TOP PAGE BLOG ENGLISH CONTACT




お盆休みも明けたというのに、臨時国会の招集日さえ決まらない。自民党の国対幹部に聞いたら、「民主党の山岡国対委員長が12日と発表されているので、そのあたりじゃないでしょうか」と他人事のよう。公明党が早期召集による、「給油法案 」再議決に強く難色を示しているためだという。与党内の調整が難航して、発表することも遅れているようだ。

永田町に長いこと引き継がれている口承伝説がある。それは、「どんなに国民が非難して、マスコミが一斉に政権批判をしても、3か月経てば怒りが薄れ、半年経つとウソのように忘れる」という経験則だ。「耐震偽装」や「防衛省汚職」は残念ながら、そうかもしれない。しかし、「年金記録問題」「後期高齢者医療制度」「格差社会と非正規雇用」などのテーマは、半年で忘れられるものではない。参議院選挙でお灸をすえたから、総選挙では与党も頑張ってもらわなきゃという過去のパターンも通用しそうにない。

このところ、財務省に近い「財政再建派」の閣僚たちも、「消費税増税」をピタリと口にしなくなった。総選挙の洗礼を受けて、何とか政権を維持したら必ずやるのが、「消費税増税」である。しかし、この与党逆風の時に「いかに死んだフリ」をするのかが大事だと、彼らは計算している。

共謀罪も、ふたたび頭をもたげてくる気配だ。総選挙を与党が乗り切ったら、必ずやってくるのは目に見えている。こう考えると、飲み込みやすくて消化のいいメニューを並べた『マニュフエスト』など意味はないと思う。

臨時国会がいつ始まるのか。この日取りによって、福田政権が解散・総選挙に踏み切るのか。看板を替えて麻生政権で臨むのか。その時期はいつかということが判ってくる。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 多摩川の花火... ムシャラフ辞... »