

1月4日

肝臓などを摘出されてしまい、後1日程度で死んでしまう状態で黄昏の中、横たわる夢。多分、下を向いて寝ていたせいだと思う。

1月3日

小川直也選手とじゃれているうちに、決めっこ(関節技を取りあう勝負)になり、勝利する。

旅先でちょっといい居酒屋発見。いざ勘定をすると驚くほど高い。何故かというと、店の大将が「これ家で食べてください」と、高そうな牛肉でビフカツを勝手に作って渡そうとしていたのだ。

新メンバーを迎えての飲み会

2010年01月27日 00時55分42秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
東京からの新メンバーと、別の出張者を迎えて、ちょっとした飲み会。ビール→米焼酎→芋焼酎と飲む。

食べ物は寒ブリ刺身、ホッケ、ラーメンサラダ、ホッケ飯寿司など、北海道の味覚を中心に攻めてみた。

スタートが遅かったため、23時を越えて、一人すすきののバー「C」へ。1杯目ウィスキーソーダ、2杯目ギブソン。帰宅すると24時半頃になっていた。まあ、それほど大量に飲んだ訳ではないので、明日は何とかなるだろう。

20100126最近読んだ本

2010年01月26日 20時45分25秒 | 読書
■「ボシイの時代」M・クリフトン、F・ライリイ
人間を若返らせる能力を持ったスーパーコンピューターの物語。クラシックSFである。

■「硝子のドレス」北川歩美
ダイエットにまつわるミステリーなのだが、全く共感できない。

■「密室キングダム」柄刀一
1200ページを超えるボリュームで、まさに不可能密室の王国と言える物理&心理の密室を取り上げた作品。物理の密室を解いた(解かされた)後に、心理の密室にはまるというのは、非常に素晴らしい構想だと思う。しかし、途中で一旦犯人らしい人物が指摘されてから以降は、うーん。種を割らないように、ここまでにしておこう。

■「探偵、暁に走る」東直己
知り合いの何となくうまの合う友人が殺された。TVのコメンテーターとして、よ○さこいや、礼儀知らずの若者をけなしまくるのが原因かと思われたが…。前作では、何とも嫌な人物が登場したが、今回は好漢が登場し、前半は気分良く読めた。しかし、その人が死んでしまっては…。

■「ニューグ作戦 ペリーローダン369」ヴルチェク、エーヴェルス
ラール人が偽マルコポーロ(宇宙船)と偽ローダンを用意し、潜伏した人類をあぶりだす作戦に出た。とりあえずアトランは偽物であることには気がついたのだが…。月2巻刊行となると、やはり進展が早く感じられる。

■「ザ・ジャグル1」榊一郎
対テロ、対重罪犯用の特殊部隊の話だが、書けば良いってもんじゃない。


ダイエットにまつわる話に共感できないと書いたが、私も一度だけダイエットをしたことがある。約20年前の話で、その時は確か3カ月で6キロくらい体重が減ったと思う。そのころから基本的には体重は変わらないのだが、体型が大幅に変わっているような気がする。残念である。

ロングランワイン大会

2010年01月23日 22時55分24秒 | 飲み歩き・琴似界隈
本日は二十四軒のビストロ「PE」におけるワイン会。随分久しぶりの参加になる。食べ物は、以下。

・前菜(生ハム、鹿ジャーキー、いぶりがっこ)
・2種類のチーズフォンデュ(ブルーチーズの方がパンチがある)
・キッシュ
・キャベツとアンチョビのパスタ
・鶏ソテー(多分、エビのソース。ソースをもっと食べたかったが、皿ごと取られた)
・クレームブリュレ(苦み効いている)



飲んだワインは11人参加なのに14本。全部は飲みきれず、多少残ったようだ。私が持っていったのは、モンテプルチャーノ・ダブルッツオ(果汁風味が強い)、シャトー・レゾー・ド・ポンテ1992(落ち着いた雰囲気)の2本。

驚きなのは、パトリアッシュ ペール・エ・フィス ムルソー・シャルム1971。非常に硬質でがっちりした白ワイン。ウィスキーならばもっと古いものを飲んだことがあるが、ワインでこの年数は初めてだ。よい香りに触れた気がする。

他にはバローロ2002(イタリアの重厚なワインは良い)、マッサ・ヴェッキア(にごり白ワイン)、ハンガリーの甘いワイン、など赤ワインが多めだがバリエーションが相当あって、最後まで楽しめた(味は分からなくなっていった)。

