お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

お経 その3

2012年06月09日 | 仏教
 身内の体調不良は、お墓の建て替えのため、古いお墓を崩した時、読経しなかったせいだ と、不安になってお寺にかけつけられたAさん。

 「ご主人の高熱と、義妹さんのめまいが、同日に起こったのは偶然で、お墓の工事とは、何の関係もないと思いますが・・・」と、私。

 でも、Aさんは、納得されるはずがなく、ますます不安な顔をなさる・・・

 「わかりました。お経をあげて、気が済まれるのならば、ご一緒におつとめしましょう
 と、Aさんのご希望どおり、お墓の跡地(土台までは、できている)にて、まず、おつとめ。讃仏偈(仏さまを讃える、短い経文)をおつとめしました。
 
 Aさんは、それで気が済まれた(お祓いがすんだと思われたかの)ようでしたが、それで終わっては、誤解されたままになって、何もなりません
 あらためて、本堂にご案内し、正信偈をご一緒にお勤めしました。

 正信偈をおつとめしながら、どうお話したら、Aさんの気持ちを傷つけず、本願(仏さまの真意)を伝えられるだろうか・・・私の血のめぐりの悪い頭をフル回転させて考えました。

つづく・・・
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お経 その2 | トップ | お経 その4 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