TOP PAGE BLOG ENGLISH CONTACT




 週末にブログを更新というテンポになっている。

 かつて国会議員として働いていた時には、毎日更新していたのに、どうしてこの春からの区長職では出来ないのかと自問自答する。ひとつは仕事をする時間と私的な時間との区切りがつけくいということが言えるだろう。毎朝、ツイッターのリプライをチェックし、いくつかツイートする。メールをチェックし返す。そして、役所に入ってからは、まず『区長へのメール』に目を通す。一日10本程度だが、週末を挟むと3040本の意見の束となり、対応を指示するものをピックアップする。そして、来客、会議、役所内の説明と切れ目がない。昼から夜は、イベントで挨拶が続き、この挨拶文にも事務方案に手を入れて準備する。また食事をしながらの意見交換の機会も多い。

 

 さらに議会召集の度に区長としての方針を示す「召集挨拶」(約1万字)に推敲を重ねて執筆することを始めとして、『区のお知らせ』を月に3回、特集号3回程度とあわせて6回のコラムを書いている。さらに、事務方が作成した各種挨拶文に目を通して推敲する作業と「書く」という仕事も相当の量となる。

 

 それだけではない。国会議員は個人として見解を表明し、また問題提起をすることが仕事だったが、自治体の長は「提起された問題を解決する」ことも含めて、役所を総括する立場である。それでも、政治家個人としての発言や行動は存在し、政治家個人の立場でシンポジウムに出席したり、発言したりすることはある。ただし、地域行政に関わる発言や見解は、いくら政治家個人と言っても境界線が明確にあるわけではない。いきおいにまかせて何でもかんでも書くというわけにいかないというブレーキも働いているように思う。

 

 10月9日には羽根木公園で開かれた雑居まつりに参加して、ステージで挨拶した。毎年、参加するようになってから20年ほど経過したと思うが、この雑居まつりは何と36回目。当初は先日亡くなった故大場元区長も顔を出して挨拶していたようだ。福祉が行政だけの課題ではなく、ボランティア団体が登場してきたのが1970年代だった。障がい当事者やボランティア団体が互いの垣根を外して大きなネットワークをつくり、多様なブースを出して表現し訴える場として始まった。今年は、昨年まで立場ががらりと変わったが「あまり変わらないね」と言われたのは嬉しかった。

 

 伝えるという作業は大事。今週は何回かアップ出来るように機会をつくっていきたい。 

 

 

 

 

 



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 半年ぶりの喫... 世田谷区内の... »