しかし皆さん、さりげなく結構良いワインを持ってきているのだね。


20100123ギャラリー巡り

2010年01月23日 17時28分25秒 | ART


今日はミヤシタ→三岸好太郎美術館→札幌市資料館→芸術の森美術館→道新→時計台→大同→富士フィルムフォトサロン→ギャラリーエッセ→三越→さいとう→ARTスペース201の12か所。

■ギャラリーミヤシタ「木村環鉛筆画展 私たちは何処へ行くのか」。またもや、本当に素晴らしい作品に出合った。まずギャラリーに入ると、左手に「私たちは何処へ行くのか」シリーズが5点ある。個々の作品に物語があり、一体何処へ行こうとしているのか、聞きたくなるばかりである。

それを見つつも、正面奥にある「ケモノの棲む島」という大作のことが気になってならない。言葉で説明すると、人間の顔を持つ奇妙な島に仔鹿が棲んでいる状態、ということになるのだが、実物を伝える言葉にはなっていないだろう。

とても大きなメッセージが作品から発せられており、簡単に消化することができない。「君たちは何処に行こうとしているのか」、いや、我が身を振り返って「私は何処に行こうとしているのか」と、考えさせられるばかりだ。画の右端では、突端に向けてレミングのように仔鹿が走り、先頭の1匹が宙返りをしつつ身を躍らせている。一体君は何処へ行ってしまうのだ…

■三岸好太郎美術館「わたしの三岸好太郎」。

今展覧会では一般観覧者のアンケートで三岸作品のベスト10を選び、順位を発表する企画がある。アンケートの際の言葉が作品の横に掲示されているのも興味深い。私はこの美術館に相当な回数来ているため、常設展では好きな作品以外、軽く流してみることが多い。しかし、他人の見方を知ると、新たな発見があるものだ。

ベスト10で意外だったのは「上海風景」。ごく何気ない風景画、しかし上海の強い日差しが感じられる作品である。私の好みからすると「陽子像」「面の男」「大通公園」「大通教会」辺りがランクインしても良いのになと思う。

多分、あまり見た記憶のない作品として「青木湖付近の風景」「読書婦人像」「裸婦」があった。「読書婦人像」はモダンなポスター原画というような雰囲気の作品だ。また、新発見の「貝殻」が特別展示されているのも必見だろう。ピンク色の海岸の砂と、青い空と海はまさに三岸作品である。

ところで、三岸好太郎美術館のスタンプラリーでスタンプが5個たまったので、「飛ぶ蝶」の切手を賞品としてもらった。前年は図録を選び、心残りになっていた品である。近代美術館との統合も噂される苦しい運営状況であるが、ぜひこれからも良い展覧会・企画をやってほしいものだ。



■芸術の森美術館「真冬の花畑」。

西村明美:真っ赤なバラの版画が白い展示室に映える。銅板の原版も展示されているのだた、これもただならぬ迫力がある。
白鳥信之:以前は人間の内面まで描くような、リアルな人物画を描いていた人。今回も人物作品は1点あるが、主に桜を描いた作品が展示されていた。遠目に見ると、独特の世界がある。
鳴海伸一:野の花の生命感を感じさせるような、リズムのいい版画である。

岡本和行:帯広美術館の「はな展」でも展示があった写真作品。花が生々しく、単なる花を超えて、人物像のようにも思えてくる。可憐な人もいれば、毒々しい人もいるのだ。
工藤悦子:遠目に見て華やか、近くによって背景の塗りや、花びら部分の細やかさを楽しむのもよい。
井桁雅臣:遠くから見た時、液体をわざとぼかして写真撮影したような雰囲気で、近づくと「こう描いているのか」という驚きのある作品。

杉田光江:タンポポの種子を柱上に配置したもの。干し草や蚊柱のようにも見える。とにかく上を見上げてしまう作品。
櫻井マチ子:暗い部屋で照明を当てられているせいもあるが、作品自体が光って見えるようだ。

工芸館の「あかりメッセージ2010さっぽろ」を素早く見る。入口すぐの八柳尚樹「風の柱」が印象的。バルンガやバキューモンのことを思い出す。



■時計台ギャラリー「鵜沼人士遺作展」。非常に端正な女性人物画を描く人というイメージで私の好みとしては…、と言う気がしていたのだが、スケール大の風景画「ミュールーズ眺望」等は新しい発見だ。また若いころの自画像と、絶筆の自画像が展示されていた。闘病中の自画像は実際の年齢以上に見え、大変な時期にあえて自分を描いたのだなと思う。

■ギャラリーエッセ「「春への序奏」展」。

古畑由理子「ひだまり」:あえて原色を大胆に使った、室内人物画。
塚崎聖子「空飛ぶ練習(広場)」:不思議な浮遊感のある作品だが、今回は上空から広場を見下ろす視点と、人物の描き方に違和感がある。