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福島みずほさんの父、福島行人(ゆきと)さんが亡くなった。17日の木曜日の夜に容体が急変し、気丈な彼女は翌日の参議院厚生労働委員会での野党3党提案の雇用対策4法案の審議に参加して宮崎に飛んで帰るはずだったが、残念ながら間に合わなかった。今日は、宮崎メモリドホールのお通夜に杉並区内での街頭演説を午後3時に終えて電車と飛行機を乗り継いで駆けつけた。1時間あまりの読経と参列者の御焼香を終えて、福島みずほさんが挨拶した。

「私の父、行人は小さい頃からドライブに連れていってくれたり、誠実な家族思いの父でした。父は宮崎銀行につとめていて、県内を何回か転勤しましたが、真面目に働くまっすぐな一本気な人で、仕事が終わると家族団欒を大切にする人でした。
よく遊んでくれた父でした。
父は特攻隊の生き残りでした。四国で明日にも出撃という時に滑走路が爆撃されて飛ぶことができなくて生き残りました。父が特攻に出ていたら父も私もいなかったことになります。『平和が大切だ』ということを子どもの頃から父に教わってきた気がします。残された最愛の妻と呼んでいた母をどうかよろしくお願いします」

私も7年前の11月、韓国にいて父の死を看取ることが出来なかった。最後に寝たきりになっていたが、ごく普通に会話することが出来て、容体が急変したという様子も共通点があるような気がした。生前、お目にかかることはなかったけれど、毅然と生き抜いた福島さんのお父さんのご尊顔に合掌した。

(告別式は明日、10時30分より宮崎メモリドホールにて)




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