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昨日の教育基本法特別委員会での質疑は大きな反響があり、朝日・毎日・共同などが取り上げてくれた。タウンミーテイングが「やらせ」×「やらせ」の二重だまし構造になっていたのではないかという重大な疑惑が浮上したからだ。「発言者」も事前依頼済みで、会場にぎっしり座る観客も、65%が「関係筋招待者」=動員された公務員等だとしたら、「国民を前に自由に意見交換」ではなく、土曜出勤の公務員の前に大臣とゲストが訓示をたれて、おまけに入れてもらえた「一般参加者」が手をあげて発言を求めてもなかなか指されない。(事前発言依頼者優先のため)
しかも和歌山県などでは「事前申込み者」の意見リストが作成されていて、ここに○・△・無印などの評価がされている。○をつけた意見をもとに、文部科学省が発言例を作成したのだろうか。とんでもないことである。

明日は、沖縄知事選挙応援で沖縄へ。そして、明後日は、教育基本法特別委員会の2回目の公聴会で大分県に入る。しかし、ここでは名古屋で頼んだ高橋哲哉氏のような「教育基本法を変える必要はない」という論者はいない。社民党枠が少数議席であるということで、自民・公明・民主推薦の3人のみが語ることとなる。仕方がないから、教育基本法を守れという主張をこめての発言としたい。

15日・16日の採決と聞いて、私の周辺でも市民運動や個人が動き始めている。今日は、14日に予定されているアピールの呼びかけが届いたので紹介することとしたい。どうか、皆さんの手で広げていただきたい。


   「教育基本法改定に反対する緊急アピールの会」
       アピールと記者会見のお知らせ

すでに、報道もなされているとおり、「教育基本法改定」の採決が来週末までには行なわれそう、という大変な事態を迎えています。理事会では、与野党の攻防が続いていますが、二度の地方公聴会、中央公聴会(予定)と、少しずつ歩を進めながら、採決に持ち込みそうな気配です。
本当にこの法案を通してしまったら、日本は「美しい国」どころか、大変「見苦しい国」に成り果ててしまう、という大いなる危機感をもっています。断固これに反対する意を表するために、別紙のような「『教育基本法改定』について、「呼びかけ」してきました。各地でさまざまな反対運動が取り組まれ、教育基本法改正全国連絡会も連日行動を起こしていますし、国会前では毎日座り込みの抗議行動がおこなわれています。しかし、マスコミもほとんどそのような動き、そして教育基本法の本質的な問題をなかなかとりあげてきませんでした。
そこで、瀬戸際にある今、以下のように緊急アピールを発表し、記者会見をおこないたいと考えています。アピールに対しては、続々と賛同してくださる方々が名乗りをあげておられます。ぜひともお集まりくださいますよう、おさそいいたします。

  



11月8日
             教育基本法改定に反対する緊急アピールの会(仮称)
                               
事務局・星野070(5554)8433
 

〈よびかけ賛同人〉〈11月10日現在〉

井上ひさし(作家)、池田香代子(翻訳家)、石坂啓(マンガ家)、伊藤真(伊藤塾塾長)、魚住昭(ジャーナリスト)、上原公子(国立市長)、岡本厚(「世界」編集長)、落合恵子(作家)、奥地圭子(東京シューレ主宰)、鎌田慧(ルポライター)、北沢洋子(国際問題評論家)、小森陽一(大学教授)、斎藤貴男(ジャーナリスト)、斎藤次郎(教育評論家)、早乙女勝元(作家)、佐高信(評論家)、鈴木力(編集者)、竹下景子〈女優〉、高橋哲哉(大学教授)、俵義文(子どもと教科書全国ネット21事務局長)、星川淳(翻訳家)、無着成恭(住職)、毛利子来(小児科医)、渡辺えり子(劇作家)〈敬称略〉




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