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お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

本願寺角坊

2017年06月01日 | 行事・案内
伝灯奉告法要に参拝した翌日31日は、右京区山ノ内にある「本願寺角坊」(すみのぼう:本願寺飛び地境内)に参拝。
 角坊は、親鸞聖人が90才でご往生なさった地(本願寺第20代広如上人が建立されたお寺)です。

 平成22年に境内整備され新しくなっています。と言っても、私は、今回初めてお参りさせていただいたので、「角坊別院」だった時も名前だけしか存じませんでした・・・

  

 角坊の「角」の字は、ここでは縦棒が突き抜けて書くのだそうです。
 
 山門に掲げてある笠は、太平洋戦争中の金属提供(没収)を唯一免れた「親鸞聖人像」の編み笠(笠以外は全て没収)なんだそうです。
 

  

 本堂の美しいお荘厳。翌日6月1日、角坊を建立された広如上人(第20代・幕末のご門主)の「広如忌」をお勤めされるとのことで、その準備中でした。 
 輪番さまが、私たちが31日に佐賀に帰って、6月1日に京都にいないことを残念がってくださいました。
 
 本堂の正面上に掲げられている「還浄殿」(角坊本堂の意味)の額は、広如上人の御染筆とのこと。

  

 本堂欄間は、板を削って描かれたもので、向かって右は、親鸞聖人ご往生の様子 写真 ↑
 左は、親鸞聖人のご遺体を東山の地まで送る葬送の行列の様子 写真 ↓


  

 
 

 ふすま絵は、蓮の花の一生を描いたもの。向かって右から蓮が生まれ、育ち、左のふすまは、蓮が枯れてゆく様。
 蓮の開花が描かれていないのは、ご本尊・阿弥陀様の台座で、蓮の開花をあらわしているから・・・とのことでした。

  

  

 写真 ↑ は、古いふすま絵で、ジャコウ猫が描かれています。つい、先日まで龍谷ミュージアムに出張展示されていたそうです。

 ご多用の中、お迎えくださいました輪番さまはじめ、ご案内いただきました佐賀県内寺院ご出身の職員さまに厚く御礼申し上げます。
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