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 2月5日は、いちはら市民ネット主催の年金講演会(市原市勤労会館)で60人ばかりの観衆に2時間、たっぷり話をした。そして、今日は福岡市教職員組合女性部の招きで年金講演。翌日は、朝一番の列車で佐世保に向かって3回目の取材に出かける。夜は博多に戻り、教育講演会とやや忙しい。
 年金をテーマに話していて気がつくのは、メディアからほとんど消えたかに等しい「年金論議」だが、2月になってふたたび静かに怒りが広がっているように感じる。小泉内閣の「年金改革」を誰も納得はしていないのだ。
 昨年の春から、尊敬するジャーナリスト、岩瀬達哉氏と「年金への怒りに、どうやって火をつけるのか」「あきらめて考えるのをやめるのではなくて,国民的監視網をどうつくるか」テーマに何度か相談してきた。岩瀬氏も、私も、年金問題で専門的知識と論理的に明解な説明で「レクチャー役」「監修役」をつとめていただいた磯村元史氏(函館大学客員)も加わって、あれこれ相談の回数を重ねた。「年金観測所」「年金監視院」などの組織をつくれないか――という相談である。
 構想は豊富に出る。だが、誰かが事務的にとりまとめ、形にしていかなければならない。そこに、登場したのが和多田進氏(ジャーナリスト・元晩聲社社長・元『週刊金曜日』編集長)だつた。和多田氏は「週刊金曜日」を立ち上げた体験を持っていた。全国行脚で予約購読やカンパをつのるという方法だ。「ゆるやかにやろう。最初から大風呂敷を広げてしまうと、後で困ることにもなりかねない。自分たちが出来ることからやっていくのがいい」というのが彼の考え方だ。このチームの名前も、あまり気張らず『年金ウォッチャーズ』とした。我々は年金を監視し続けますよ、あなたも参加しませんか――という感じだ。
 そこで、4月5日に旗揚げ興行をやることにした。下北沢タウンホールで夜6時半開場で、磯村・岩瀬・保坂(スピーカー)和多田(司会)というメンバーで行う。もしかすると、飛び入りのゲストが何人か参加してくれるかもしれない。約300人の会場がいっぱいになるかどうか――今から楽しみだ。日時等、詳しい情報はトップページへ。


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