母がお世話になっている老人施設で、看護師さんであり、保健師さんでもあるTさんによる「熱中症予防」の講演がありました。
毎年5万人が熱中症により救急搬送されているそうで、その内、半数は65才以上の高齢者。
そのわけは、体内水分量が、幼児は70~80%、成人60%、高齢者50%と、高齢になると体の水分量が少ない上、喉の渇きを感じにくい。
あるいは、食欲不振で食事から取る水分量が少なかったり、降圧剤、利尿剤の影響や、夜間トイレに行きたくないため、水分を控えてしまうこと等など、原因があるそうです。
体重40kg の人は、2L、体重60kgの人は2,5Lの水分が、皮膚、呼吸、尿から排出されているそうですから、脱水にならないためには、食事で摂取する分も含めて、同量の水分が身体には必要ってことですね
身体の水分が不足すると、暑くても汗が止まり、結果、身体に熱がこもり、熱中症になるのだそうです。
水分補給するスポーツドリンクの中には、糖分が多いものもあるため、糖分少なめで、塩分が多めのOS1などが、脱水の時には、適しているようですが、家庭で簡単にできる「経口補水液」の作り方をご指導いただきました。写真 ↑
水 1L、 塩 3g(小さじ1/2) 砂糖40g(大さじ4と1/2)をかき混ぜるだけ。
砂糖は減らしてもいいそうです。
試飲もありましたが、飲みやすかったです。
母は、数年前のお盆、脱水症状をおこし、入院してから、認知症が進みました。
私も気をつけたいと思っています。