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 闘いの前は厳粛な気持ちになるものだが、今回の総選挙では「時代の気配」のようなものを感じる。長年にわたって、自民党を支持してきた人たちの間から「これ以上の悪政はごめんだ。一度変えるしかないな」という声が続々と漏れてくる。それも、都議会議員選挙の前には、ヒソヒソとだった。今や、誰はばかることなく大声で「政権交代、期待しています」という声をかけてくれる。

 昨日は、杉並区内で110年続いているという呉服屋のだんなと話をした。「いやあ、商店街のみんなも今回は絶対に政権交代だと話してましたよ。よく、ここに来てくれましたね。もう、流れは決まっていますよ。みんなで応援してますから」と連綿と激励の言葉が続く。7月21日の解散から40日経って、自民党が「麻生降ろし」で自民党が内紛状態だった記憶を打ち消し、「野党に政権を渡すわけにはいかない」という揺り戻しが来ることを期待していた向きもあるが、政権交代を求める基調は微動だにしていない。

 思えば長い準備期間だった。しかも、世田谷から杉並に引っ越ししてすぐに走り出すというハンディがあった11カ月、駅頭を中心に260カ所で演説することが出来たし、辻立ちを入れれば300回を超えて政策を訴えることが出来た。ようやく、「杉並は民主・社民・国民・ネットが統一予定候補として保坂のぶと」という構図が理解を得ることが出来たのは最近のことだ。麻生総理が解散を自己都合で引き延ばしたのは許されないことだが、杉並区では新人の私が浸透するために11カ月は有効な期間だった。

 「政権交代へのカウントダウン」という空気が漂っている。まるで、その歴史的なシーンに参加し、立ち会い、感慨を噛みしめたいが如く、その瞬間を待っている人たちが少なからずいることがわかった今、さらに「政治的アパシー(無気力)」で棄権してきた層の人たちや若い世代に働きかけて、選挙権を行使しよう。期日前投票をしっかり活用しようと呼びかけていくようにしたい。

 8月30日まで元気に駆け抜けます。

2009年8月17日 保坂展人






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