TOP PAGE BLOG ENGLISH CONTACT




選挙が終わると、結果がどうあれ「後片付け」は多岐にわたる。世話になった方への挨拶やポスターをはがしに外に出る他に、印刷物や資料の整理なども中途半端な量でないだけにボランティアの皆さんの手をかりて昼前から作業をした。力仕事も多くて、大勢の人たちが来てくれたので助かった。昨年の衆議院選挙に敗北した時よりも、片づけなどはスムーズに進んでいる。(昨年は議員会館の部屋撤去と資料搬出という作業に手をとられた)

戦いすんで梅雨があけ、世の中は「夏の光景」となってきているが、永田町には奇妙な静けさが漂う。民主党の内部で選挙結果をめぐる議論が波乱含みとなっているせいだろう。みんなの党を仮に加えても、参議院の多数派はつくれない。公明、もしくは自民の一部を取り込まなければ参議院の多数はおさえられない。他方で、衆議院の3分の2まであと6議席、社民党の7議席は微妙な数となっているが、これとて「自民・公明」が「再議決」を濫用したことをこてんぱんに批判してきたので、数を得たとしても常用する訳にはいかない。

衆議院で可決しても、参議院では否決されるということが「常態化」すると、政治は麻痺する。「子ども手当て」も「農家の所得保障」など目玉政策も、来年度予算が通過しなければ、1年限りのものとなる確率も高い。永田町を二度めざして連敗した私としては、この静けさを距離を持って見ているわけだが、菅総理大臣には「政権交代とは何だったのか」「参議院選挙敗北後の国会運営をどのような原則で行っていくのか」などについて、国民への明確なメッセージを聞きたいところだ。

西日本を中心に豪雨被害が続いている。菅総理は実情視察になぜ行かないかのかと思っていたら、岐阜の視察に入ることになったようだ。官邸があるのか、ないのか存在感が希薄になっているのはよくない。

社民党も歴史的大敗をしたのだが、深刻な総括論議をしなければならない。「沖縄」でこそ支持率第一党になったものの長年にわたる減退傾向に歯止めはかかっていない。このブログでも、率直にその原因はどこにあったのかを明日以降は深く掘り下げることにしたい。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 注目! アメ... 「比例区は政... »