お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

お経 その2

2012年06月07日 | 仏教
 5月25日に書いた「お経」にまつわるエピソードです。

 もう、ずいぶん前のことですが
 古くなったお墓を建て替えられた方(仮にA氏としておきます)がいらっしゃいました。

 石材業者さんが、古いお墓を撤去し、お墓の建碑中は、お墓に納骨されていたお骨を本堂でお預かりしました。
 Aさんとは、お墓が建て直されてから、建碑慶讃法要(お墓の新築祝のような仏事)をするお約束をしていました。

 その建碑工事中(土台が仕上がったところ)のこと。
 A氏奥様が、暗い顔で、おいでになりました。

「お墓を崩した日、急に夫が高熱を出しました。検査入院しましたが、検査結果は、どこも異常がありません。午前中は元気なのに、午後になると熱が出てぐったりし、点滴を受けると熱が下がるのを数日繰り返しています。 それに、義妹も同じ日に、めまいを起こしたそうです。今までめまいなど起こしたことがないのに、こんなことは初めてだと言っていました。
 義妹が、(兄妹の不調は)お墓を崩したせいではないかと言いますので、お経を上げていただけませんか

 平日のこと、住職は世間の仕事で不在ですので、私が対応。
 さて、どうしましょう・・・

つづく・・・

 
 
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2 コメント

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Unknown (願子(ガンコ))
2012-06-07 12:56:29
「浄土三部経」を丁寧にあげましょう。
もちろん仏事勤行用の略三部経ではなく、正式な仏説浄土三部経をあげます。
なお、仏説阿弥陀経は一緒にお勤めしましょう。
 参詣者は、Aさんに関係する六親眷属全員にお参りしてもらうべし。(右、代表的な参拝ではダメ)
 本堂での読経中は、きちんと正座させましょう。 ご先祖様のタタリジャ~ という考えならば、椅子に腰掛けたり、胡座などを許してはなりません。
痛いのを自らが体感することが大切。
体調不良や足の痛さなどは、先立たれた先祖のせいではなく、生身の私の自らの行為に由ることに気づかせねば何にもなりません。

「お祓い」としての読経なら、読経料を云十万円頂戴しましょう。
 しかし、効果の程は保証しないことは伝えておくべし。

 つづく…  を期待しています。

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Unknown (法専寺)
2012-06-07 18:50:35
願子さん

うふふ…なるほど
そういう導き方もごさいますね。
ありがとうございます!
どうお伝えしたらよいか、難しいところです。
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