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お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

人の幸せは・・・その2

2009年06月08日 | 仏教
 「凡夫」というのは、わたしどもの身には無明煩悩が満ちみちており、欲望も多く、怒り や 腹立ち や そねみ や ねたみ の心ばかりが絶え間なく起り、まさに命が終わろうとするそのときまで、止まることもなく、消えることもなく、絶えることもないと・・・

 上記は、親鸞聖人の言葉(一念多念証文〔現代語訳〕より)です。


 私たち、フツーの人間は、
 欲も多い
 思い通りにならないことに、あるいは、自分のプライドが傷つくことに、すぐ腹を立てる
 人の幸せに妬み心が起こってしまう

 それは、無明煩悩が満ち満ちているから・・・

 無明=真理に暗く、もののあるがまま を理解できない つまり、自分中心の物の見方・考え方(自己執着心)を離れられない 根本的な煩悩

 
「自分は、教養も常識もあるし、思いやりもある、そこそこ良い人間だ」と、自惚れているのが、大方の現代人でありますが・・・

 真如(あるがまま・仏の世界)に相対して、自分の心をよ~く見つめてみたら・・・
無明煩悩の満ち満ちたお恥ずかしい私でした と、気づかされるのであります。

 でも、
 気づかされ、改めようと思っても・・・わかっちゃいるけど、やめられない

 相変わらず、カッとなったり、嫉妬したり・・・そのキタナイ心を押さえ込もうとしても、つい、つい、出てしまう・・・

 ああ、私の心ってキタナイなあ、救いようがないなあ  

 そういう私を 「救う」 と、はたらいて くださっているのが 阿弥陀さま なんです。
 まあ、何と有り難く、幸せなことでは、ありませんか

つづく・・・

 

   
コメント (5)
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