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徹夜国会での攻防が続いた昨晩から未明にかけて、安倍総理の表情はくもっていた。今日も、衆議院内閣委員会で答弁する姿を間近かで見たが、「連続強行採決」で社保庁改組「日本年金機構法案」と、5年時効解除の「特例法」を通した勢いはまるで感じられない。「強行採決」に慣れきった与党は、国民生活に直結する年金の扱いも粗雑だった。そして、今日もまた「公務員法(天下り人材バンク)」法案を内閣委員会で強行採決する予定だったが、直前でブレーキがかかった。いったい、何を焦っているのか。美しい国とは、「ウムを言わせぬ国」のことを言うのだろうか。

5月17日に記者会見して、社民党から夏の参議院選挙予定候補として公認を受けた上原ひろ子さん(前国立市長)と国会をかえよう会のウェブサイトが立ち上がった。ぜひ、アクセスしてみていただきたい。国会での「数の横暴」を阻止するには、「議席」を獲得するしかない。安倍内閣が「改憲」を争点化しようとさえしている時に、何としても実のある論戦を展開しなければならない。上原ひろ子さんが国政に挑戦する理由を、以下のように書いている。

[引用始め」

私が国政に挑戦する理由
頼られる党=面白い党へ

 国民投票法(憲法改正手続法)が可決され、いよいよ、憲法九条の危機が迫ってきました。社民党がこのまま衰退していったら、リベラル市民の受け皿が、共産党だけになってしまいます。いまの右傾化をくい止めるには、やっぱり社民党を再生して、「頼られる党 = 面白い党」にしていくことが必要でしょう。
 いまの社民党、「昔から聞きあきたコトバを繰り返しているだけの党」と思われてはいませんか。ホントは、党員・支持者をふくめて、面白い人、個性的な人たちがいっぱいいるのですが。そんな人たちが、目いっぱいに面白さを発揮して、多くのリベラルな人たちを引きつけることのできる党にしなければならないと思うのです。
 もし私が当選できたら、党名変更もふくめて「魅力的なリベラルの党」への、思い切ったイメチェンを提案していきたい。数年後の国民投票で、民主党は九条改憲へ向かうかもしれません。そのときには、民主党内の護憲派の人たちにも参加していただけるような党に、いまからイメージを変えておくことが必要だと思います。

市民と社民党のつなぎ役を担いたい

 私はこれまで国立市長という職務のかたわら、「マガジン9条」というウェブサイトに、ボランティアとして参加してきました。ほんとうの一般市民の方たちが、九条への思いを託して、肩肘張らずに軽く楽しみながら憲法を考えようとするささやかな運動です。でも、そのやわらかさが草の根の支持を得て、1ヶ月に10万アクセスを超えるようなサイトに成長しています。このような運動が各地で地道ながら起こっています。
 「頼られる党 = 面白い党」を作るためには、このような全国の市民グループのエネルギーを社民党に集中させることが大切です。各地の市民グループこそ「面白い党」への脱皮をうながすエネルギー源です。
 いまの社民党が閉じられた党だとは思っていませんが、さらに開かれた党になるように、私は市民グループとのつなぎ役を担っていきたいのです。
 たとえば環境問題を考えるグループとの連携。いまや、護憲と環境をセットで捉える視点が必要になってきました。「九条は守れたけれど、温暖化は防げない」じゃ、なんのための九条かということになります。九条って、人間の命を守るための条文ですから。
 誰かが言っていましたが「温暖化は大量破壊兵器」なのです。しかし、温暖化を防ぐために原発を、という意見には賛成できません。CO2 抑制に有効と、電力会社や政府が自賛していた原発での事故隠しの惨状が、次々に判明しました。もしチェルノブイリ級の事故がどこかで発生したら、それはヒロシマ・ナガサキの再現ではありませんか。
 それらのこともふくめて、経済効率一辺倒で自由経済至上主義(の自民党)では、市場の論理で地球温暖化は防げません。

以上のようなことを、真剣に考慮した結果、私はこのたび、参議院選挙に挑戦することを決めたのです。(上原ひろ子)

[引用終わり]

上原さんの決意をしっかり受け止めて、大きなうねりを創り出していきたい。


集英社文庫編集部から電話があって、92年に出版した『いじめの光景』(保坂展人著)が9年ぶりで増刷になることになったという。総計で12万部となったと聞いて驚いたが、子どもをめぐる状況がほとんど改善されていないことに責任を感じる。つまり9年前に記した「いじめ」をめぐる子どもたちの現場が、ほとんど変わらずに再生産されいるといういうのは深刻なことだ。

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