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 明後日から東京都議会議員選挙が始まる。今日も永田町では自民党内の虚々実々の駆け引きが続いていて、都議選前の明日2日の解散を念頭に置いていた麻生総理は自民党内の反麻生グループに手足を縛られ、連日「日替わり発言」を繰り返している。出来れば、内閣の改造に着手して解散へとなだれこみたいようだが、状況が混沌としていて、どこで何が動いているのかが定かでない。しかし、麻生迷走がどのように展開しようとも、7月12日投票の都議選が総選挙の始まりにほど近い前哨戦となるのは間違いない。都議選には、以前に増して、関心も高まってきているように思う。

 社民党は、大田区と練馬区で立候補予定候補を公認している。大田区の方は矢野あつ子さんで、かつて広報担当の職員として私の下で働いてくれた頑張り屋の女性。大田区は民主党も4人が立候補を予定していて14人が8議席を争う激戦区。根性で頑張りぬいて議席を獲得してほしい。また、練馬区では中川直人さんが立候補する。中川さんは、社民党都連合幹事長で、連日の街頭演説でたくましく日焼けしている。このふたりの公認候補を都議選の期間中、後押しすることになる。

 そして、総選挙近しの状況下で東京8区(杉並区)でも、6議席を11人が争う激戦となる。野党協力で連帯する4人の都議候補(現職3名・新人1名)に頑張ってもらいたい。現職から紹介すると、田中良さんは、4期目のベテランで都議会民主党幹事長。1960年生れながら、落ち着きのあるナイスガイだ。現在、闘病中の浅野史郎さんの都知事選挙の時、菅直人さんと共に連日の意見交換をしたことから知り合った。

 門脇ふみよしさん(民主党)は、当選一期目で、毎日、駅前で演説を続け、地道な活動を積み上げている。私の事務所も、門脇事務所の至近距離にあり、地元に根ざした日常活動のきめ細かさに敬意を払っている。福士敬子(よしこ)さんは、3期目の無所属市民派で都議会では「ピリリと辛い」存在だ。新銀行東京の新設、都青少年条例の強化など、石原都政の絶頂期にも「おかしいものはダメ」と反対した筋金入り。

 また新人の坪井まりさんは、東京・生活者ネットワーク運動の公認・民主党推薦で挑む。生活クラブ生協の役員を経て、東京コミュニティパワーバンク理事長として市民運動やNPOに融資をする市民銀行を運営する仕事の中心にいた。杉並・生活者ネットの事務所も互いに窓から覗ける距離にある。

 長年、活動してきた世田谷区では、東京・生活者ネットワーク公認の西崎光子さんを応援している。民主党・社民党の推薦だ。東京6区でもしばしば私の集会に参加してもらい、都議会での活動報告を何度も頼んできた。野党協力で、自民・民主の二大政党の風に吹き飛ばされないように、市民の代表として頑張ってほしい。

 こうして見ると、練馬・杉並・世田谷・太田と都内西南部に偏っているが、総選挙は全都で行われる。社民党東京ブロック比例区候補として公認発表した池田一慶さん(29歳)が、東京全体を駆け回る予定だ。「派遣の立場から社会を変える」というスローガンで、自らの体験を下にして派遣村での出来事を訴える演説は、多くの人々の胸に届くはずだ。

 さて、永田町のドタバタ騒動も、もうすぐ終わり。7月12日の都民の審判がどう出るかは、とても楽しみだ。土砂降りの雨や高温、紫外線をもろともせずに私も走ろうと思う。

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