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激しい激しい東京都議会選挙が終わり、過密日程の日々も終わった。曇天の中、着々と投票が進んでいる。16時現在の東京都選挙管理委員会の推定投票率は32.16%(前回27.27%)だという。4.89%のプラスだが午後8時までにどこまで伸びるかどうかが大勢を決めることになる。期日前投票も伸びているというので、低投票率の記録を毎回刻んできた都議会議員選挙への関心は高いというべきだろう。今夜の投票結果を受けて、明日はテレビ朝日『スーパーモーニング』に朝8時半から生出演する予定。夜の『TVタックル20周年企画第2弾』も収録しているので、ここにも顔を出す予定。テレビは断片的な発言しか出来ないが、さいわいブログで詳細なデータや活動報告を読んでくれる読者が増えているので、「断片」であっても、いくつもの「断片」をつなぎあわせて「全体像」をイメージしてもらえるとありがたい。

児童買春・児童ポルノ禁止法の審議が始まったのが6月26日だが、その後に『どこどこ日記』へのアクセス数が上昇し、13万IP/43万5000 PV(6月28日~7月11日)と多くの人に見てもらっている。「政治」を遠目に見ていた若い世代が、国会の審議次第で法律が制定され、あらたな領域の「犯罪」が定義されて捜査が始まるというリアリティに、たくさんの御意見もいただいた。今のところは、新聞・テレビなどのメディアは「規制推進派」一色で、私のような「慎重派」のインタビューやコメントなどは掲載していないが、この問題の議論をもっと深く、精緻に積み上げていけば状況は変わる可能性がある。

 今日の東京都議会議員選挙の結果を受けて、明日から永田町は一挙に流動化する。自民党内からは「麻生自発的退陣要求」の声が高まり、「総裁選で表紙取り替え」に向けて走ろうとする力と、「自分の手で解散・総選挙」を決断したい官邸との間の綱引きが激化する。そして、私たち野党は自民党の状況を見ながら「内閣不信任案」を提出する準備をしている。つまりは、明日からの国会は誰も「こうだ」と予想できない解散前大政局に突入する。

「児童ポルノ禁止法」が抱えている問題点をしっかりとクリア出来る環境は、この解散前大政局の時期ではないと思う。新たな国民の審判を受けた新国会で再起動させるのが民主主義の智恵ではないかと私は思う。







この間、CSで討論した番組がネット上で公開された。

『総選挙を問う「争点はこれだ!」』(日本テレビ系CSで6月18日放送)

番組の映像はこちら



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