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「年金記録」での政府の嘘は、とどめようもない。一昨日、参議院厚生労働委員会で福島みずほ質問で、「厚生年金の未入力1430万件以外にもう未入力はありませんか」と柳沢大臣に確認すると「もうありません」と大見得を切った。ところが、1999年の社会保険業務センターのニュースに、「船員保険36万件が未入力」と書かれていることに社民党年金プロジェクトは注目した。その点を指摘すると「1950年以前に船員保険の資格を失った年金記録が未入力」という事実を厚生労働省は追認した。

 さらに今日、1942年(昭和17年)労働者保険(厚生年金の前身)から、1954年(昭和29年)までの旧台帳を廃棄している事実を、福島みずほ党首は明らかにした。そもそも、社会保険業務センター文書保存規定に「旧被保険者旧台帳分は原本で保管すること(永年保存)」とある内規違反であると指摘すると、柳沢大臣は驚くべき答弁をした。「マイクロフィルムで保管しているので、マイクロフィルムという形で原本が残っている」という趣旨の苦しい言い訳だ。

 今日の午前中、社民党年金プロジェクトで年金記録が保管されている文京区の社会保険事務局の施設でマイクロフィルムを見せてもらったが、厚生年金の記録はマイクロフィルムで所在を確認し、紙原本を取り出して確認する作業をしていた。マイクロフィルムだけでは、文字がにじんでしまっていたり判読不能のものもあった。だからこそ原本保管が大切なのである。「安心して下さい」と語り続ける安倍総理自らが、情報全面開示を指示するべきではないのか。


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